「おしくらまんじゅう的メカニズム」

 昨日抜歯したところを消毒にでかけた。
 ついでに、
「どうして、歯を抜いたのに、ぜんぜん痛くないのですか?」
と先生に聞いたら、すっごく面白い答えが返ってきた。
「抜いた歯は、もう根っこがグラグラで、体がこの歯はもう不要だから、外へ排出しようとしていたんですよ。体のほうが、いつ歯が抜けてもいいように準備していたんです。健康な歯を抜いたら、痛みは後まで残りますよ」
---ぎゃはははは。
 ある組織に、嫌な奴がいたとする。周囲は「辞めてくれればいいのに」と思っている。そのままの状態だと、組織内は嫌な雰囲気が充満する。
 で、どんな理由であろうと、問題の人間が辞めたとする。組織内は、のびのびと活動し始める。
 いい奴が辞めちゃうと、組織内は痛手をこうむることになる。
 そういうことだ。あはははは。
 自分の心の中に、悪しき心があったとする。そのおかげで精神的に休まることがない。心のうちでは「こんな悪い心を持っているようでは、マズイな」と思っているす。
 で、その心を「捨てる」ことに成功するとする。心はのびやかになる。
 いい心を無くしてしまうと、心はしばらくトゲトゲの状態になる。
 そういうことだ。うははははは。
 勝手に称して「おしくらまんじゅう的メカニズム」とすることにした。わははは。
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コメント
 
 
 
Unknown (悦子)
2012-06-02 17:02:41
和尚さま、

痛みがなくて良かったですね( ´ ▽ ` )ノ♪
もう必要とされなくなった、にはナルホド~です。
人体って不思議なことがいっぱいですけど、合理的なんですね。
組織も長い目で見ると、要る人は居る、要らない人居なくなる、と自然浄化作用が起きているように思えます。
 
 
 
おはようございます (直枝)
2012-06-03 07:50:37
先日はメールにお返事頂き、ありがとうございました。

和尚さんの「心の大そうじ」という本を読んでからというもの、
醜い考えが浮かんできたら、般若心経を思い出して
ぎゃーてーぎゃーてー…と、心の中でぶつぶつ唱えて
その考えを退治するように心がけています。
ありがとうございます(^^)

まだまだ私の心はトゲだらけだなぁと、東田直樹さんの本を読みながら気付かされています。
光の原点のような心から発せられた言葉たちが、私には眩しくてたまりません。

突然ぷっつり切れてしまうこともある、人と人とが繋がるという事の意味を大切に
今日もいきたいと思います。


 
 
 
レスです。 (和尚)
2012-06-04 21:55:49
悦子さん>人間の体がやっていることって、つまり自然がやっていることなんですね。私たち人間の世界も、自然がバランスを取ろうとする流れにのっかれば、スムースにいくのでしょう。

直枝さん>直樹君の文章が「眩しく」感じられるというのは、とても良くわかります。私には、キラキラしています。
 
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