先日、2つ年上の女性としみじみ語る機会がありました。
テーマは、「選ばなかった人生について」。
私が、明るくて全く迷いがなさそうに見えるそのj女性に、
「この仕事に就かなかったら・・・とか、この人と結婚しなかったら・・・とか、思うことってありますか?」
と聞いたところ、
「あるに決まってるでしょ!毎日そう思うのが人生!」
と即座に言われました。
そして、
「確かに、年をとったとはいっても、自分の親の世代から見れば、まだまだ若いし、でも、子育てはもう一段落しつつあるよねー。何かを始めたり、やり直すとしたら、それは今、という感じは私にもある。だけど、それは今が満ち足りているからこそ、そう思うのであって、そう思えること自体、幸せな証拠じゃないかな。」
と付け足してくれました。
娘に教わった英語の格言に、次のようなものがありました。
For of all sad words of tongue or pen,
The saddest are these : “It might have been !”
(口にしろ紙の上にしろ、人の言う悲しい言葉のうちでいちばん悲しいのは、「・・・だったかもしれないのに!」という言葉だ。)
確かにそうですが・・・、
あの一口を食べなければ・・・とか、
パジャマ姿で塾の迎えに行かなければ・・・とか、
メールでおめでとうだけは言えばよかった・・・とか、
(いろいろ挙げればきりがないですが・・・)
選ばなかった人生を想像することでこそ、生きる希望をつないでいける人もいるのではないか・・・と反論したくなったのでした。
(今日は月も凍りそうなくらいに寒かったので、そういう気分になったのかもしれません・・・。)
ちなみに、最近の娘のお気に入りの格言は、
When a man's knowledge is not in order,
the more of it he has the greate will be his confusion.
(頭の中にきちんと整理できない知識を持てば持つほど、混乱してしまう。)
Reality can destroy the dream,
why shouldn't the dream destroy reality.
(夢は現実の前に降伏することがあるが、その力関係が逆転する可能性は0%ではない。)
の2つだそうで、
なんか・・・「むかつく!」(その全能感が羨ましい)
と思ったのでした。
(楽しそうにメモリボを使っています。)