オバマさん： 飼い犬が決定

昨日の朝日新聞に、「「ファーストドッグ」決定　ミシェル夫人、米誌に語る」という記事がありました。

オバマ大統領の一家が飼う「ファーストドッグ」が決まったそうです。

犬種は、ポルトガル・ウォーター・ドッグで、大統領の公約通り、動物愛護団体が保護している犬から選ばれるということです。

長女のマリアさんが、犬アレルギーを持っているため、アレルギーを起こしにくい犬種が優先され、候補が絞り込まれていました。

ミシェル夫人は、「気質が良いとされていて、大きさも中くらい」と決め手を語り、周囲からの勧めもあった、とのことです。
-----------

犬がホワイトハウスに来るのは、４月の春休み後だそうです。

ポルトガル・ウォーター・ドッグは、インターネットで見ると、漁の補助犬として働いていて、全体に毛を刈り込む飼い方もあるようです。

日本では珍しい犬種のようですね。

台湾： 人生を語るスープ

昨日の朝日新聞国際欄に、「特派員メモ　馬公（台湾）　人生語るスープ」という記事がありました。

「島の取材は不思議と面白い話に出会うから好きだ」という最初の１文に惹かれました。

台湾海峡に浮かぶ島の港町、馬公で、朝早く目が覚め、町をぶらついたそうです。

香ばしいにおいに引きよせられてたどり着いたのは、北京風の牛の内臓等を煮込んだ庶民派のスープの店でした。

牛雑湯（スープ）を一口すすると、朝の眠気が吹っ飛ぶうまさでした。

店の入口にイスを置いて客の入りを見守っていた店主の李宝成さん（８８歳）に、「おいしいです」と言うと、北京なまりで「そうだろう！」と応じられました。

李さんは、北京出身で国民党軍の兵士でした。
１９４９年に国民党が共産党との内戦に敗れ、台湾に撤退した際に大陸を離れました。

１９６８年に退役し、故郷の味を再現する店を出したら大繁盛しました。

連日、朝４時半には店を開け、昼前には売り切れるということです。

今年は中国の建国６０周年。
台湾への撤退から６０年でもある。
ということでした。
-----------

「濃厚なスープを飲みながら、見知らぬ土地に大勢の人びとが移り住み、様々な思いを抱えて生き抜いた日々の重さを味わった」と書かれていました。

特派員の野嶋剛さんの記事です。

味わいのある文章だと印象に残りました。