年に一度現役ピアニストの活動を見て回るのと新しいアルバムをスルーしていたのに気が付くので気になったものは購入して確認する。今年もいくつか手に入れた。その最初がエリック・レニー二、昔のアルバムをきいたけどやはりいいと思う。2018年12月と2019年3月の録音だけらちょっと古くなってしまった。レニー二と出会ったときは凄くシャープとおもったけれど、その後ちょっと路線がかわって付き合いがうすくなっていたけれど、久しぶりに聞くことにした。
路線としてはかわったわけではないけれど、こちらが変わったのか結構いい。変わっているのはピアニストのアルバムなのに2ギターとベースとの組み合わせになっていること。ベースも入れて弦を相手にサウンドを作るということだろうか。これが結構面白い。ピアノはピノでギターをバックに浮かびあっがてくる。ギタリストのお二人は知らない人だけれど40歳代の中堅なのだろう。特にテクニカルな技を見せるわけではない。
4曲目”Eterna Gioventu”なんかはちょっとムード歌謡みたいで、聴きやすい。5曲目もその感じで現に乗ったピアノソロはさすがだからサウンドとしてとても高級感がでてくる。6曲目デヴィッド・ボウイの”Space Oddity”はベースとのデュオでフォギーな感じ。
続く曲も聞きやすい演奏で路線はこう定まっているようだ。昔だったらすこし文句を言ったかもしれないけれど、今はまあいいか。
まだそれほどの年にはなっていないから、もしかしたらまたすごいのも聞かしてくれるかもしれない。
SIX STRINGS UNDER / ERIC LEBNINI
Eric Legnini / Piano
Rocky Gresset / Guitar
Hugo Lippi / Guitar
Thomas Bramerie / Bass
1 Boda Boda 4:35
2 Doo We Doo 5:16
3 Breakfast At Dawn 5:04
4 Eterna Gioventu 3:43
5 Daydreaming 4:07
6 Space Oddity
7 La Mangueira 4:56
8 Stompin' At The Savoy
9 The Drop 4:48
10 Night Birds 3:36
11 The Jive 3:02