ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

殴ればよかった?

2017-11-15 23:56:59 | 思うこと
幼少の頃、落ち着かなかったケン太ですが、
思い出したことがあります。

幼稚園の主任の先生に
「小さい頃、多動っぽかったでしょ?見ててわかります」と言われたことがあります。

高いところがあれば上りたくなる。
私の横は歩かず、常に先に行ったり、横道にそれたり、
私の姿は目で追っているので、その都度、戻ってはくるのですが、
戻って来ては、また何処かに行ってしまう。

本当に落ち着きがなかったです。

「多動症ではないですけどね」とも言われたんですけどね。

園内ではおとなしく皆と行動ができていたようです。
友達と遊ぶ時はかなり弾けていましたが。(はじけ過ぎ


そんな時、母が乳がんになり、手術をすることになりました。

先生から手術の説明があるということで、病院に向かいました。
夕方だったので、ケン太を連れて。

説明を受ける部屋へ通され・・・

最初は座っていたケン太ですが、5分も持ちません。
難しい話だし、子どもには退屈な話。

案の定、ケン太は動き始めました。
部屋をウロウロと。
あちこち様子を伺ったり、何か触ってみたり・・・

こんな時に・・・と身が縮む思いです。

こういう場合はケン太を連れ出して部屋の外で待機するべきなのですが、

なにせ母は認知症。

自分が手術を受けることさえわかっていないのです。
そもそも手術を受けるどうかの判断さえできない。

母は説明をうんうんと聞いていましたが、後ですっかり忘れてしまいます。
私は、部屋から出ることはできなかったし、
先生の説明を聞き逃したくはないので、必死にメモをとっていました。

ケン太のことが気になって、たまに「ケン太!」「こっち来て!」と注意はしましたが、
それで簡単に止めるケン太ではないし、先生の話を中断したくないので、
最後は、放置状態になってしまいました。


先生の説明が終わり、先生が部屋から出ていかれました。

「自分の子どもだったらぶん殴っている」とひと言いい残して。

一瞬、私は何を言われたのか理解できなかったのです。

もちろんケン太のことだとわかりますが、
面と向かってこのようにハッキリ言われるとは思わなかったので。

確かに先生は説明中、気が散って仕方がなかったと思います。

母親がなんとかしろ!と思われたことでしょう。
子どもの所に行って静止させたり、座らせたり、何故しないんだ?と。

おっしゃる通りかもしれません。
わかっていますけどね。。。

でも・・・

ぶん殴ればよかったのかな?
ぶん殴ったら止めたのかな?

私の中では、殴って済むのならこんな楽なことはないというのがありました。

当時、本能のまま動くケン太を止めることは難しかったので。

殴るやる方をしたら、
何度も何度もその都度、殴らなければならなくなるかも・・・


それで静止できると思われることと、
親は何もしていないと思われることと、

当時はそれが辛かったです。




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