ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

帰省したい・・・という気持ち

2017-08-14 23:17:26 | 家庭生活
昨日から、Uターンラッシュが始まったようですね。

私は帰るところはないし、
主人も帰る気はなし。

お盆は何処にいっても混んでるし、高いしで、
我が家はこれまで何処かに行ったためしがない。

今年は、ケン太は仕事があるしね。

私と主人は、家でまったりと過ごしています。


主人は先週の金曜日だったか、
帰省ラッシュのニュースを見て

「どうして皆、帰省したいんだろう。不思議で仕方がない・・・」

この言葉、毎年、聞いている気がします。

「そう思わない?」って私に同意?を求めるので

「待っている人がいるから帰るんじゃない?
「自分が帰ったら喜んでくれる人がいれば帰ろうと思うよ」と言ったのですが。

主人は理解不能のようです。

私にしてみれば、
どうして皆、帰省したいんだろう・・・っていう感覚の方が不思議ですけどね。



このことは、私が結婚して最初に主人と価値観の違いを思い知らされたことなんです。

私が仕事をしていた時、職場には結構、地方出身者がいたのですが、
夏休みはほぼ全員が帰省していました。

親の顔を見たい。
親に顔を見せてあげたい。
地元の友達と久々に会いたい。

故郷に帰る理由ってあると思うんです。

私はOL時代は実家から通っていたのですが、
帰省するところがあれば、必ず、皆と同じく帰省するだろうと思っていました。

それがもう当然のことだと信じて疑いもしませんでした。


その後、主人と結婚し、

両親は札幌、私達の新居は関東ということで
始めて親と離れて暮らすことになりました。

結婚後、1週間の予定で帰省したことがあったのですが、
2~3日は電話口の主人は穏やかだったのに、
3~4日すると「何時までそっちにいるの?」とイライラし始め
仕舞には「早く、帰ってくることだよ!」と怒り出すという

そもそも帰省を快く思っていなかったんでしょうね。
帰省したいという気持ちが理解できないのですから。

それから20年以上ですが、
帰省に関して、まったく理解できないままの主人です。


価値観の違いだとずっと思っていたのですが、

主人の中の「家」というものにあまりいい思い出がないことに気づきました。

上の兄ふたりにいいようにこき使われていたこと。
兄ふたりがいつも激しい喧嘩をしていたこと。
母に反発して罵声を浴びせていたこと。

こき使われたといっても、子ども時代のことだしね。
喧嘩ばかりだった兄2人は、今は、お互い連絡を取り合っていて、
母を連れ出して何処かに出かけることもある。

昔は昔。
今は今として生きているのに、
主人だけが、過去のことにすることができない。

当時のこと、今も根に持っていると言います。
母親に罵声を浴びている兄の姿も忘れることができない。
兄達に一生、会わなくていい・・・とも。

その他も・・・

借金取り立てに家に赤紙貼られて、家を追い出されたり
その後、父がなくなったけど、生命保険に入っていなくて・・・

生活が大変だったこともあるのかもしれません。


あまりいい思い出がない。
あの当時を思い出したくない。

実家に帰りたい・・・という気持ちが起きないのも無理がないのかもしれません。

そういえば
幼少期に親の愛情を受けた記憶がない友達は、
実家に帰っても嫌な思いしかしない。
今はもうほとんど実家に帰ることはないと言っていたな。


帰省したい・・・と思えるのは幸せなことなんですね。
親孝行したいと思えることも幸せなこと。

当たり前だと思うことは決して当たり前なことではない。

いろんなことで思い知らされます。





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