昨日、一昨日とざっくりオートバイの「人気の流れ」を、ボクが知る年代と共に紹介して来ましたが、
今日もその続きです。(笑)
90年代の中盤辺りから2000年ちょっとの間、劇的に冷え込んだオートバイ業界に「新しい光」が差し込みます。
2010年あたりから、ついに今のオートバイブームの先駆けとなる「ハーレーダビットソンブーム」が到来するんですよね。
初期にあたる、この現象はいわゆる「70年代の若者だった人たち」で構成されており、
当時で、50歳前後の「オヤジライダー」が起こした超画期的なムーブメントです。(笑)
しかもそのほとんどが一旦オートバイから離れていた人たちで、
過去の楽しさをハーレーと言う憧れのオートバイで、今一度の新たな楽しみとして見つけ出したって感じが、
発生源として正しい気がします。
なので、当初は「返り咲き(リータン)ライダー」って言われてたんですよね。
その背景には子育ても終わり、適当な収入もある中で「持て余す時間をどう使うか」と言う考えから始まったとされており、
比較的「裕福で社会的にも高い立場の人たち」が多かったと言われています。
また「大型バイクの免許が教習所で簡単に取得出来る」ってのも大きな要因になったと考えられます。
個人的にこの事に気が付いたのは、ウチの子供がまだ小さかった頃、毎週の様に家族でドライブをしてて、
高速道路などのパーキングエリアや、道の駅などに集まるハーレー集団を見かける様になった事にあります。
とにかくボクより遥かに年配者の集団で、高そうなハーレーが何台もひしめいてる光景です。
まぁ、ボクのとっても衝撃的でした。(笑)
ボク自身もオートバイから遠のいていましたし、ハーレーに乗るって憧れは以前から持ってましたし、
大型バイクの免許も欲しかった…。
まさにこれ切っ掛けでボクも大型免許を取得する事になったんですよね。
大型免許を取得した当時のボクで45歳、現在55歳なのでちょうど10年前って事です。(笑)
しかし、初期時代から少し時期が過ぎた頃から、ボクの世代(80年代の若者)が後追いし出し、
それまでの「ムーブメント状況」が、若干「変化」し始めます。
いわゆるセイフティーな熟年オヤジライダーに「勘違いアウトローライダー」が混じり始めたんですよね。
彼らは確実にボクと同世代です。(笑)
どんどんオートバイブームは加熱する方向に向かっていくのですが、あくまで主役はまだハーレーです。
彼らは素行が悪くマナーもなってない、周りを威嚇する傾向で常に集団を好みます。
とにかく人の集まる場所に現れては、横柄な態度で悪ぶって周りを怖がらせる…。
この事でせっかくの「ハーレーダビットソンブーム」に翳りが現れ始める事になります。
しかし、そう言った状況とは別でタイミングよく、
2008年の新しい「排気ガス規制」をクリアした国産メーカーの「新型バイク」が続々と登場し始めます。
この事でブームは延長され、いわゆるハーレーだけのブームじゃなくなっていくんですよねぇ。
さぁ、まさに、お話はどんどん現在に向かいますよ。(笑)