「客はアートでやってくる」
「板室温泉大黒屋」へ行ってきました。
アートなんてわからないのに大丈夫かしら・・・
という不安はあったのですが、
そういった心配は、全く無用でした。
「大黒屋は、あくまで『温泉旅館』が、基本だと思います。
ゆっくりと休み、ほどほどのおいしいものを食べて
ちょっとした『緊張感』と、そして『清潔感』を
ご提供できればと思っております。
そのうえで、ふとアートに目をとめて
ホッとしていただくことができれば
それでいいと思うんです。」
という、ご主人の奥様の言葉どおりの旅館でした。
中でも、強く感じたのが、『清潔感』でした。
部屋の冷蔵庫に自販機で売っている定価のビールが冷やせたり、
川の環境に配慮した上質なシャンプーを使っていたり、
従業員からの余計な声かけが全くなかったり、
とても清々しい気持ちになることが多かったです。
それにしても、温泉には、静物画や風景画よりも、
現代アートの方がマッチするというのは新しい発見でした。
(従業員の出入り口や調理場などにも
普通にアートが存在していて驚きでした。)
おまちかねの・・・「おいしいもの」ですが、
基本は、「胡豆昆(ごずこん)」。
身体によいものを選んでいること、
華美な装飾が施されていないことに
好感を持ちました。
季節の生ジュース(苺)も、驚きの美味しさでした。