掘ごたつ

実家には一畳大の掘ごたつがあった。家族の憩いの場だったので、密蔵院の庫裏を作る際にも同じ大きさのユニットの掘ごたつを設置してもらった。一度入るとあまりの気持ちよさに出たくなくなる、そして、ピンポーンと玄関で鳴ると足をまず引き抜いてから手を炬燵の天板について立ち上がらなければならないので厄介だ。もちろん、天板の大きさはじゅうぶんだから、今日のように400枚以上の年賀状に押したハンコを乾かすのはもってこいである(写真)。残念ながら住職室で原稿を書くようになってから、炬燵の部屋にはめったに行かなくなったが、そのぶん家内がコタツに入ったり、娘が帰ってくるとコタツムリになって寝ている。掘ごたつは深さが必要なので一階にしか設置できないだろうが、部屋にスペースがある方にはお勧めである。

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