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水戸梅日記

水戸・いばらき

トヨタ vs ベンツ

2006-12-06 | おしごと

 

 トヨタ vs ベンツ

  車の話ではありません。

  

 イメージアップ(ブランド価値の向上)の話です。

 

 先日聞いたのですが、

 茨城県のイメージアップ戦略は、「トヨタ方式」がいいのでは、ということでした。

 

 トヨタは、プリウス・カローラ・クラウン・アルファード・ランドクルーザーなど、車種の違う車がそれぞれにがんばる形で「トヨタ」というブランドを作り上げています。

 茨城県も、水戸(クラウン)・つくば(プリウス)・里山生活(ランドクルーザー)など、タイプの違う楽しみ方が出来る場所の認知度をそれぞれ高めていく戦略で、「茨城県」というブランドの価値を高めては、ということだそうです。

 

 ちなみに、 「ベンツ方式」は、北海道の戦略です。

 ベンツは、Cクラス・Eクラス・Sクラスなどありますが、いずれも「ベンツ」(ええ、・・・腐ってもですよね。)という統一したブランド自体が強くなることで、各クラスの価値を高めています。

 北海道は、ベンツCクラス(北海道チーズ)、ベンツGクラス(北海道カニ)、ベンツSクラス(北海道とうもろこし)など、大きなブランドの傘の中にそれぞれが存在することで、効率的なブランドの効用を受けられるのだと、いうことなのだです。

 

 なるほどなぁ・・・と思って聞いていました。

 (だだ、「トヨタ方式」は、ほとんどの県が採る戦略ではないのか?という疑問も持ちました・・・。)

 

 が! とにかく、大事なのは、

 元気 と やる気 のあるところを支援すること。

 二極化はしょうがない。

 チャンスは平等。( 「差別」 じゃなくて 「区別」 )

 目指すは オンリー・ワン。

 

 

 今日も塾の後、娘に課外授業がありました。

 「どういうふうに一番を目指すべきか。」

 

 「山の頂上付近しか知らない一番にはなるな!」

 と教えてもらいました。

 

 家に帰ってから、絵がとびきり上手な障害を持つ友達の話になりました。

 娘は、その友達の絵はダヴィンチよりもすごいと思う、と。

 でも、その友達にはそのことをうまく言葉で伝えられなくて悔しいと言う話を聞かせてくれました。

 

 私の思う「一番」についても聞かれたので、

 今日もみんなのおかげていい日だったなぁ・・・と

 毎晩(は、欲張りか。)思って眠ることができる人が一番だと思うと答えました。

 

Purin_3 北海道のプリン。

 正確には、マスカルの「札幌牛乳プリン」。

 http://www.mascar.jp/html/011.html

 美味しいです・・・。

 (が、この瓶タイプのプリンは、どこのプリンでも美味しいですよね。)

 

Namioka 宗家 源 吉兆庵 の和菓子。

 ここの和菓子は、海外でも大人気です。

 ニューヨーク・パリ・ロンドン・シンガポール・台北など7ヵ国に支店があるそうです。

 http://www.kitchoan.co.jp/index.html

 私は、以前から和菓子が、日本の一番ではと思っています・・・。

 (いや、日本酒だったか?)

 

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人間にとって法とは何か

2006-12-05 | 読んだ本

人間にとって法とは何か 人間にとって法とは何か
価格:¥ 735(税込)
発売日:2003-09-17
 

 「人間にとって法とは何か

 橋爪大三郎 さん の本です。

 

 明治の昔から、法律は法学部に閉じこめられ、ごく少数の専門家の手に委ねられてきた。そして、このことが、日本の社会をどれだけゆがめてきたか・・・

 という思いが、この本を出すきっかけだったそうです。

 

 「人間は法によって いかに幸福を実現できるか!」

 という問いに答えるために、

 

 キリスト教・イスラム教・仏教など 宗教法の成り立ち、

 「言語ゲーム」の観点からみた「近代法の本質」などについて説明しています。

 (広範な知識に驚きます・・・。)

 

 面白かったのが、「言語ゲームとしての法」 の説明です。

 

 私たちの社会は、

 「一次ルール」と「二次ルール」の結合で成り立っている。

 (この「言語ゲーム」としての認識が重要とのこと。)

 

 たとえば、原っぱで子どもたちが草野球をしているときは、

 最初は何がルールなのかを考える前に始めているが、

 これが、「一次ルール」。

 

 そのうち、これはアウトかセーフかといった紛争が起こり、

 だんだんルールブックが整備されるようになってくるが、

 これが、「二次ルール」。

 

 そして、「二次ルールに従って野球を行うのが、野球である」

 といった考えになってくる。

 (プロ野球こそ「野球」みたいな考え)

 

 では、「一次ルールの草野球は、不完全な野球だったのか?」

 というと、そうではなく、言語ゲームの考え方からすれば、

 あべこべに、「草野球の方が、本当の野球」。

 

 法律もこれと同じで、

 無文字社会に法律はないのかといえば、あった。

 (法律という現象はたくさんあっても見えないだけだった。)

 

 文字ができて、古代から中世、近代になっていくと、

 ルールブックがたくさん書かれるようになり、

 私たちはそれが法律であると認識し始めるようになる。

 しかし、それは法律の本質ではない・・・という話です。

 

 日本社会の意思決定については、

 山本七平さんの「空気」に触れながら

 それは「本尊秘仏化の法則」ともいわれている

 といったことを紹介していました。

 (日本では一番大事な会議ほど形式的になって、その前にすべてが決まってしまい、意思決定がどこで行われたのかは「秘仏化」で、決してわからないようになっているということ。)

 

Cake_5 今日、誕生日の人がいましたが、

 人間にとって誕生日とは何でしょうね・・・。

 誕生日は、ケーキと花束を用意するのが、

 ルールみたいになっています。

 そして、10年たつと、奥様の場合はダイヤモンドをもらえたえりと (これは結婚記念日だったか?)ルールはどんどん複雑になるばかりです・・・。

 本当は、「また一年、生きていてくれてよかったわー。」

 という感謝の気持ちを持てるかどうかの問題ですよね(?)。

 ・・・と、わかってはいるのですが、なかなか、何も用意しないというのは、それはそれで紛争に発展しそうで、ついついそういう事態を回避しようと思ってしまいます。

 

コメント (2)
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It might have been.

2006-12-04 |  ひとりごと

 

 先日、2つ年上の女性としみじみ語る機会がありました。

 テーマは、「選ばなかった人生について」。

 

 私が、明るくて全く迷いがなさそうに見えるそのj女性に、

 「この仕事に就かなかったら・・・とか、この人と結婚しなかったら・・・とか、思うことってありますか?」

 と聞いたところ、

 

 「あるに決まってるでしょ!毎日そう思うのが人生!」

 と即座に言われました。

 

 そして、

 「確かに、年をとったとはいっても、自分の親の世代から見れば、まだまだ若いし、でも、子育てはもう一段落しつつあるよねー。何かを始めたり、やり直すとしたら、それは今、という感じは私にもある。だけど、それは今が満ち足りているからこそ、そう思うのであって、そう思えること自体、幸せな証拠じゃないかな。」

 と付け足してくれました。

 

 娘に教わった英語の格言に、次のようなものがありました。

 

 For of all sad words of tongue or pen,

  The saddest are these : “It might have been !”

 (口にしろ紙の上にしろ、人の言う悲しい言葉のうちでいちばん悲しいのは、「・・・だったかもしれないのに!」という言葉だ。)

 

 確かにそうですが・・・、

 あの一口を食べなければ・・・とか、

 パジャマ姿で塾の迎えに行かなければ・・・とか、

 メールでおめでとうだけは言えばよかった・・・とか、

 (いろいろ挙げればきりがないですが・・・)

 

 選ばなかった人生を想像することでこそ、生きる希望をつないでいける人もいるのではないか・・・と反論したくなったのでした。

 (今日は月も凍りそうなくらいに寒かったので、そういう気分になったのかもしれません・・・。)

 

 ちなみに、最近の娘のお気に入りの格言は、

 

 When a man's knowledge is not in order,

  the more of it he has the greate will be his confusion.

 (頭の中にきちんと整理できない知識を持てば持つほど、混乱してしまう。)

 

 Reality can destroy the dream,

  why shouldn't the dream destroy reality.

  (夢は現実の前に降伏することがあるが、その力関係が逆転する可能性は0%ではない。)

 

 の2つだそうで、

 なんか・・・「むかつく!」(その全能感が羨ましい)

 と思ったのでした。

 (楽しそうにメモリボを使っています。)

 

コメント (14)
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所沢名物

2006-12-01 |  ひとりごと

 

 昨日は、川越から来ていた先生を囲んで、「あんこう鍋」でした。

 先生は、司馬遼太郎原作の「燃えよ剣」の再放送を楽しみに、日々つらいことを乗り切っているそうで、土方歳三を演じる栗塚旭がいかに素晴らしいか・・・について語ってくれました。

 また、Yさんは、「2000年問題」を振り返り、「もうニューヨークには誰もいないんですよ!」という発言にまつわる大変面白い話を聞かせてくれました。

 (帰りは遅くなりましたが、元気がでる飲み会でした。)

 

Hikouki_1 そして、今日、所沢に行ってきました。

 (所沢は、川越の近くです。)

 「航空発祥記念館

 ここは日本で始めて飛行機が飛んだ場所。

 明治44年(1911年)4月5日早朝、高度10メートル、飛行距離800メートル、飛行時間1分20秒、というのが日本で最初の飛行場での飛行記録だそうです。

 

Dango

 今日のお土産は、

 根岸・芋坂の「羽二重団子」。

 夏目漱石の「吾輩は猫である」、正岡子規「道灌山」、司馬遼太郎「坂の上の雲」などに出てくる団子です。

 江戸時代からの老舗で、団子のきめが細かく、羽二重のようだといわれたことから菓子名がついたとのこと。

 ちなみに、所沢の名物ですが、飛行機の他に 「手打うどん」と「焼だんご」があるそうです。

 

コメント (4)
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