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高山清洲・世界平和 人類みんな兄弟

世界平和に導く為の語録

血の叫び48 福島で隠されていること

2012-06-23 22:15:54 | 海洋汚染

いつもお読み頂きありがとうございます。

金曜日、永田町首相官邸前には今度はなんと45,000人もの人々が集まり、原発再稼働に反対を表明しました。

今回は取材はあったものの、東京新聞とIWJを除いて報道はなし。

国民のものである筈のNHKも、このことを伝えなかった。というよりは積極的に無視を決め込んだようです。

これだけの人数が集まり、反対を積極的に伝えているのに、官邸では何事もなかったかのよう。

一体この国のメディアは誰のものでしょうか?

2012/06/22大飯原発再稼働抗議に45000人!紫陽花革命@首相官邸前

集まった人々は安全な暮らしを守りたいだけ、そしてこの国を今よりも汚さずに未来へ渡したいだけ。

二度と福島で起きたようなことを起こしたくないだけ、

決して暴力的な手段には訴えず、粛々と声を上げ続けるだけ。

 

それを、なぜこうも無視しなくてはならないのか?

 

これよりも大事なニュースとは何なのか?

 

 

報道による無視はこれのみには留まらない。

 

福島では、残念ながら東電はプルトニウムを計測し、内部にのみ知らされている数値がある。

そして彼らは言う。

「新白河はもはや人の住む場所ではない」などと。

 

しかし、彼らは「公表は出来ない」と。

 

東電は勝手に値上げの依頼の文面を各企業・各家庭に送りつけ、違法性の高いこともしており、この中には自社の人件費も多分に含まれている。決してそれは被災者の為の金額ではない。そして値上げは銀行が東電に融資する際の条件だとのこと。

 

東電が一企業であるならば、自社のミスを国民に払わせ、そして銀行に借金を返すべきではないのです。

 

郡山では子どもの被曝による病死と見られる例もとうとう発覚し、大人の女性の白血病も出ています。

勿論、原発事故がなくても子どもの中には病死する者もいるし、大人の白血病もあるでしょう。

しかしながら国は昨年より福島県と宮城県での白血病の統計調査は中止しました。

他の県では継続して病気も怪我も自殺も統計は取られています。

 

また、郡山には避難した人が経済的な問題で戻ってくるケースが相次いでいるとのこと。

主に子どもを連れた女性です。

男性は仕事の関係で移住できず、妻が子どもを連れて避難するケースが多発していますが、避難しなければ(被曝を覚悟すれば)月に10万円の手当がもらえるものを、避難したばかりにもらえなくなります。

男性は給料の他に、移住しなければこの手当がもらえます。

 

一方で避難しても仕事がいきなり決まるわけでもなく、生活の基盤も作れないままの方たちはどうにかこうにかやはり戻る選択をせざるを得ない形になってしまいます。

 

そういう人を、地元に最初から残った方はやはり悪く言うのです。

 

子どもも、マスクをしっぱなしにさせることにより、「弱者」呼ばわりされるなど、マスクをしない子どもらのいじめの対象になりやすいし、実際にそういうケースも発生しています。これについては関東でもいえることなのですが。

 

被曝を恐れることが非国民的ですか?

間違っているのですか?

 

東電は数値を隠し、国も報道さえせず、医療行為にも制限を設けています。

医師にとって医局にそむくことは勇気のいることなのです。

だから、甲状腺に異常が見られた35%の子どもたちの再検査はなかなか受けることは難しく、被曝の疑いを口にすることすらタブーとなっているのです。

 

誰の為の国家で、誰の為のマスコミで、誰の為の医療でしょうか?

誰の為にこれらの措置が取られているのでしょうか?

その上、原発再稼働の声を無視をする・・・

 

いい加減、あんまりではないでしょうか?

 

更に情報が入りました。

 放射能による汚染水の処理についてです。

国内で処理をすれば1t当たり25万円で処理できるものを

フランス1t当たり2億円で処理を依頼しているとのこと。

 

更に、北九州市での石巻からの瓦礫の受け入れについての問題も発覚しました。

それは、処理すべき瓦礫がない!!!ということです。

 

既に現地での処分が決まり、鹿島JVが受注済みでそこに600億円近くの税金が支払われます。

が、北九州は瓦礫もないのに更に税金だけもらうことになっているというのです。

 

これは北九州の弁護士らが調べた結果であり、瓦礫の実測値が発注当時よりも少なかったことに由来するものだとのこと。

しかしながら、訂正の予定も今のところはなく、無駄に税金が使われようとしています。

輸送費も、処理費用も。

 

 

これでどうやって増税するというのでしょうか?

国家が末期に見えてくるのは気のせいでしょうか?

誰が儲かりますか?政治を担っている人間が儲かるのではないですか?

 

 

まるでフランスで起きた革命前夜のようですらあります。

国民の窮乏を顧みるに遅かったアントワネットのように、自分達の利益追求にしかもはや目がいかなくなっている政治家たち。

 

増税を反対する小沢氏に対しても夫人と名乗る人物の手紙をねつ造し、大衆週刊誌がそれを取り上げ、著名人を使ってまことしやかに分析までさせている。これがねつ造であることは、手紙の中に小沢氏が放射能を避けて千葉の海で獲れた魚を食べなかったとありますが、彼が千葉の漁師らと共に釣りに出て、醤油をかけて刺身を食べている写真も公開済みです。

また、手紙とされる字体も夫人のものとは異なるのです。

 

 

 

あろうことか、文春がこれを無視してあたかも既成事実であるかのように操作をしている。

いつも民衆よりだと貫いてきたジャーナリストらが、それに乗っかって記事を書いている。

 

メディアは誰のものですか?

 

 

更に、千葉の我孫子市の市民持込食品検査結果(6月第3週)によれば、

びわ62ベクレル/kg 

精米9ベクレル/kg 

山椒33ベクレル/kg 

青紫蘇26ベクレル/kg 

グリーンレタス12ベクレル/kg 

梅41ベクレル/kg 

夏蜜柑(皮ごと)113ベクレル/kg 

 

勿論、食べることの出来るその他の食品があります。

食品、です。食べ物。

 

誰がこんな国にしたのでしょうか?

儲けているのは税金を取る側だけではありませんか?

国民を被曝させ、衰えさせ、税金を余分に徴収し、更に無駄な瓦礫処理や汚染水処理、除染処理で儲けている。

 

 

今日もお読み頂きありがとうございました。

 


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血の叫び27 福島で起きていること、日本で起こること

2012-06-03 22:01:38 | 海洋汚染

いつもありがとうございます。

突然ですが、福島では医療関係者にかん口令が敷かれているのをご存知でしょうか?

田中龍作ジャーナルから引用します。

【福島県健康調査】 山下副学長のおふれ 「カルテ見せず」「再検査2年後」

「あなたたちは誰のために仕事をしているのか?」。政府の役人(正面席)を厳しく糾弾する男性は、福島県浪江町から埼玉県への避難者だ。=1日、参院会館。写真:田中撮影=

「あなたたちは誰のために仕事をしているのか?」。政府の役人(正面席)を厳しく糾弾する男性は、福島県浪江町から埼玉県への避難者だ。=1日、参院会館。写真:田中撮影=

 病院で受診したあなたの子供が深刻な病気の予兆を示しているにも拘わらず、診察結果をろくに知らされず、再検査も受けさせてもらえない、としたらどうだろう。子を持つ親が胸を掻きむしるような事態が福島県で起きている。問題の中心にいるのは、「Mr.100mSv」こと山下俊一・福島医大副学長だ。

 福島県県民健康管理調査で、18歳以下の子供38,114人を対象に行われた甲状腺検査。うち386人の子供に結節(しこり)が認められたが、5ミリを超えない場合は、次の検査を受けることができない。次の検査は2年後となる。20ミリ以下の嚢胞(のうほう)も同様の扱いを受ける。

 山下副学長から甲状腺学会の医師あてに「おふれ」(写真)が回っているためだ。「保護者からの問い合わせがあっても次回検査まで追加検査の必要はないことを充分に説明するよう」とする内容である。

 5ミリ以下の結節と20ミリ以下の嚢胞が発見された子供は13,460人。全体の35・3%にも上る。5・1ミリ以上の結節と20・1ミリ以上の嚢胞は186人(全体の0・5%)となった。こちらは「念のため」とされ2次検査の対象となる。


山下俊一・福島県医大副学長からの“おふれ”。「2次検査の必要がないことを保護者に理解させるよう」と告げられている。

山下俊一・福島県医大副学長からの“おふれ”。「2次検査の必要がないことを保護者に理解させるよう」と告げられている。

 

以前、福島県の甲状腺の調査を掲載しましたが、その際に政府に「問題なし」との報告を指示したのが彼です。

記事.jpg


再度掲載します。この「悪性疑いゼロ」という報道の元になったデータがこちらです。

これは常識的に言えば35%以上に既に異常が出ていると書いてあります。


特定の方のことを言うのはどうかとも思いますが、

 

日本経済新聞 2012年2月20日

 

福島原発周辺の被ばく線量、最大23ミリシーベルト
浪江町・飯舘村などの住民ら9747人

 

東京電力福島第1原子力発電所事故を受け、全県民約200万人の健康管理調査を進めている福島県は20日、浪江町、飯舘村などの住民ら計9747人について、事故後4カ月間の個人の外部被曝(ひばく)線量の推計値を公表した。一般住民で10ミリシーベルト以上は71人(0.7%)で、最高値は23ミリシーベルトの女性だった。

 

全体の57.8%が、平常時の年間被曝限度である1ミリシーベルト未満。1ミリシーベルト以上10ミリシーベルト未満が4040人(41.4%)。20歳未満では10代男性1人が18.1ミリシーベルトと高い値だった。

 

記者会見した山下俊一福島県立医大副学長は「放射線による健康影響は考えにくい水準」などと説明している。

 

原発作業員など放射線業務従事者を含めると、最高値は47.2ミリシーベルトだった。

 

外部被曝線量の推計値公表は昨年12月に続いて2回目。昨年12月には、原発周辺の12市町村のうち、浪江町、川俣町山木屋地区、飯舘村の住民計約2万9千人を対象に実施した先行調査で、データがまとまった1727人について公表。被曝線量が最高だったのは飯舘村の男性で、14.5ミリシーベルトだった。



以下、Pink Ribbon氏のブログから転載します。

 

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 山下俊一の311前の講演内容http://einstein2011.blog.fc2.com/blog-entry-570.html参照
山下俊一 
 その結果(チェルノブイリの20万人子供の大規模調査) 事故当時0~10歳の子供に、生涯続く甲状腺の発がん リスクがあることを疫学的に、国際的な協調のなかで 証明することができました。(2009年3月)
山下俊一 
 一方、日本では思春期を超えた子供の甲状腺がんをまれにみるぐらいです。
 その頻度は、年間100万人に1人といわれています。これは欧米、日本、ほぼ変わりません。
山下俊一 
 (エコー検査の結果)われわれも自分の目を疑いました。世界も最初は信じませんでした。
 しかし1991年以降、徐々にこの数がふえていきました。大人では、結節をさわるとだいたい100人に1人か2人にがんの可能性がありますが、子供の場合には約20%が がんでした(2009年3月)

山下俊一 
 (チェルノブイリの調査) そして放射線誘発性の甲状腺がんはすべて乳頭がん でした。
 これは非常に大きな事実であり、 乳頭がんの発生メカニズムを解明できる大きな母集団
 がここにいるということになります。(2009年3月)

【重要】山下俊一 
 同時に、大人と異なり、小児甲状腺がんの約4割は、この小さい段階(超音波で甲状腺結節を見つけて、 1センチ以下、数ミリの結節の事)でみつけても すでに局所のリンパ節に転移があります。
 (2009年3月)
山下俊一 
 ですから、手術の方法はきわめて慎重でなければなりません。すなわち、放射線と健康影響を考えるときに、広島、長崎の外部被ばくの様式と異なり、この地域(チェルノブイリ)の一般住民には内部被ばくの放射線影響があることを示唆しています。(2009年3月)

【最重要】山下俊一 
 いったん被ばくをした子供たちは生涯続く甲状腺の発がんリスクをもつということも明らかになりました。(チェルノブイリの調査結果。2009年3月) 
山下俊一 
 放射性ヨウ素は甲状腺がんの診断や治療にも使いますし、バセドウ病の治療に使っても、その後、甲状腺がん二次発生はありません。大量に使う場合には、甲状腺を破壊しますから、 その破壊された甲状腺の細胞からはがんは発生しないことがわかっています。(2009年3月)
山下俊一 
 ただし、1グレイ、2グレイという線量の被ばくを子供が受けると、明らかに線量依存性になり、甲状腺がんの 頻度がふえるということが疫学的に証明されています。 (2009年3月)
山下俊一 
 現在チェルノブイリ周辺では 約5000例の子供の甲状腺がんが手術をされましたが、 私たちはそのうちの740例しかフォローできていません。 (中略)これからもがんがおこりうるハイリスクグループの検診活動、早期発見と早期診断を続けて行く必要があると考えています(2009年3月)
山下俊一 
 私は2006年チェルノブイリ原発事故20周年にあたり、国連でこの健康影響の報告を一緒にまとめることができました。その結論では、唯一、チェルノブイリの放射線被ばくの住民影響で因果関係が明確になっているのは小児甲状腺がんであるということを、世界中の科学者が再認識しました。
山下俊一 
 チェルノブイリの原発事故後の甲状腺がんの遺伝子変異の特徴が明らかにされつつあります。小児甲状腺がんのほとんどは、染色体が二重鎖切断された後、異常な修復で起る再配列がん遺伝子が原因だということがわかりました。(2009年3月)
山下俊一 
 長崎、広島のデータは、少なくとも、低線量率あるいは高線量率でも発がんのリスクがある一定の潜伏期をもって、そして線量依存性に、さらに言うと被ばく時の年齢依存性にがんリスクが高まるということが判明して います。(2009年3月)
山下俊一 
 主として20歳未満の人たちで、過剰な放射線を被ばくすると、10~100mSvの間で発がんがおこりうるというリスクを否定できません。(2009年3月)

Pink Ribbon氏のブログはこの他大阪での瓦礫のことなど詳しく書かれています。97ベクレルの瓦礫が焼却すると3050ベクレルになることなど、数値と共に具体的に説明されています。


彼のことはwikipediaでも載っています。何が問題になっているのかおわかり頂けることと思います。

 

略歴 [編集]

 

 

福島県放射線健康リスク管理アドバイザーとしての活動とその影響 

 

福島第一原子力発電所事故を受け、2011年3月19日に福島県知事佐藤雄平の要請により、福島県放射線健康リスク管理アドバイザーに広島大学の神谷研二、長崎大学の高村昇とともに就任。「市民との対話を繰り返して放射線の恐怖を取り除くこと」を主眼に、クライシス・コミュニケーションの立場から、福島県を中心に各地で放射線に関する市民講演会を行った[14]3月21日に高村とともに福島テルサで開かれた講演会では「100マイクロシーベルト/hを超さなければ健康に影響を及ぼさない」と発言している[15]。なお、福島県の公式サイトでは平成23年3月22日更新として「10マイクロシーベルト/hを超さなければ」の誤りであると訂正されている[16]。 

 

3月19日には、福島県の災害対策本部を訪れ、報道陣に対し「放射能のリスクが正しく伝わっていないが、今のレベルならば、ヨウ素剤の投与は不要だ」と強調した(読売新聞3月21日)[17]日本における安定ヨウ素剤の予防服用の指標は、予想される被曝量(甲状腺等価線量)100mSv[18](※WHO基準は10mSv[19])と定められているが、3月24日に公開されたSPEEDI[20]ではそれまでの被曝積算量(1歳児・甲状腺)100mSv以上を示す地域が飯館村川俣町、南相馬市をはじめとして広く描出されている。

 

また、福島民友新聞のインタビューに対し「影響があるのは100ミリシーベルト以上の放射線量を1回で受けた時で、将来、がんになる可能性が1万人に1人ぐらい増える」、その放射線量を「CTスキャンを1度に10回受けたときの放射線量に相当する。ただし、CTスキャンは医療に必要であり、CTスキャンが悪いというものではない」と述べた[21]長崎新聞のインタビューに対しては放射性物質が30km圏外にも飛散しているとした3月23日の政府公表に対し「子どもや妊婦を中心に避難させるべきだ。ただし理論値であり、誤差を検証しなければならない」[22]、その後4月1日に飯舘村で村議会議員と村職員を対象にした非公開のセミナーでは、「今の濃度であれば、放射能に汚染された水や食べものを1か月くらい食べたり、飲んだりしても健康には全く影響はありません」[23]と発言した。同日、福島県立医科大学理事長付特命教授の辞令が交付される[24]

 

4月6日、官邸に助言を行う原子力災害専門家グループに招聘された[25]

 

5月7日、自身が所属するカトリック教会でも、さいたまカテドラルで「本当に大丈夫? 放射能 放射能について学ぼう ~山下俊一先生に聞く~」と題する講演を行い[26][27]、さいたま教区長である谷大二司教を責任者として同名のパンフレットが同教区から6カ国語に翻訳して発行され、教区内や避難所等で配布された[28][29][30]

 

5月24日には、公明党福島県本部郡山総支部と同総支部の女性党員や市民による「子どもの成長を育む会」に招かれ、郡山市内で開催されたセミナーの講師を務めた [31]6月21日には、参議院議員会館で公明党の放射線による健康への影響に関するプロジェクトチームと意見を交わし、「(大気など)環境中には(放射性物質は)ほぼない」と強調したが、その一方で国民の不安解消を目的とした線量計の配布が重要であると語った[32]

 

5月27日には、福島県で約202万人の全県民を対象に、3月11日の事故以降の行動を調査することを決定し、福島県民健康管理調査検討委員会の会合が初めて開かれ、山下はその検討委座長に選ばれた[33]

 

一連の講演会では、自分の判断で避難する事は出来るとしつつも[29]、こどもを外で遊ばせていいかという質問に対し、「1時間当たりの空間線量が毎時10マイクロシーベルト以下であれば、外で遊ばせて大丈夫です。マスクをしなくても大丈夫。もちろん普段通りの通学も問題ありません。」と回答した[34]。また同時期、週刊誌の対談で行政に対し「たとえ30キロ圏外でも、必要なら自主的にではなく、命令をもって避難させなければいけない」と言及している[35])。

 

福島県民からの反発や批判を受け、「(福島県)を去るのも留まるのも、覚悟が必要」と発言し、子どもについては「過保護を否定はしないが、子どもには苦労をさせるべきだ。ストレスの中できちんと自己判断する苦労。○×の答えがないグレーゾーンでリスクと便益を判断する。海図のない海に出るのが、覚悟の意味です」と主張し、状況を「僕と県民の我慢比べだね」と評した[36]

 

市民団体「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」は、山下が「100mSvまで放射線を浴びても大丈夫。今まで通り子供を外に出して下さい」という趣旨の発言をしたとして、アドバイザー解任を要求する署名活動を行った[37]。また、反原発活動家で作家の広瀬隆とルポライターの明石昇二郎は、山下を「100ミリシーベルトまでは安全であると繰り返し、福島の人々に被ばくを強要させてきた」として、東京電力会長・社長等と併せて「業務上過失致傷罪」で刑事告発した[38]。これらの経緯から、山下は「ミスター100ミリシーベルト」と揶揄されたり[39]アウシュビッツヨゼフ・メンゲレと比較されたりすることもある[40]


もともとは下記の仕事をしていた方のようです。

 検査被曝の低減化に向けた取り組み 

被曝線量の低減や事故時におけるガイドラインなどの作成を行っているWHOに、放射線プログラム専門科学官として参加してから[63]医療被曝の問題等に対する取り組みを行っている[64][65]。日本は他の国と比べて医療被曝の割合が著しく高いことが知られており、エックス線検査による発癌の累積寄与リスクは3.2%と推定され、これは年7587件の発癌数に相当する[66]

 特に、日本ではX線CT検査による被曝が多く、山下らの研究チームはCT検査被曝の低減化に向けたガイドラインの必要性を指摘し[67]、CTの使い過ぎの原因として、経済的利益以外に、臨床管理や意思決定におけるガイドラインの欠如や患者の期待、医者の臨床的観察よりも先端技術への過信などをあげている[68]。日本では年間、人口1000人あたり290件のCT検査が行われ、頭部における平均の年間実効線量は2.3mSvと推定されている[69]。全CT検査の約3%(114万件)が14歳以下の子供に行われており、15歳以上の年齢グループに比べて、男の子の検査の割合が多く、頭部CT検査の頻度は非常に高い傾向にあるが、総集団線量では腹部器官が最も高くなっている[70]。日本では、子供の頭部CT検査の多くが軽度の頭部外傷によって行われている[71]

アメリカでは、Image Gently(やさしく画像撮影)キャンペーンによって、体の大きさや厚さなどの体格に応じて撮影条件を調整することで子供等への被曝をできるだけ低い線量に抑えるよう、小児科などへの働きかけが行われ[72]、2011年2月には、アメリカ国立衛生研究所などの後援によって、被ばく量低減を推進するための会議「CT被ばく線量管理サミット—1mSv以下の検査をめざして」(Management of Radiation Dose in Computerized. Tomography: Toward the Sub-mSv Exam)[73]が開かれている[74]

 PETを用いた癌検診については、山下らによれば、欧米においてPETは確定診断などの癌診療が主な用途だが、日本では無症状の健康人に対する癌検診の適用が20%も占めていると指摘し、その背景に旅行代理店とのタイアップによるPET検診ツアーのブーム、「被曝線量は2.2mSvと年間に受ける自然被曝線量よりも低く安全」などという偏向情報のマスメディアの過剰な宣伝などもあって、急速に普及しているとされる[75]。PETによる一般健康人のマススクリーンとしての癌検診は欧米では行われておらず、その妥当性と被曝に対する評価報告は余り行われていないという[76]

山下らの研究チームによれば、50-59才の無症状の日本人(癌の平均罹患率、0.3%)の任意の癌検診のためのPET/CTの使用で、陽性適中率(Positive predictive value)はわずか3.3%と見積られ[77]、日本におけるPET/CTによる癌検診は、偽陽性として多くの健康な被験者が実際の便益を得ることなしに、少なくとも6.34mSvの被曝を受けており[78]、これはスクリーニング目的の許容範囲ではないと結論付けられ[79]、癌検診のためのPET/CTの使用は関連するガイドラインによって、細部にわたって規制されるべきとし、健康な人に対してPET/CTを適用することの正当化に関して、さらなる評価が必要としている[80]

 

*なぜこれを付け加えたのかというと、日常的に頼っているCTスキャンにも気を付けて欲しいからです。彼の研究はその意味で意義が深かったといえると思います。

 

つまり、政府の発表は安易に信じないで欲しいのです。

国がやろうとしていること、そして個人が出来ること、また考えることが出来るのではないでしょうか?


今日もお読み頂きありがとうございました。



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血の叫び2 放射線による影響

2012-05-09 00:23:01 | 海洋汚染

いつもありがとうございます。

昨日、放射性物質が崩壊して、セシウム、ヨウ素、ストロンチウムなどについてその原理をお伝えしました。

崩壊することによる放射線がα線かβ線かγ線によってもまた人体への影響が変わるということも分かりました。

 

では、それを受けるとどうなるのか?

まずは写真をご覧に入れましょう。

 

下の写真はウクライナの原発から約30キロの地点のジトーミルという街の羊。

事故後1年の1987年の写真です。

 

 

この写真はベラルーシの写真。子どもの足は癌です。

 

 

この子もベラルーシです。

 

この子の写真は小さくないと見れません。

生まれながらにして障がいを持っていました。イラクの兵士の子どもで、アメリカ軍が使った劣化ウラン弾の影響です。

 

 

また、原発事故による放射線の影響は世界中で見られました。

これは、日本でも1986年のチェルノブイリ原発事故の影響があったことを示しています。

秋田でのセシウム137の降下量が86年だけ数値が跳ね上がっているのが見てとれます。

なぜ秋田なのか・・・

 

 

これは1986年に放射性物質がどこに落ちたのかを示す地図です。

ご覧頂くとお分かりのように、チェルブイリと同じ緯度の地帯に世界中に分布したことを示しています。

日本では東北が該当しました。

 

 

事故から10年から12年後に癌が増加しています。

 

一旦落ち着いたものの、福島の事故による影響は今後無視できないのではないかと思われます。

 

 

以上、簡単ですが、原発事故や劣化ウラン弾などによる放射線は人体に影響があるのだということを書きました。

人口何人当たり何人の奇形児が生まれたのか、など分かる範囲のデータは今後出していきます。

 

「影響がない」とする意見もありますが、「影響がある」というのが歴史が教える史実です。


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血の叫び1 放射性物質についての基礎

2012-05-07 23:04:43 | 海洋汚染

昨年の東日本大震災以来、原発から出ている放射能がずーーっと話題になっています。

それが良いのか悪いのか、一体どう判断すれば良いのでしょうか?

物理学の専門家じゃないし、ある専門家が良いといえば何も問題がないように感じるし、一方で脱原発の人達の話を聞けば

とても恐ろしいもののように感じます。

 

だから客観的に判断できるよう、基礎的なことについて説明します。

出典はhttp://youtu.be/z_5AlpmB4Sgです。

リンクをご覧頂ければおわかりになるかと思いますが、以下、翻訳として出てきているものを書き出しますね。

 

全ての原子は陽子中性子で出来ています。

陽子の数と中性子の数は大体同じで永久に安定しています。

しかし放射性原子は不安定です。

放射性原子の一部は2つの中性子と2つの陽子の粒を投げ出します。

これがα線といってかなり破壊力が強いです。

別の放射性原子では中性子が陽子に変身します。

その時に電子を放出します。これがβ線です。

ガンマ線は原子が安定を確保しようとして別の仕方で崩壊する時に発生します。

γ線は電磁波の一種です。

原子の種類が一緒だと崩壊の仕方も一緒です。

なので放射線を測定するとどのような原子が含まれているか特定することができるのです。

放射線はその原子が何かを証明する手掛かりなのです。

α線はわずかな距離しか飛びません。皮膚や紙などで遮蔽できます。

β線はα線よりも透過力があります。一部は皮膚を透過します。薄い金属で遮蔽することができます。

γ線は3つの中でもっとも透過力が強いです。

γ線はX線に似て皮膚を透過します。鉛やコンクリート、水で遮蔽できます。

 

燃料棒の中にはウランが詰まっています。

その中の3%が貴重なウラン235なのです。

ウラン235は分裂することができます。

ウランを分裂させるのに必要なのはたったひとつの中性子です。

中性子がウラン原子に出会うとウラン原子は不安定になって分裂してしまいます。

核分裂の連鎖反応が始まります。

 

核分裂によってエネルギーが発生します。

それと同時に新しい元素が生まれます。

それがテルル137です。

テルルは放射性廃棄物です。

テルル137は不安定なので崩壊してしまいます。

放射線を放出してヨウ素になります。テルル137は約3秒ごとに崩壊します。

放射線核種の崩壊は偶然起こるものなのでそれがいつ起こるものかを予測することは出来ません。

私達が知ることができるのは半減期だけです。

半減期とは放射性核種の半分が崩壊するまでの期間です。

テルル137が崩壊して出来たヨウ素はキセノンになって、それが崩壊してセシウムになります。

この放射性セシウムは30年以上のとても長い半減期を持っています。

チェルノブイリからドイツに降ったセシウムはたった230gでした。

この半減期の長いセシウムもいつかは崩壊します。

そしてその崩壊にともなって再び放射線が放出されます。

バリウムになってはじめて元素は安定します。

 

崩壊の連鎖反応はこの元素で終わります。

バリウムそのものは放射線を出さないので安全です。

放射性廃棄物がバリウムになる過程で放出する放射線が危険なのです。

 

 

ところでウランは常に分裂とは限りません。

ウランは中性子を吸収することもできます。

中性子を吸収したウランは、超ウラン元素に変化します。

そのうちのひとつがプルトニウムです。

 

プルトニウムは大変有毒で、重い金属です。

そして長い年月にわたって放射線を出し続けます。

半減期は2万4000年です。

ただしプルトニウムの崩壊の連鎖反応が終わって、最後に安定した鉛の元素になるまでは10億年もかかります。

またプルトニウムは突然分裂して他の不安定なありとあらゆる放射性元素にも変化します。

この分裂によって、核廃棄物のなかの放射性元素の数が膨大に増えるのです。

放射性廃棄物の中で、今現在どの元素が崩壊しているのか、誰にもわかりません。

確実に梱包して、しまい込んでおかなくてはいけないということだけは、はっきりと分かります。

それも長い長い年月を。

 

もし、燃料棒が水に浸かっていなければ、燃料棒の温度は数千度に上昇して、そして溶けてしまいます。

原発を止めた後でも、燃料棒が高温の状態が何年も続きますので、水がなくなって燃料が解ける危険は続きます。

溶けた燃料棒は、しまいには圧力容器の外に漏れて出てきます。

そして、原子炉の床を突き破って、外に出てしまうのです。

特に危険なのは、圧力が上昇して、格納容器や冷却用の太い配管が爆発することです。

 

放射性物質を含んだガスや、粒子が、外にばらまかれてしまいます。

ヨウ素129と131、プルトニウム、セシウム134と137、ストロンチウム90

放射線医学に携わる者にはお馴染みの放射性元素で

それぞれがどんな作用をもたらすか、チェルノブイリの事故のあと十分に研究がされています。

 

当時、はじめにヨウ素129と131が大きな負担の原因となりました。

半減期が8日と短く、あっという間に消えますが、一度甲状腺に蓄積すると、何年も後になってから発癌してしまいます。

 

 

セシウムは身体中に吸収されます。

なかでも、筋肉に多く吸収されます。

セシウムの生物学的半減期は120日ですが、それが終わってもこの世からなくなるわけではありません。

(生物学的半減期とは体内に取り込まれた放射性物質が、代謝や排泄などの生物学的な過程により体外に排出され、半減するのに要する時間のこと)

30年経ったあとでも、土壌や植物から半分の放射性セシウムが検出されるのです(セシウムが崩壊すると、β線とγ線が出ます)。

 

ストロンチウム90は骨にたどり着くことが知られています。

骨格の中に入り込んで、骨髄と造血機能に害を及ぼします。

ストロンチウムの恐ろしい点は、普通のガイガーカウンターでは見つけることができないことです(ストロンチウムが崩壊すると、β線が出ます)。

 

再度のプルトニウムは2万4000年の長い半減期をもち、何世代にもわたって環境に負荷を与え続けます。

埃と一緒に吸い込まれたものが肺や骨に蓄積します(プルトニウムが崩壊すると、α線が出ます)。

 

 

初回はここまでです。

ちなみに、補足しますと子どもは甲状腺で成長ホルモンを出す為に天然のヨウ素を取り入れて使います。

だから放射性のヨウ素131は積極的に子どもの甲状腺に取りこまれて蓄積されます。

 

また、ストロンチウムはカルシウムと構造が似ており、積極的に骨に取りこまれます。

 

だから、通常は原発事故の直後はヨードを飲ませるのです。

そして、ストロンチウムを避けるためには良質のカルシウムを先に摂ることで吸収を防ぐことが出来ると言われています。

 


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