ある40代女性の生活

40代女性の生活の一例です。
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歯科技工士: 人生も変える歯の専門家

2009年08月25日 08時08分53秒 | 新聞
昨日の朝日新聞夕刊に、「凄腕つとめにん 歯科技工士 湯浅直人さん 人生を変える仕事。妥協できない」という記事がありました。

差し歯や入れ歯を作る専門家が、歯科技工士です。

湯浅さんが担当した女性で、最初に会ったときはうつむいて、聞き取れないほどの小声で話す患者さんがあったそうです。

前歯が、神経を抜き、茶色に変色していました。

どんな義歯にしたらいいか、いつものように会話からはうまく探れなかったため、隣の歯の参考に作り、歯の上部と下部で濃淡が異なる特徴も再現してみました。

治療が終わって1週間後に会った女性は、まるで別人だったそうです。

はつらつと前を向き、「やっと私の歯が戻ってきました。ありがとうございます」と言われました。

忘れられない思い出になっています。

特に人目につきやすい前歯にはこだわるそうです。

歯の色は、人によって無限とも言えるほど様々です。

陶製の義歯にポーセリン(陶器の材料の粉)を薄く塗り、900~1000度で焼きます。

微妙な色合いを出すため、20回程度、この作業を繰り返します。

湯浅さんの色の再現技術は、業界内でも評価が高く、「2008年技工登竜門」で優秀賞を獲得しました。

卒業した東邦歯科医療専門学校で非常勤講師も務めます。

電車に乗っていても、外で食事をしていても、つい人の口元を見てしまい、「どうすればあの色が出せるだろうか」と考えてしまうとのことです。
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高齢化で、ニーズが増す仕事と記事にありました。

80歳になっても20本以上自分の歯を保とうという「8020運動」を国が行っていて、2005年に初めて「80歳以上で20本以上」の人が20%を超えた(厚生労働省、歯科疾患実態調査)そうです。

湯浅さんは若手ながら、歯科技工士になっての7年間に600本の歯の色を再現したということです。

写真では、作業台のパソコン画面に、担当の方の歯の拡大写真があり、それを確認しながらの作業のようでした。


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オリエント急行: 12月最終便、128年の歴史

2009年08月25日 07時19分14秒 | 新聞
昨日の朝日新聞に、「オリエント急行、年内廃止 英紙報道」という記事がありました。

オリエント急行が、今年12月で終了になるのだそうです。

イギリスの新聞、インデペンデントが8月22日に伝えました。

アガサ・クリスティの推理小説でも有名なオリエント急行は、1833年に運行を開始しました。

最盛期にはパリ(フランス)からイスタンブール(トルコ)までを運行し、欧州大陸の大動脈として活躍しました。

第2次世界大戦後は、自動車や飛行機に押され、2001年にはパリ~ウィーン(オーストリア)、2007年にはウィーン~ストラスブール(フランス)に縮小されていました。

今年12月12日午前8時59分に、ストラスブールに到着する列車が最終となる予定とのことです。
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列車を扱ったテレビ番組で、各国のレールを乗り継いでオリエント急行がイスタンブールまで行く様子を見たことがあります。

それが可能なように、レール等の規格が統一されているのにも感心しました。

できれば一度乗りたいと思っていたので、残念です。


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