水戸梅日記

水戸・いばらき

It might have been.

2006-12-04 |  ひとりごと

 

 先日、2つ年上の女性としみじみ語る機会がありました。

 テーマは、「選ばなかった人生について」。

 

 私が、明るくて全く迷いがなさそうに見えるそのj女性に、

 「この仕事に就かなかったら・・・とか、この人と結婚しなかったら・・・とか、思うことってありますか?」

 と聞いたところ、

 

 「あるに決まってるでしょ!毎日そう思うのが人生!」

 と即座に言われました。

 

 そして、

 「確かに、年をとったとはいっても、自分の親の世代から見れば、まだまだ若いし、でも、子育てはもう一段落しつつあるよねー。何かを始めたり、やり直すとしたら、それは今、という感じは私にもある。だけど、それは今が満ち足りているからこそ、そう思うのであって、そう思えること自体、幸せな証拠じゃないかな。」

 と付け足してくれました。

 

 娘に教わった英語の格言に、次のようなものがありました。

 

 For of all sad words of tongue or pen,

  The saddest are these : “It might have been !”

 (口にしろ紙の上にしろ、人の言う悲しい言葉のうちでいちばん悲しいのは、「・・・だったかもしれないのに!」という言葉だ。)

 

 確かにそうですが・・・、

 あの一口を食べなければ・・・とか、

 パジャマ姿で塾の迎えに行かなければ・・・とか、

 メールでおめでとうだけは言えばよかった・・・とか、

 (いろいろ挙げればきりがないですが・・・)

 

 選ばなかった人生を想像することでこそ、生きる希望をつないでいける人もいるのではないか・・・と反論したくなったのでした。

 (今日は月も凍りそうなくらいに寒かったので、そういう気分になったのかもしれません・・・。)

 

 ちなみに、最近の娘のお気に入りの格言は、

 

 When a man's knowledge is not in order,

  the more of it he has the greate will be his confusion.

 (頭の中にきちんと整理できない知識を持てば持つほど、混乱してしまう。)

 

 Reality can destroy the dream,

  why shouldn't the dream destroy reality.

  (夢は現実の前に降伏することがあるが、その力関係が逆転する可能性は0%ではない。)

 

 の2つだそうで、

 なんか・・・「むかつく!」(その全能感が羨ましい)

 と思ったのでした。

 (楽しそうにメモリボを使っています。)

 

コメント (14)
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