オートバイの「中古市場」って時代を遡って見ても「ある種の一貫性」をボクなんかは感じてしまいます。
それを今日は「簡単に解説」したいと思いますよ。(笑)
まずは、新車に近い「1〜2年落ち」の中古ってほぼ新車に近い価格が付きますよね。
どうしても新車の納車が待てない人が、1日でも早く買うパターンがここを狙う買い方だったりします。
もちろん使用感もなく走行距離も少なく、ほぼ新車のような状態であることが条件ではありますけどね。
しかしそれが「10年〜20年」ほど経つと、どのタイプのオートバイも唐突で「劇的に安く」なり、
例え新車時に100万円以上したオートバイでも20〜30万円あたりで買えるようになります。
多少の例外もありますが、おおよそ「そうだ」と言い切れますよね。
いや、どっちかと言うと程度も関係しますが、もしかすると中には「もっと安くなる」車両も…。(笑)
間違いないのは、この時期が一番「オートバイ価値として低く見られる時期」なんですよね。
理由は古さが「中途半端」というとなんでしょうか…。
ところがですよ、ここから更に「30〜40年以上」経つもっと古いオートバイになると話は変わります、
今度は当時の「新車価格を圧倒的に上回る価格」が付けられたりします。
具体的に見てみると今から40年前なら西暦で1981年ごろ。
当時新車で売られてた車両で言うと、ホンダ「CB750F」とか、ヤマハ「RZ250-350」とか、
ホンダ「CBX400F」などがそうです。
さあ、どうでしょう。
一応、人気で取り上げた3台ですが、今中古で「この3台がいくらするか」知っていますか。(笑)
ホンダ「CB750F」なら、150万円から200万円以上するものも、
また、ヤマハ「RZ250-350」だと、100万円から150万円以上するものばかり、
最後のホンダ「CBX400F」に至っては安くても300万円から高いものになると500万円以上する状況です。
まぁ、多少極端な例をあげたかもしれませんが、
当時の新車価格なんて何の目安にもならないほど高額化してる事は間違いないですよね。
まさに、これが今の中古市場の流れです。(笑)
更に個人的な「思い出」を語ると最初に免許を取得した1983年頃、
数年落ちのカワサキ「Z2」が中古で並んでましたが、もう「ただ」に近いほど激安だった事や、
ボク自身、1999年に買った1993年式のホンダ「NSR250R-SP」ピカピカ仕様が総額でたった25万円だった事。
身を挺してボク「知ってる」んですよね。(笑)
改めてオートバイの「中古市場って恐ろしい」ですね。
いやぁ、ボクだけじゃないと思います、これだけの「価値の変動」ってホント恐ろしいです。(笑)