ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

大学行く?行かない?

2017-02-24 23:38:33 | 思うこと
私の周りで受験生も多く、

すでに合格を勝ち取っている子もいますが、
いよいよ最終戦の子も。

頑張ってほしいです。


去年の今頃は・・・

課題が思うように出せず、首の皮一枚でどうにか繋がっていた状態。
2月締め切りの最後の課題をどうにか最終日に出せて、
あとは高校を卒業できるかどうか結果待ちだったと思います。

担任の先生に進路のことを聞かれれば
「フリーター」と答えていたケン太。

ケン太の言葉に先生は・・・

「じゃあ、何故バイトをしないのですか?」
「この先、働かなかったらニートですからね」
「今、毎日行くという経験が出来ていないので、この先もはっきりいって厳しいと思います」

当たり前のことを言われているのはわかるのですが、
正直、耳が痛かったです。

卒業もどうなるかわからない状態だったので、
卒業後の進路のことまで考える余裕がなかったのが正直なところです。

ただ大学受験するにはまったくの準備不足。
それは不可能だろうなということはわかっていました。

もし、大学へ行きたいという希望があったのなら、そのように動けたかもしれません。
ケン太にその気がなかったということですね。

学校にきちんと通っていれば、受験の情報に触れる機会もあっただろうし、
友達の動きに影響されて、大学や専門学校に行くという選択をしたかもしれません。

でも、ほとんど家にいましたから。
ケン太の時間は止まっているようにも見えました。

「卒業はしたい」
ケン太から見える気持ちはそれだけだったように思います。

私も「とにかく卒業だけは・・・」それしかありませんでした。



結果的に「フリーター」になったケン太。

一時期はニート状態でありましたが


「親としては複雑な思いはあると思うけど・・・」

たまにですが、このように言われる時があります。

複雑な思い?
大学進学させたかったのでは?

という含みなんでしょうね。


その方が「自分の子どもは大学に行ってほしい」と思っているのがわかります。
だから私もそう思っているだろうと思うのかな?

でも私は違うんです。

正直なところ、大学進学させたかったという気持ちはこれっぽっちもないのです。
逆に、大学進学したいと言ってきたら、どうしよう・・・
そのくらいに思っていました。

これまでずっと課題に苦しめられてきて、それがきっかけで不登校にもなり、
結局、課題のために卒業もギリギリで
そんなケン太がまた大学で4年?
その時、大学を卒業するケン太の姿を想像するのは難しかったです。

もちろん「行きたい」と言ってきたら、それを拒むつもりはなかったけど、
また課題で留年問題が出てきて振り回されるのではないかと、とても気が重くて
そう言ってこないことを願う私がいました。

私自身がもう解放されたかったのだと思います。

これまで3度の不登校を経験していますから。
4度?

もう、もう。。。


社会に出るにはまだまだ経験不足なのはわかっていました。
高校でそれまで欠けていた経験を取り戻して欲しかったけど、できなかったしね。

大学に入ってリベンジできる場合もあるけれど、
「また行けなかった」という失敗をさらに積むことになるのではないか・・・
そんなことも考えてしまったわけです。

実際は、行ってみないとわからないのだけど。
その時は状況が悪すぎましたね。


高校までは朝からきっちりと授業はあるし、部活やらなんやら
決められた枠の中で動くことを求められるけど、

大学は自分で講義を選択するし、出て行く時間もその日によって違ったり
その子のペースで動けることも多いから、
ケン太みたいなタイプは案外、大学の方が通いやすいかもしれません。

通いきれる可能性もありだと思います。

ケン太がそれを選択すればの話ですが・・・



中学受験しようとしていた時は
ケン太は当たり前に大学に進学するものだと思っていました。

不登校になっていなかったら、多分、ケン太は今、大学生だったと思います。
今のフリーターなどは想像もつかないことでした。

でも、その「当たり前」が「当たり前」ではなくなった今、
どんな形でもよしと思えるようになりました。

大学行くのもよし。
行かなくてもよし。

こうでなければならない・・・なんてひとつもないのだから。


親が子どもの選択を受け入れないと
子どもも自分の選択に迷いが生じたり後悔したりするんじゃないかと思います。

子どもを信じてあげたいですね。


以前なら、もしかして私も言っていた言葉。

「親としては複雑な思いはあると思うけど・・・」

他の親御さんに言うことは決してないと思います。


「そうか、そうなんだね」

・・・って笑顔で言いたいですね。




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