生物(なまもの)

昨日は、茨城県東海村の学童クラブ指導員の方々に「心の大そうじ」のタイトルで話をさせてもらった。冒頭で大勢の子供たちをまとめて面倒みている指導員の方々のご苦労について触れた。去年9カ所の学童クラブで話をし、最近の小学校での講演会の経験をもとにした私の率直な感想だ。「ナマモノ(生物)を相手にしていらっしゃるのですから大変だと思います」--対象を客観視したつもりで「ナマモノ」という少々邪気がある言葉を使った。帰宅して、あの言葉は失礼だったかもしれないと思い『新明解国語辞典』で調べると、〔なまの状態のもの(食品)。特になま魚、なま菓子〕と、『新明解』にしては簡素な解説のみ。私は「傷つきやすく、繊細で、扱いがむずかしい人物の比喩としても使う」を期待していたのだが、そうはいかなかった。ぐはは。結果的に失礼な発言だった。反省して、今後は注意したいと思った。しかし、ふと考えた。ひょっとしたら聞いていた人の中に「坊さんはいつも死んだ人ばかり相手にしているので、生きている人をナマモノと呼ぶのではないか」と好意的に解釈してくれる人が・・・いないだろう。あはは。ちなみに『広辞苑』では〔生者(ナマモノ):未熟な者。はした者〕があった。

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コメント
 
 
 
漢字で書くと… (白雪)
2017-06-21 12:05:12
セイブツだから問題ないかも、炎上したら「読み間違い」ということで…ぎゃはははは♪
 
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