→ その1
2018年6月9日(土)
日経ホール 13時開演 O列上手
第四十九回 大手町落語会 ザ・柳家! IX
入船亭小辰 真田小僧
柳家権太楼 抜け雀
柳亭市馬 佃祭
~仲入り~
柳家三三 五目講釈
柳家さん喬 たちきり
柳亭市馬 佃祭
小間物問屋の亭主は祭が大好き。
今日も今日とて
住吉神社の大祭”佃祭り”に!
女房と交わした約束は、
”しまい船に乗って帰る”
さぁあ、祭も終わって
あれが最後の船なのだ。
急いで乗らなければぁああ。
そんな時、
女性に声を掛けられたぁ。
「もしや…
3年前に、お金をなくして
橋から身投げをしようとした私に、
お金を恵んで下さった方では…」
エ?ア?ン?
そんな事あったっけ?
考えてる間に船がぁあああ。
出て行ってしまったぁあああ。
嗚呼ぁ、焼きもちやきの女房に
怒られるぅううう。
うぅむぅ…。
よくよく考えてみたら、
そんな人助けをした事があったなぁ。
女はちゃんとお礼がしたいと、
家に連れ帰って…。
喋りこんでいると…。
さっきの船が沈んでしまったぁあ!
誰も助からなかったぁあ!
表が大騒ぎぃい!
「あの船に片足入れてたんだよ!
ようこそ乗ってなくって
ヨカッタぁ」
一方、川の向こう側では…
事故を聞きつけたおかみさんっ!
「亭主が死んじゃったよぉおおお」
それを聞きつけた長屋の連中、
葬式準備の段取りの素早いこと!
アハハ
早桶もやってきて、
お坊さんも呼んでお経をあげて…。
「ただいまぁ」
ギョエェェエ!!
幽霊だぁああ!!
一同大騒ぎぃいいい!!
亭主から理由を聞いて一安心。
ホ…。
お坊さんのお布施を
半額にしなくちゃぁあ。
仮通夜を仕切ってた男の一言が、
MYツボにぃいいい。
ヒヒヒ
こういう活きの良い町人を
演ってる市馬ってイイなぁあ♪
柳家三三 五目講釈
家を勘当された若旦那が、
心機一転!
仕事をすると決めたんだけど、
それが…講釈師!
「元禄十五年…」
”赤穂浪士”の討ち入りを
語りだしたよぉ。
アレ…気がついたら
違う話に…
アレアレ…
またまた違ってるぅ。
脱線してるぅ。
柳家さん喬 たちきり
芸者と若旦那の悲恋…。
芝居に行く約束をしていた日から、
プッツリ若旦那が来なくなった…。
何か月も恋文を送っているのに、
恋しいお方からは1度も返事が…。
涙も枯れて、食べ物も喉を通らず…
遂に彼女は…事切れて…ぅ。
なんと!若旦那は100日間、
蔵に閉じ込められていたのだぁあ。
さん喬の、
溌剌とした若侍の声が
好きだなぁあ。
今回は聞けないんだなぁあ。
そう思いながら…。
上の瞼と下の瞼が…ぁぁ。
ウトウト…ぅ。
おわり
第四十九回 大手町落語会 ザ・柳家! IX その1 (2018.6.22記)
第四十九回 大手町落語会 ザ・柳家! IX その2 (2018.6.25記)
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