ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

100点取って悲しくなる・・・(;_;)

2019-07-04 23:51:18 | 不登校のこと
昨日、同じ住宅地のママ友とばったり会い、久しぶりに立ち話をしました。

4人の子どものママさんです。
一番上の子がケン太と同級生。
一番下の子は今、小学校4年生です

彼女は以前は、子ども会の行事を忘れたり、子どものお迎えを忘れたり、
ドタバタママさんで皆に心配されていました

今は、小学校のPTAの役員をやったり、地域と学校を結ぶコーディネーター?をやったりもしているようで、
当時を思うと、その姿が想像できないのですが
頑張っているんだなぁ~凄いな~と思っていました。

昨日も「ボランティアの数が不足しているからやらない?」なんて声かけられて
しっかり役員さんしてましたよ。
「いや、いや、いや、」とお断わりさせていただきましたが

そしたら彼女が・・・

「うちの〇〇、あまり学校に行ってないんだよね。私が学校に行く日の方が多いよ~」
「そうなの??

彼女の息子くん。
最初は普通クラスでしたが、3年生くらいから?特別支援学級に移ったのです。
授業について行けなかったようです。
今でも、ひらがなとカタカナの区別がついているのかどうか・・・だそうです。
計算も苦手のようです。

「特学」に移って、最初は本人もよかった~と思っていたそうです。
でも、やはり、授業がわからない。
先生が一生懸命フォローしてくださるようですが、
いくらやっても、やっぱりダメだ・・・となるそうで、
さらに落ち込んで辛くなり、学校に行きたくなくなっているそうです。


ある日、テストで100点をとったそうです。
でも、そのテストを受け取ったら、泣き出してしまったんだとか。

先生がびっくりして話を聞くと・・・

小学校1年生の時、100点を何回かとったことがある。
でも、それ以降、まったく届かずで、
もう「100」という数字を見たくなかった。
その数字を目にして、辛さが蘇り悲しくなってしまった。

先生から「100点とりましたけど、そのことに触れないようにしてあげてください」と
電話があったそうです。

100点とって嬉しい!・・・じゃないんですね
100点とれなかった辛さが蘇ってしまうとは・・・


兄弟4人ですが、性格が2パターンに分かれているようでして、
2人が、大らか、細かいことは気にしない。
2人が真面目で敏感。落ち込みやすいらしいです。

ママもパパも知ってますが、
大らかだし勉強にプレッシャーをかけるタイプではないし、
伸び伸び育てていたという印象です。
持って生まれた気質なんでしょうね。


学校は勉強するところだし、
出来ないところを少しでも出来るようにとファローしてくれるのはありがたいけれど、
それでも出来なくて、ますます落ち込んで、それで学校も行けなくなってしまってるので、
勉強以外で、これなら出来る!と本人が自信を持てるものを見つけられるような
取り組みをしてもられるといいんだけどな。
そういう環境はどこかにあるのかもしれないけど、近くにないし、
車も運転できないし、今のところに通うしかないから・・・と。

確かにね。
それぞれ皆、何かを持って生まれているはずだからね。
個々の能力を引き出せる場所であったらいいよね。


ケン太がいた通信制高校では、学習障害の子や
小、中学校の不登校で勉強が追い付いていない子もいて、
勉強以外の可能性を見出すことに力を入れていました。

アルバイトの斡旋、ボランティア活動への参加・・・
資格試験にも力を入れていて、資格試験の授業があったし、
学校が試験会場になっていて受けやすい環境でした。
学校で推奨している資格以外に、自分が獲りたい資格がある場合、
それを学校側に申し出れば環境を整えてもらえました。

高校生になるといろいろと特色のある学校があって選択肢も広がるけど、
今、小学生で、次は中学生だからなぁ~

近くの中学校も、きっと今と同じような環境だと思うんだよね


息子くんはいつもゲームしたりして過ごしているらしいですが、
ゲームのバグを取り除く、デパッカーという仕事もあるしね。

物を作るのも好きだというので、そっち方面でもいいし。

出来る仕事は必ずあるから!!!と
力強く、語ってきました



家に帰ってきて、ケン太にその話をすると・・・

「学校に行けなくたって大丈夫だよ。気にするなって」と

ごくごく軽~く言ってました

自分が行けない時期に、行けなくたって大丈夫!なんて思ってなかったと思うけどね
でも、今、働いているからこその言葉なんだろうなぁ。

それも、真剣にではなく、気軽に言えるのがいいのかもしれないね。


しかし、彼女は学校に行けなくなった子どもがいながらも
学校側の仕事に協力して、度々、学校に出向いて・・・

それを彼女がやっているのが凄いな。
私は辛くて出来ないなぁ。

彼女は悲壮感というものをまとっていないんです。
いつもの彼女のままなんです。
それも無理している感じではなく?

それが彼女の生まれもった持ち味?
大らかさだろうと思います。

それが息子くんにもいいように思います。


なんとか乗り越えていってほしいです。





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