報告
今月発売の『大法輪』8月号の特集中の一項目を書かせてもらったから、一冊送られてきた。30年ほど前、宗派が発行する季刊誌の編集委員になった時、ムチャクチャ文章がうまい父が『大法輪』にお地蔵さまについて書かせてもらったことがあった。その時、父は自分の書いた原稿が掲載された刷り上がったばかりの『大法輪』を見せながら、「文章で布教する坊主としては、宗内の檀家さんや信者さんにしか読んでもらえない雑誌じゃなくて、一般書店に並ぶような、こういう本に書かせてもらうようにならないとな」と言った。二度目の『大法輪』への執筆だが、届いた『大法輪』を本堂の本尊さまの前に供えて、「父に読ませてやってください」と本尊さまに頼んで手を合わせた。