嘘か本当か「義」の由来…

 私のこの2年間の宗派の研究テーマは「日本仏教と義理人情」。この3月が期限なんですが……。
 まあ、浪曲好きが嵩じてこんなテーマになったわけですが、義理も人情も定義がかなり難しい。難しすぎて、研究にならない。わははは。

 広沢虎造の浪曲の冒頭にこんな話が出てきます。

--昔、中国である猟師が虎を射ろうと矢を構えた。今まさに矢を放たんとした時に、猟師と虎の間に羊が割って入り、矢は羊に当たり、虎は逃げることができた。
 羊は我を忘れて他のものを守った。これを称して、「羊」の下に「我」と書き、「義」と言う文字ができたと言う~~~。ベ、ベンベンベン。

 「義」という文字の、漢和辞典には出ていない由来でございます。粋なことを考えた人がいるもんですねぇ。

 義理人情と仏教では、かなり距離があるんですけど、どうも私の考え方ややってることは、義理人情の世界のような気がするんです。どうにかその整合性を取ろうともがいているんでゴザンス。わははは。

 写真は羊じゃなくて、カバであります。あははは。
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