『R25』(2009年3月5日号、No.228)に、「国によって意味が違う?「政教分離」のお国柄とは・・・」という記事がありました。
『R25』は、若いサラリーマン向けのフリーペーパーで、インターネット版もあります。
アメリカのオバマ大統領の就任式で、リンカーンが使った聖書の上に手を置いて宣誓しました。
日本でだったら、「政教分離の原理」に反すると問題になりそうなのに、アメリカはどうなっているのか、という疑問から始まっていました。
政教分離の原則とは、その名のとおり、国家と宗教を分離する原則のこと。
日本では、戦前、戦中に神道が国教化され、戦争に突き進んだ反省から、憲法でいかなる宗教的活動を禁じているのだそうです。
アメリカの場合は、「Separation of Church and State(国家と教会の分離)」で、国家が特定の宗教に特別な便宜をはかったり、国教を定めることが禁じられているだけです。
かりに特定の宗教が政治に深くかかわったとしても、それは政教分離に反することにはならないとのことです。
「信教の自由」も認められているので、大統領が就任式で聖書に手を置いて宣誓するといった宗教的行為も問題ありません。
フランスは、日本と同様に政教分離に厳格なので、アメリカのようなことは考えられません。
一方、英国は、英国国教会という国教まで存在する緩やかな政教分離の国もあります。
背景には、いろいろな歴史があり、日本は戦後に政教分離という概念が完成された形で入ってきたので、その意味を考える機会があまりなかった、とのことです。
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アメリカのキリスト教が関わった政治は、ずっと不思議に思ってきました。
こういう背景があるのですね。
『R25』は、若いサラリーマン向けのフリーペーパーで、インターネット版もあります。
アメリカのオバマ大統領の就任式で、リンカーンが使った聖書の上に手を置いて宣誓しました。
日本でだったら、「政教分離の原理」に反すると問題になりそうなのに、アメリカはどうなっているのか、という疑問から始まっていました。
政教分離の原則とは、その名のとおり、国家と宗教を分離する原則のこと。
日本では、戦前、戦中に神道が国教化され、戦争に突き進んだ反省から、憲法でいかなる宗教的活動を禁じているのだそうです。
アメリカの場合は、「Separation of Church and State(国家と教会の分離)」で、国家が特定の宗教に特別な便宜をはかったり、国教を定めることが禁じられているだけです。
かりに特定の宗教が政治に深くかかわったとしても、それは政教分離に反することにはならないとのことです。
「信教の自由」も認められているので、大統領が就任式で聖書に手を置いて宣誓するといった宗教的行為も問題ありません。
フランスは、日本と同様に政教分離に厳格なので、アメリカのようなことは考えられません。
一方、英国は、英国国教会という国教まで存在する緩やかな政教分離の国もあります。
背景には、いろいろな歴史があり、日本は戦後に政教分離という概念が完成された形で入ってきたので、その意味を考える機会があまりなかった、とのことです。
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アメリカのキリスト教が関わった政治は、ずっと不思議に思ってきました。
こういう背景があるのですね。