ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

子どもの気持ち、わからないとダメですか?

2024-08-02 23:19:37 | 思うこと

鬱などの相談を受けているところから聞いた話ですが・・・

 

うちの息子はあまり人と話せません。気持ちが落ちてしまい、部屋から出にくくなってしまっています。

どうしたらいいでしょうか?

 

そのような相談があり、まずは、お母さん同席でのカウンセリング。

息子さんに聞いても、何も喋らず、代わりに、お母さんがいろいろ話されたそうです。

 

このように、おかあさんがたくさん喋るケース・・・結構、多いそうです。

 

本人がどう思っているか、何を考えているのかをまずは、聞きたいが、人と喋るのが苦手という。それで学校にも馴染めない。相手が知らない人であれば、緊張もするし、すぐ話せるわけがない。いろんな「間」が生じるのは当然。

しかし、その「間」に親が耐えられない。先生が聞いているんだから、答えないと・・・的な?

それで、お母さんが変わりにいろいろ説明する。

 

でも、それが出来ないから本人は困っているのに。

喋るのが苦手・・・というのなら、まずは、待ってあげて欲しい。

 

それで、お母さんに席を外してもらい、本人と2人で話することに。

 

すると、本人は、お母さんと同席の時と違い、普通に喋り出したとのこと。

それに、びっくりしていると、「いや、僕、普通に喋れます。学校でもめっちゃ喋ってます」と。

「でも、お母さんは全然喋らないと言ってたよ」と言うと、

「お母さんは僕のこと、全然喋らないと思っているので、家ではその方がいいのかなと思って喋ってない。学校ではめっちゃ喋ってます」と。

「そうなんだぁ~(笑)、どうして?」と聞くと、

「お母さんはすんごく喋るんです。僕のこと、わかっているつもりで、勝手に説明している。全然、違うんだけど、気持ちよく喋っているんで、喋らせています」と言っていたそうな。

 

いや、いや、びっくり

単に、家で喋らないだけだったんですね(笑)

お母さんがいろいろ喋るので、本人が喋る必要がなくなっているんでしょうね。

何も喋らず、部屋にこもっているので、鬱ではないかとまで思われ??

 

今回のケースまではいかなくても、親がこういう子だと決めつけてしまっている。

子どもが「違うんだけど」と思っていても、ま、いいや・・・で、そのままにしている。

 

こういうケースは結構、多いそうです。

 

そういう親は、こどもの感情や気持ちを聞く機会を奪ってしまっている。

まずは、本人の言葉を、待ってあげてほしい。

 

・・・そのようなお話でした。

 

実はこれ他人事でないんです。

「間」が待てず、けん太の代わりに答えてしまったことがあります。

 

高校決めをするための学校訪問でのことです。

通信などは、学校訪問をすると、ほぼほぼ、面談がセットになっていました。

説明会、施設の案内などがあり、最後に、面談がありました。

 

「通信」を選ぶということは、まあ、何か事情あり?だろうとのことで、そのヒヤリングでしょうね。

けん太が最終的に決めた「通信」では、その時の生徒の態度に問題なければ「内定」としていたみたいです。

 

ある通信で、学校の説明を聞いて、けん太があまり乗り気ではないということを察してはいました。

面談の時に、質問にもあまり積極的に答えなかったけん太。

本人のことなので、口出しするつもりはなかったんです。

そう心掛けていたつもりではありました。

しかし、あまりの「間」に耐えきれず、「○○だよね?」と私が答えてしまったんです。

 

けん太は、その瞬間、私を睨みつけました。

「余計なことを言うな!」と言わんばかりに。

 

やってしまった・・・と思いましたね

 

親子の信頼関係って、そういうことで崩れていくんです。

下手すると、子どもが心のシャッターを下ろしてしまう。

 

「なんで、あの時、あんなこと言ったの!」って向かってきてくれるなら、

そこから本心を引き出せたり、修正もできるかもしれないので、まだ、いいとは思うんですが、

本当に気をつけなければなりません。

 

我が家は、けん太がシャッターを下ろしたりしなかったので、とりあえずセーフでした。

とはいえ、また同じことをしてしまったら、アウトかもしれません。

 

そんな、緊張感を持ちつつも、やっぱり人間なんで、どこかでまた失敗してしまったりね

でも、なにも失敗しない親なんて、かえって怖いです。

そんな完璧?な親に育てられた子どもは、失敗できなくなってしまうので。

 

そもそも、子どもの気持ちをわかってあげなければ・・・なんて思うから、勝手に想像して、勘違いも起きてくる。

理解してあげようと思う、気持ちは大切だと思いますが、わからないことに悩む必要はないと思います。

だって、わかんないもんは、わかんないよね~

 

けん太のこともよくわかりません。

これまで、わからなくて、混乱することばかりでした。

けん太に「何もわかってない」って言われ続けたことがあります。

本当に、わかってなかったんでしょう。

 

今、「何もわかってない」と言われたら、

「わかるわけない!わかって欲しかったら、わかりやすいように説明せよ」って言ってやりたいと思います(笑)

(当時は暴力が出ていたので、そんなことは言えませんでしたが 状況も見ないとね

 

友達関係だってそうです。

「誰も私のことわかってくれない」って悩む前に、わかってもらう努力をしているのでしょうか?

親がなんでも、わかってあげようとするから、相手が寄り添ってくれるものだと思ってしまっているってことないですか?

 

それぞれ違う人間なので、そんなに簡単にわかってもらえるものでもないと思います。

そう思っていれば、「わかってくれない」じゃなくて「わかってくれたら嬉しい」・・・になるんじゃないでしょうか?

 

そもそも、自分はどれだけ、相手のことをわかっているのか・・・

あまり、気負わずにいきましょうね~

 

 

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