著者は2015年にでたこの本でデヴューだそうで、まるで知らなかったけど、レヴューで面白そうだから買ってみた。日本タイトルは「弁護士の血」でリーガル・サスペンスは大好物だけど、英題は「THE DEFENCE」だから内容はどうだろう、主人公が弁護士というつながりタイトルか。
462ページの長物だけど、1ページ目から一気に走りだします。普通だとだいたい1/4位に行ったあたりで出るような場面、1/20の25ページに出てくる。
そこを一寸。
「ジャックは今あんたがいるところに座っていたんだよ、ミスター・フリン。三日前のことだ。爆弾そ装着した同じジャケットを着てな。あんたに説明したのと同じことを話した。車のドアを開け、仕事をしにいけと言った」
「ジャックは凍りついた。激しく動揺して・・・・なんて言ったらいいか? 癲癇? 発作を起こしたようになっちまってな。小便が脚の間から滴った。車のドアを締め、うちの事務所に連れていったてわけだ」
でこの後がもっとどぎつい。
アクションの場面が多いし、最後などアンリャと思う展開だけど、裁判の場面やり取りなどはしっかりと進んで面白い。そのアンリャも次々に展開していく話に突飛になることもなく楽しめた。
今年読んだ小説のなかでもトップ・クラスのエンターテーメントだった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます