これを外したら仏教じゃないんです2/3

「諸行無常」---「しょぎょうむじょう」と打って変換しても、ちゃんと変換してくれるくらい常識的な言葉。

 すべてのものは、常(つね)ではない。なんとなれば、条件によって刻一刻と変化してやまないからだ。時間も、人の心も、物質もガンガン変化する。まるで、流行みたいに。

 だから、その変化に右往左往せずに、柔軟に対応できるものを自分のなかに作っておきなさい(でも、それさえも変化していくのですが)。
--それが、宇宙を貫く真理でゴザンス。

--ここをしっかりつかまえておこう----これが仏教の三本柱のうちの一つ「諸行無常」ということ。だから何?と思う方は、まだ分かってない。

 だからぁ……「前もそうだったから」とか「変わらないものがある」なんて思うから、苦しんじゃうわけよ……ってことです。「苦しい時」には、私は「諸行無常」を思い出して、納得し、さて心をみがこうかとおもったりします。年に数回ですが。うははは。

 では、明日は「諸法無我」の、柔軟な説明でございます。
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コメント
 
 
 
なんというムチャブリ(笑) (南無)
2010-11-04 23:30:36
 お釈迦様も一時一時を大事にせよ。と言ってましたね。祇園精舎の鐘の声ェ~諸行無常の響きありぃ~中二のとき国語で覚えました。信長の最期の言葉の、人間五十年~も無常観を謳っていると聞きます。
 仏教の数字は兎に角大袈裟です。指数対数をふんだんに扱っていて、さすが0を発見した印度だなぁと思いました。(因みに涅槃寂静という単位は聞いたことこそありますが今日の今まで忘れていました。)
 一涅槃は十の24乗分の一という小さい数です。大きい数では面白いのが恒河沙(ガンジス川の砂の数程の量)で、十の52乗です。よくこの上の阿僧祇とともに阿弥陀経や法華経に多く用いられています。
「仏教数学」上で最大の数は無量数で、十の68乗です。因みに仏教語の阿頼耶、阿摩羅も涅槃の次に小さい仏教単位です。
難しいけど面白い、これが仏教数学。
 
 
 
南無君 (ごんべいどうJr)
2010-11-05 07:46:34
南無君ありがとうございます。

娘の知りたい所バッチリみたいです。

十の24乗分の1ってどんくらいな数なのかさっぱり、わからない私であります。
 
 
 
柔軟すぎ? (Jr)
2010-11-05 07:53:59
周りに合わせる事も諸行無常なんですか?
空気よめな~いって事とは、別ものですか?
 
 
 
あはははは。 (和尚)
2010-11-05 11:41:17
南無さん>さすがです。ありがとうございました。わははは。

ごんべいどうjrさん>良かったですねぇ。分かって。あははは。ちなみに「世の中はすべて諸行無常」という原則に従えば、「周り」も変化するし、「空気」も変化します。その対応を柔軟さの土台に、「心安らかにあらんことを」という願いがあるといいですね。
 
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