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ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

防災訓練で思い出したあの時の感情・・・

2017-10-28 23:27:24 | 私(みぃみ)
今日は避難場所を使っての防災避難訓練がありました。

私たちの自治会だけでなく、近隣のいくつかの自治会との合同訓練です。

避難場所はケン太が通っていた中学校です。

中学校・・・あの中学校
今はなんの感情の波も起きない。

全然、平気。

そんなふうになるんだなと思いましたね。




大地震発生したとの想定で、自治会の公園に一旦、集まり、
そして皆で中学校へ移動です。

公園に、同じ班の顔見知りの方がいたので、
その方と一緒に中学校へ向かいました。

お子さん3人いて、上の女の子は結婚2年目。
一番下の男の子は、今年、大学院に入ったそうです。

そんなに大きくなったのねぇ。

彼女の話を聞いた後、

「今、何年生だっけ?」と聞かれました。

「うちはもう働いている。大学は行かなかったの」
「そうなんだ~」と。

さらっと言える。

言った後、もし、家にいたら、なんて言っていたかな・・と思いましたが。
その方、ケン太が不登校だったことも知らないので、
え?そうなの??と思わせることをわざわざ言う必要もないしね。

「今、仕事探してる」とか言うかな?

多分、さらっと言う。

さらっと言うけど、そこで話を終わらせたい。
これ以上のこと聞いてほしくなと思うだろうな。



中学校に着いて、体育館に自治会ごとに整列したのですが、

隣の自治会の列に、同級生のお母さんがいて、私に気が付いて手を振ってくれた。

同じ剣道部だった男の子のお母さん。
ケン太が学校に行かなくなってから、ある日、道でばったり会って、
ケン太のこと心配して声かけてくれた男の子のお母さん。

多分、剣道部の試合の応援に行った以来、会っていない。
その後、私はケン太と共に剣道部から消えたけど、
あの当時と変わらぬ笑顔だった。

私も何の躊躇もなく笑顔で手を振った。
少し話したいなとも思った。

でも、また移動したりして、結局、姿が見えなくなってしまったのだけど。

この時も、ケン太がもし・・・とふと思ってしまった。

その時、私はどんなことを感じるだろう。

手を振るとは思うけど、
近くに来て話しかけられたらなんて言えばいい?って
思ってしまうかな。


避難訓練に行く前は何も思わなかった。

今日、誰かに会ったり、ケン太の話をしたり・・・とか、
なんの想定もしていなかった。

もうどんな場面でも躊躇することがないからね。
そんな状態でいれることは、ありがたいことだと改めて思った。

触れてほしくないことがある時は
いろいろな場面でいろいろな想定をしていたということだね。

何も起きないように、いつも気を張っていたんだな。


今日、わかったのは・・・

今だから、防災訓練に参加できた。

ケン太が家にいたら、
参加しなかったかもしれない・・・ということ。

親まで引きこもることはないと思うけど、
参加しなければ何事も起こらないものね。


そのまま時が過ぎれば何かが変わってくるかも。

状況が変わらなかったとしても、
自分の中では変化が起きてくるかもしれない。

きっとそんな時がくるのだと思う。





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