ケン太とのprecious days

3度の不登校を経て、なんとか高校を卒業し、社会人になったケン太。社会での成長&安定を見守る母のブログです。

新しいスーツを買いに・・・

2017-02-08 23:29:40 | 家庭生活
ケン太は今日もいつものように家を出ました。

お昼は相変わらず抜きで、少し外を歩いて、
ゲーセンでボルテ(サウンドボルテックス)を2回しているとのこと。

帰りもゲーセンに寄ったり電気屋さんに寄ったりしているみたいです。

それで上手く気晴らしができているのでしょうね。

しかし、昼休みも一度も座ることなく、
ずっと立ちっぱなしらしいです。

特に疲れないらしい。。。

元気ですね



ケン太がバイトに行き出して1週間が過ぎました。

スーツで出勤しているのですが、
ケン太はスーツを1着しか持っていないので、主人が気にしだしました。

「一着じゃまずいだろ。買わないとな」とケン太に言うと
「・・・そうだね・・・」と。

欲しいのか欲しくないのか?よくわからない曖昧な返事。

こういう時、欲しがってくれないと、
バイトに気乗りしていなんじゃないか?と一瞬不安になりますよね

いけない!いけない!そんなことはない!と不安な心を断ち切りましたが



あとでケン太に確認してみると

「とりあえずいい」と。

とりあえずいいって?
なんで?
買うと言っているのに。

まさか・・・いけない!いけない!


ケン太は

「喪服があるから、それ着ればいいし。
電気屋さんとか携帯ショップとか黒のスーツ着ている人が多いじゃない。だから喪服でいいんじゃない?」と。

ケン太がそう言っていたことを主人に伝えると

「喪服じゃまずいんじゃないか?喪服は喪服だろ」

そしてまあまあ、随分と調べたこと。

翌日。

喪服の黒と黒のスーツは色の種類が違う。
喪服は喪に服するため、黒光りしないように、光が反射しない真っ黒の繊維を使っている。
黒のスーツは少し反射するために、喪服と並ぶとグレーに見える。

喪服でもいいかと仕事に向かったらお客さんに「ご不幸があったのですか?」と聞かれ
「はい。帰りにお通夜へ・・・」ということにしてしまった。とか・・・

いろんな失敗談まで。

そしてケン太に

「な。だからスーツ買った方がいいよ。お父さんが立て替えてあげる。出世払いでいいよ」

あれ?
どこで出世払いになった?
前日は買ってあげようという勢いだったのに

ケン太は「・・・・」です。

元々、ケン太から「買ってください」とは言ってきていません。

そうなるよね



そして翌朝、主人が私に

「ケン太にお父さんがスーツ買ってあげるからと伝えておいて。
買わないわけにはいかないんだから」と。

買ってあげる。に戻っていました


身なりを気を付けるのも接客のマナーなんだからと。
主人もお客さんと接する仕事なので、
スーツ1着をずっと着て済ますなんて耐えられないようでした。

しかし・・・

一度言ったことを引っ込めるくらいなら、
最初から買ってあげるで通せばよかったのね。もう~



主人の買ってあげるの言葉を伝えると、ケン太は

「じゃあ、買う」と


無事、買うことになりました。
(ほんとこの表現ですね


しかし、どれだけスーツに振り回されたのか。

ケン太が振り回したわけではなく、親が勝手に回っていたという・・・




その日、バイトの休みの日だったので、早速、スーツを買いに行きました。

今度はストライプ。

試着すると
「細身のスーツがとてもお似合いです!今時の若者って感じですね~
19歳でこんなにスーツ似合う人はそういませんよ」と褒められていました。

商売上手ですね

気分よくお買い上げ。


試着室から出てきたケン太は、
スボンをキチンと畳んで四つ折りにして店員さんに渡しました。

「あら、まぁ。畳んでいただけるなんて。こんな方滅多にいませんよ」と。

また褒められた

しかし、ケン太よ。
それ、家でもやっておくれ

畳んでいる姿、一度も見たことありませんけど



ただ・・・

ケン太は仕事から帰ってくると、スーツをハンガーにかけています。

普段着は脱いだその場に放置なのにね。

さすがに、スーツをヨレヨレにしたくないのでしょうね。

ハンカチも持って行くようになりました。
「スーツで拭くわけにはいかないからさ」と。

長い間、誰も触れることのなかった、タンスの引き出しのケン太のハンカチコーナー。
そのままにしておいてよかったです




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