
「スタンド・バイ・ミー」のロブ・ライナー監督が2017年に作成した米映画。
話はイラク開戦にあたってイラクが「大量破壊兵器」を隠しているという政府の捏造問題についての映画。
真実を正しく、勇気をもって伝える報道者に敬意をもっていて、そんな人たちを扱った映画はよく見るがこれもその一つ。
ニューヨーク・タイムズもワシントン・ポストも政府の流す情報を担ぎ上げるが、ただ1社ナイト・リーダー社の2名の記者、ジョナサン・ランデーとウォーレン・ストロベルが疑問をもち真実を暴く様がえがかれる。
当時の大統領ジョージ・ブシュやドナルド・ラムズフェルト国防長官などの実写がふんだんに織り込まれて緊張感が高まる。
記者役のジェームズ・マースデン、ウディ・ハレルソンの良い演技で画面を緊張させる。
史実の描写だけでなく、9・11後に親の反対を押し切って軍に志願する若者の話や、記者たちの恋やオクサンが描かれて、内容を厚くしていく。
それにしても、ブシュの共和党が熱狂的に支持する言いたい放題で、正しい証拠も示さずにものを決めてい行くこと、今を見ている様。
こんな映画を作る国が、いったいどうして、同じようなことをしてるんでしょうか。
採点 3.5 ツタヤ採点 3.1
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