水戸梅日記

水戸・いばらき

裁判官の爆笑お言葉集

2007-06-05 | 読んだ本
裁判官の爆笑お言葉集 裁判官の爆笑お言葉集
価格:¥ 756(税込)
発売日:2007-03

 

 “爆笑” なので、

 ふざけた本かなぁ・・・と思ったのですが、

 まったくそんなことはありませんでした。

  

 むしろ “感動的”でした。

 

 この本を書いた方は、長嶺超輝さんという方で

 弁護士をめざしていましたが、7回の不合格を重ねて断念。

 (現在は、ライター業の合間をぬって裁判傍聴に通う日々。)

 

 この本で紹介されている言葉は、

 どちらかといえば「ひと言多い」裁判官によって語られた言葉です。

 

 誰かを裁く前に、「自分は何者なのか」を明らかにしている裁判官が

 著者は好きなのだそうです。

  

 100近い “裁判官のお言葉” が紹介されていましたが、

 一気に読んでしまいました。

  (涙した言葉もたくさんありました。)

 

●君には能力がある。

 このままでは巨大な悪を行わないか心配だ。

 自分がしたことをよく考えなさい。

 

●仕事が忙しいのはあたりまえでしょう。

 そんな言い訳が通ると思っているのか。

 

●交通事故裁判での、被害者の命の重みは、

 駅前で配られるポケットティッシュのように軽い。

 遺族の悲嘆に比して、

 加害者はあまりにも過保護である。

 命の尊さに、法が無慈悲であってはならない。

 

●死刑はやむを得ないが、私としては

 君には出来るだけ長く生きていてもらいたい。 

 

●もうやったらあかんで。がんばりや。

 

コメント (2)
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