かたつむり・つれづれ

アズワンコミュニテイ暮らし みやちまさゆき

聞くは聞くだよね・・・

2012-10-04 22:32:25 | サイエンズスクールのある暮らし

 10月2日(火)から、2週間の「日常化レッスン」に参加している。

 NPOサイエンズスクール鈴鹿が開設しているコースの一つ。

 その期間、火曜日と金曜日の夜に検討会がある。4回ある。

 今回は、妻小浪と参加した。

 

 3回目の検討会が夜にある日。

 夕方、倉庫部屋でパソコンを見ていた。
 

 小浪、入ってきて、「パソコン、使いたいんだけど・・・」

 ぼく「・・・」(口に出さないけど、一瞬いろいろあったとおもう)

 でも、「使いたいというなら、退くしかないか」と椅子から立って、

小浪に席をあけた。

 

 ぼくの感覚では、「小浪が使いたいといってきた」

「使うというなら、席を退くしかない」とおもって、立った。


 パソコンで一つの用事を終えて、つぎに行こうとしてるとき。

勢いがついていた。いま、止めるのは、勢いがそがれるなあ、

というのがあったようにおもう。

 「しゃあないなあ」というのが、出てきた。

 じぶんの気持ちとしたら、「ちょっと、このまま続けたいんだ」
というのがあった。

 小浪は、なにかしらべものがあったようだ。

 

 小浪が「使いたい」と言った。

 ぼくは「使いたいなら、退くほかない」とおもった。

 

 これらは、「聞いた」という瞬間のあとに出てきたおもいだろう・・・

 

 小浪から「使いたい」と聞いた。

 「聞いた」そのとき、その瞬間、じぶんのなかでなにが起きていたか?

 

 どうも、「どいて!」ときいているようだ。

 今回に日常化レッスンで、焦点にしたかったところ。

 そこに、焦点を当てようとしていて、つかめないところ。

 

 そこを観察してみた。
 
 「どいて」と聞くから、「どくか」「どかないか」と即、なっている。

  
  小浪は、なにかをしたくて、「使いたい」といっているんだろうけど、

 そちらに関心がむいていない。

  「どいて」と聞いたぼくは、小浪の意思とは関係なく、「じぶんは

どうするか」とじぶんのことを一所懸命考えている。

  

 こんなの、よくよく観たら、変じゃん。

  小浪の言っていることを「聞く」というならば、「聞く」 ということ

だけすればいいじゃない?

 「聞く」は「聞く」

 「使いたいというけど、急いでいるのかい?」

 「どんなこと、調べたい?」
  とか、たとえば、そんな反応がおきてくるのではないか。相手の

 ことを、知っていこう、という反応がおこらないものか?

  そういった、小浪が発してることに関心がいかないという場合、

 じぶんのなかはどんなことになっているのか?


 ぼくの方にも意志がある。

 お互いに意志とか気持ちの通い合いが、ささいなことかもしれないが、

 なにか抜けている。