下手の考え休むに似たり

かつて家内がとても疲れて「駄目だわ。今日は疲れてぜんぜん頭が回らないわ」と言った時、か～るいノリで「疲れていないと、どのくらい頭が回るんだ」と返して、泣かれたことがあった。で、今日、私は『怪し会』の肉体的疲労だろう、まったく頭が回らない。頼まれて書いたマンガの原作がラフの作画になって届くのだが、整合性がなかったり、途中で説明文が必要になるとのメッセージ付きである。やろうとしても、整合性は整わず、説明文も思いうかばない。かつて家内を泣かせた言葉が、自分に返ってきた。ぐははは。”下手の考え休むに似たり”である。無理に頭を回してもろくなことはない。こういう時、人生の大先輩が言ってくれた「悪い頭は使っちゃ駄目です」の言葉も大いに参考になる。