娘がサイエンズスクールの”マイライフセミナー”に出かけた。
小5の孫娘と小1の男の子が、5日間、我が家で暮らす。
男の子が夕食の前、「おじいちゃん、これ読んで」と本を
もってきた。
「死神レストラン」と「小泉八雲 怖い話」の二冊。
図書館で借りてきたらしい。
男の子、晴空(はるく)は、「死神」に関心があるらしい。
「死神レストラン」のなかの、”死神と古ぐつ”を読め、という。
すこし、恐ろしげな声を出して読んでやる。
不死の国を探し求めて「ぼく」が旅をする。
最後に、不死の国につくが、故郷を見たくなって、特別の
馬に乗って帰る。
馬から下りては、いけないと念をおされる。
故郷の地で、荷車を泥田にはめて、困っている人に出会う。
手伝ってやろうと馬を下りた途端、その人は死神に変身、
「ぼく」は結局、死んでしまう。
チャン、チャン!晴空は、聞くともなく、でも聞いているようだった。
晴空が、「じいちゃんと風呂に入る」という。
今日は、おちゃらけるというより、大阪にいるお父さんのことなど、
ぼそぼそ、話していた。
晴空は、おじいちゃんのところに泊まるかと思っていたけど、
U兄さんのところで寝ると言った。
「あしたは、おじいちゃんと寝る」とかも言った。
兄さんが夜、晴空を迎えにきた。
出かける前、「晴空のうしろには、死神が立っている」と脅かす。
鏡の前に立って、いないこと、確かめている。
「もうー、そんなこといわないで!」と、ちょっと怖そう。
晴空のなかで、どんなことが起きているのだろう。
生死のこと、不思議という世界に生きているのだろうか。
一生かけての宿題のはじまり?