今日はボクの乗ってる「ビューエル」と言うオートバイメーカーについてです。(笑)
過去に何度か紹介したことがありますが、今日はちょっと視点を変えてお話しします。
日本での知名度はどちらかと言うと低く、知ってる人も知らない人もいる「アメリカ生まれの不思議なメーカー」です。(笑)
世間的には2008年で「倒産してる」事になっていますが、
実は今も「EBR(エリックビューエルレーシング)」と言う社名で運営されています。
ただし、名称以外は別オーナーによって再建されたものなので、過去に販売された「ビューエル」のパーツに関しては、
そこから調達することは不可能です。
とは言え欲しい部品は今でも、かつての親会社である「ハーレーダビットソン」社で買えるんですけどね。
個人的にとても助かっています。(笑)
で、話を始めますが「ビューエル」ってメーカーを立ち上げたのは「エリック・ビューエル」さんと言う、
ハーレーの開発技師さんで、初期は「ハーレーダビットソン」社から「のれん分け」と言う形でスタートしたメーカーです。
まず「エリック・ビューエル」さんがどうして「ビューエル」を別会社として立ち上げたかというと、
基本コンセプトにある様に「アメリカ製のレーサーマシンでレースに勝つ」ってことがあったからです。
この考えは今も変わっておらず、日本製やイタリア製、はたまたドイツ製のオートバイにレースで負けない、
アメリカ生まれのレーシングバイクを作ると言うものだったりします。
確かによくよく考えてみれば、世界基準のオートバイレースにおいて「アメリカ製」のレーシングマシンって、
無いに等しいですよね。(笑)
流石に「ハーレーダビットソン」じゃ、どんなにこねくり返しても国際レースでは勝てない。
そこを打開するべく、開業した1984年から市販車をベースに、
まずはアメリカ国内でのレースに「ビューエル・レーシング」として参戦を開始、
結果的には、残念ながら海外のメーカーに勝つことは出来ず、現在までに至ってるという感じです。
まあ、当時エンジンが「ハーレーダビットソン」の45度の1200cc空冷式V型2気筒OHVを使っていましたから、
最初から無理があるとも言えたんですけどね。(笑)
ちなみに現在開発されてる「EBR(エリックビューエルレーシング)」の「1190RX」ってオートバイは、
エンジンが「ハーレーダビットソン製」ではなく別開発された1200ccの水冷式72度VツインDOHCエンジンで、
パワーは200ps近くありトルクも14kgと強力なものになっています。
まだ実際のレースで結果は出せてはいませんが…。
で、基本構造としては、昔からこだわりを持ってる「マスの中心化」がなされており、ホイルベースも非常に短いです。
まさに「ビューエル」ならではですね。
今後、まぁ、たられば話になりますがもし「EBR(エリックビューエルレーシング)」が、
「motoGP」に参戦して優勝するような事が起きれば、初のアメリカ製バイクの出来事となるんですけどね!(笑)