枚挙、枚数を数え挙げる、とよく言ったものだ。・

東京は夕べから、暴風雨。
境内の銀杏二本からは、莫大な量の黄色い葉がバランバランと舞落ちる。枚挙の暇など、もともとなく、次男と娘で掃除をはじめたが、途中で目的を変更したらしい。

「やってもやっても後から後から落ちてきて、きりがないからさ。とりあえず、落ちている葉の数をできるだけ減らしておくというところで切り上げたから」

私はにっこり笑って「アイヨ!ご苦労さん」と答えた。

来年の写仏のお手本作りはあと一枚。元の図像がいま一つ気に入らないから、私好みにするのに、コピー機の変則倍率などを駆使し、どうにかできあがったものを、筆で仕上げる。いい時間である。

などと、のんびりもしていられぬ。今日は東洋大学での「ご詠歌の世界」全4回の授業の二回目。題して「風が吹けば桶屋がもうかる、の巻」である。風の強い今日の講義にはもってこいのタイトルとなった。もっとも、講義とは名ばかりで、ほとんど法話である。ぐははは。

明日は、お昼から母校の大正大学で行われるパネルディスカッション「無縁社会と葬祭仏教の本質」のパネラーである。
参加は自由だから、お時間がある方は現代の二本が抱えている問題の一端について考察を深める機会としてどうぞ。
詳しくは下記アドレスをチェック。
http://www.tais.ac.jp/other/news/latest_news/blog/blog_images/bb2010.pdf
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