ルーツな日記

ルーツっぽい音楽をルーズに語るブログ。
現在、 フジロック ブログ と化しています。

フジロックの10曲

2009-08-01 08:15:12 | フジロック
月末恒例の今月の10枚!と行きたいところですが、今回は7月末恒例のフジロックの10曲です。フジロックで聴いた名曲、レア曲、名演奏、珍演奏の数々から、個人的に印象に残った名場面を選んでみました。

JEFF LANG / London(7/24 heven)
PATTI SMITH / Gloria(7/24 green)
THE NEVILLE BROTHERS / Amazing Grace~One Love(7/24 white)
ZAZ / DANS MA RUE(7/25 cafe de paris)
ELI "PAPERBOY" REED & TRUE LOVES / I Want You Back(7/25 orange)
PRISCILLA AHN / Are We Different(7/25 orange)
FUNKY METERS / Hey Pocky way(7/25 heven)
BOOKER T. / Time Is Tight(7/25 orange)
CLAP YOUR HANDS SAY YEAH / Upon This Tidal Wave Of Young Blood(7/26 white)
DICK EL DEMASIADO / ?(7/26 cafe de paris)
SEUN KUTI & EGYPT 80 / Na Oil(7/26 orange)

はい、すいません、11曲です。これでもずいぶん悩みました。ジェフ・ラングは楽しみにしていた「If I Had Possession Over Judgment Day」や「The House Carpenter」は残念ながらやりませんでしたが、美しすぎるこの曲で昇天。彼のスライド捌きにヘヴンが恍惚とした雰囲気になりました。パティは何と言ってもこの曲でしょう!メドレーな感じで前半部分はやりませんでしたが…、ま、後半部分だけでも充分でしょう! ネヴィルズはどの曲でも良かったんですけど、やっぱり野外でアーロンの「Amazing Grace」は至福過ぎました!そしてシリル抜きでは無いだろうと諦めていたまさかの「One Love」。感動でした。

そしてフジに出るまでまったく知らなかったZAZ。カフェ・ド・パリの雰囲気と呼応した素晴らしいステージでした。エディット・ピアフの「padam padam」なども良かったのですが、2日目のアンコールで披露したこの曲が個人的ベスト。これもピアフの曲ですか? とにかく素晴らしかった!!「padam padam」もそうなのですが、シャンソンと言うより、ジプシーやフラメンコのように情熱的に歌うんです。もう痺れまくりでした。あんまり良かったので、3日目もフラフラとカフェ・ド・パリへ行ったのですが、アンコールは無かったんですよね~。

イーライ・リードは熱すぎる程のファンク/ソウル魂を見せつけながらのまさかのジャクソン5。プリシラ・アーンはもっと彼女の歌にグッたきた曲は沢山あったのですが、敢えて彼女が一番笑ったこの曲を。何故笑ったかはまた後日書きますね。ミーターズは私の大好きな曲。そのミーターズと被っていてほとんど観れなかったブッカー・T ですが、アンコール前にやったMG’Sのこの名曲には参りました。ひたひたとそしてジワジワと鼓舞するようなサザン・ビートに、ふわっと乗るハモンドの音色! これですよね~!!堪りませんでした。間に合って良かった…。

3日目、ストーン・サークル近辺で遊んだ後、さあ、木道亭のレーベンを観に行こうと思ったのですが、その頃、オレンジ及びヘヴン周辺はこれから始まるソウル・フラワーと、終わったばかりのサニー・デイの観客でごった返していました。何とかヘヴンを抜けたものの、ホワイト方面へ向かうトイレの辺りで動かない…。左側の森越しに木道亭が見えるのですが、既にもの凄い人が集まっている。たとえたどり着いてもこれは観れないか…?と気持ちが折れ、途中のホワイトでクラップ・ユア・ハンズを観る。しかしこれが良かったんですよ! ま、基本的に大好きなバンドですしね。「Is This Love?」も良かったですけど、フォーキーなこの曲で。ちなみにレーベンは初日にオレンジで観ました。

最終日メイン前の重要な時間帯に、敢えて再奥のカフェ・ド・パリで全くしらないおじさまのエグ過ぎるライヴに遭遇。その名はDICK EL DEMASIADO!!って誰ですか? デジタル・クンビアのオリジネイターらしいのですが、とにかくいかがわしく得体の知れないディープなビートを鳴らしてました。正直、全部知らない曲だったので、どの曲が、と言う訳にはいきませんが、個人的には裏ベスト・アクトです。あくまでも裏ですけど…。シェウン・クティはアフリカンなリズムとホーン・リフの絡みがチョ~格好良かったです。特にこの曲。シェウンの合図で繰り出されるホーン隊のフレーズにはゾクゾクさせられました。 CDより断然ライヴの方が良いですね!!


さて、次回はいよいよ「ルーツな日記」的、偏ったフジロック・ベスト・アクト5です。まだまだフジロックで引っ張りますよ~。もうすぐサマソニなのに…。