「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

大野名水マラソン

2014年05月26日 | 福井でのすろーらいふ

越前大野は名水の街。環境省の名水百選に選ばれた御清水をはじめ、町中にいくつも湧水があるほか、水をいかしたまちづくりで環境大臣表彰も受賞しています。

その大野で、毎年この時期に開かれるのが大野名水マラソン。福井県で唯一日本陸連に公認されており、33都道府県から5000人近くが参加する大きな大会です。

ふだんマラソンをしているわけではないのですが、せっかく福井にいるのだから、その地域の大きなスポーツイベントに参加してみようというミーハーな動機で参加してみました。

昨日の大野は晴れ、最高気温は27度。受付場所にギリギリの時間に行くと、すでに多くのランナーがウォーミングアップで、会場周辺をランニングしています。スタートまで体力を蓄えようとする我々とは心意気が違います…。

大野城前の城下町広場からスタート。ハーフマラソンや親子の部などでは、地元の中学校のブラスバンド部がスタートの合図とともに演奏し、雰囲気を盛り上げます。地元からは、防火運動普及啓発のための消防団なども参加していました。服が暑そうです。。。

 

我々は、交代で子供の面倒が見れるようにということも考慮し、私が5km、相方が3kmの部に出場。6年前、沖縄に住んでいた時は、海洋博マラソンで10km、伊江島マラソンでハーフを走ったので、5kmは大丈夫だろう…と思っていました。

ただ、結果は散々でした。久しぶりの大会でペースがわからず、序盤に飛ばしすぎたこと、暑くてのどがカラカラに乾いたこと、職場までの1.5kmしか練習をしていなかったことなど、言い訳はいくらでも思いつくのですが、2km地点以降は大幅にペースダウンして、なんとかゴールまでたどり着いたという状況でした…><;

 

さて、地元総出で盛り上げてくれる名水マラソン。レース前後には、今朝地下水を組み上げたばかりの名水を地元中学生がサービスしてくれるほか、商工会の方たちは、名水を使ったかき氷をサービスしてくれます。レース後にはかき氷をもらうための長い列ができていました。さらに、これはお店の心意気でしょうが、ゼッケンを見せると先着100名にアイスをプレゼント!というスーパーもあり、我々もガリガリ君をいただきました。

お昼は、旧市街地の魚屋を改装したおしゃれな「うおまさカフェ」で特製ランチ。大野では、ハレの日には、魚屋の二階で宴席を囲むという習慣があったようです。この日も、女性グループを中心に賑わっていました。

そして、名水を使ったお風呂にも無料で入れます。大会参加者は13時まで無料、ということに気づかず、13時15分頃到着してしまいましたが、快く入れてくれました。そしてこの渋い銭湯…。昭和な感じです。風呂上がりの風が気持ち良かったです。

最後は、湧水に住む貴重なイトヨという天然記念物の魚と名水の街大野の取り組みを展示した「イトヨの里」資料館で休憩。ここも大会参加者は無料で入れました。

レース結果は散々でしたが、大野の「おもてなし」を楽しませていただいた一日でした。


四国巡礼の旅 その7

2014年05月24日 | 小さな旅

GWに四国に行った時の旅の記録、続きです。

四国といえばもちろん讃岐うどん。善通寺から宿へ向かう途中も何軒かうどん屋を巡りました。

まず、この旅の最初から「おさらい」しておくと、まずは四国に上陸してすぐ、朝飯として、鳴門の「鳴るちゅるうどん」と徳島ラーメンを食べました。「鳴るちゅるうどん」は、鳴門のちゅるっと食べられるうどん、ということらしく、讃岐うどんとは対照的に、柔らかいちぢれ麺のうどんです。

 

また、アンパンマン列車に乗る前に、時間を気にしながら、多度津駅近くの畑の真ん中にある人気店「根っ子」にもいき、定番の冷やしぶっかけをいただきました。さすが!という讃岐うどんのコシを感じられて美味しかったです。店と植物園のようなビニルハウスがつながっているという店内も印象的。

さらに、翌日、アンパンマン列車を降りて向ったのは、金倉寺近くのうどん屋「はなや」。古風な感じの佇まい、店内ももちろん昭和なにおいが漂っていて、客席のすぐ横にフライヤーがあって、そこで上げたてんぷらを自分でつまんでくるスタイルです。この店の名物のイイダコのてんぷらをいただきました。ハサミでぶつ切りにしながら食べるというのがまた豪快です。

  

善通寺周辺はお寺もそうですが讃岐うどん屋も密集しています。その中でも製麺所と書かれた店に入りたくて、宮川製麺所に行きました。自分でどんぶりを持ち、ゆがかれておいてある麺を好きな球数だけ入れ、たれも自分でぶっかけるスタイルで、料金も自己申告でした。

 

さらに、宿へ向かう途中、香川県から出てしまう前に、ということでもう一軒行きました。「灸まん」という白餡入りのお菓子が琴平辺りの銘菓のようですが、その看板がやたらと沿道に出てきた後に、「灸まんうどん」という店があるらしいと妻が言うので、通りすがりのその店に突入。「灸まんうどん」を注文しましたが、別にお菓子の灸まんがうどんの上に載っているわけではなく、灸まんの店がやっているうどん屋で、うどん屋で灸まんが買える、というのがウリのようでした。

 

3日目以降の麺食い日記はまた改めて…。


古き良きニッポンの祭

2014年05月21日 | 福井でのすろーらいふ

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5/20、北陸三大祭といわれている三国祭に行きました。(ほかの二つは、石川県七尾市の青柏祭、富山県高岡市の御車山祭だそうです。)

高さ20mほどの人形を台車に乗せた勇壮な山車が三国神社の前に整列し、それが昔ながらの街並みが残る街中を練り歩くというイベントで、江戸時代から行われているようです。

仕事帰りの私が着くころには、すでに山車を地区ごとの所蔵庫にいれる途中でした。昨年は山車が通りを練り歩いている様子も見れました。人込みをかき分けて一斉に山車を方向転換するさまは迫力ありました。

ちなみに、この勇ましい人形、2歳の息子には「怖い」ものとして映ったようで、「こわーい」という言葉を連発していました。

さて、三国祭のもう一つの魅力は、九頭竜川沿いに開けた港街の細い通りに、数多くの屋台が並び、

独特の華やいだ雰囲気を醸し出します。

どんな屋台かと覗いてみたら、スーパーボールすくい、

パチンコ、射的など、どこか懐かしいものが多く、しかもそれなりに人が入っているような気がしました。

そこはかとなく、「古き良きニッポン」の祭、という気がするのは私だけでしょうか?

 


四国巡礼の旅 6

2014年05月19日 | 小さな旅

四国の旅の続きです。松山からアンパンマン列車に乗って多度津で降り、一晩放置した車に乗って近くのお寺と讃岐うどんを巡ります。

まずは、第76番札所の金倉寺。日本で一番最初に鬼子母神が舞い降りたお寺ということで、女性の守り神、子育て、安産、子授けのご利益があるそうです。http://www.kagawa-konzouji.or.jp/okaruten/index.html


健康長寿や商売繁盛などの願い事が書かれたローソクの中に、「子授祈願」というローソクもしっかりありました。また、お祓いをしたという「お加持米」もありましたので、ありがたくいただき、帰ってきてご飯を炊くときに混ぜていただきました。このあたりのサービス(おもてなし?)も充実していますね。

そういえば、日露戦争で活躍した乃木希典対象の記念碑か何かも境内にあったような…。

その後は、近くの住宅街にある古めかしいうどん屋で讃岐うどん。雰囲気も味もまあまあでした。

次に、近くにある第75番札所の善通寺へ。立派な境内に「総本山善通寺」と書いてあるので、何か特別なのかと聞くと、こちらは、四国八十八か所霊場を開いた弘法大師の生家があったところだそうです。

 

境内には5重の塔があったり、太子堂、薬師堂があったり、5百羅漢像があったりと、じっくり見ていたら1,2時間かかるほどいろいろと充実しています。「善く通る寺」の縁起物としてこちらのお守りも受験生を中心に人気だそうです。

さすが四国。京都や鎌倉では、小さくても拝観料はしっかりと取るようなお寺も多数ありますが、こちらではお寺自体の拝観料はかからない(一部のお寺は駐車場は有料)けど、境内にはいろいろなものが祀ってあり、人々の信仰を集める対象として充実しているところが多いと感じます。

 


畑の季節

2014年05月19日 | 福井でのすろーらいふ

昨日の福井市内でのサツマイモの植え付けに続き、今日は鯖江の河和田の畑で作業です。

まず、来週サツマイモを植える畝を作り、マルチを張りました。今日の作業は、あまり慣れてない人たちばかりなので、畝は曲がりながらも、ミョーな連帯感が生まれ?、畝つくり&マルチ張も、だんだんと上手くなっていきました。2歳の息子も、マルチへの土かけは手伝えました。昨年と比べるとお手伝い?らしきことが大分できるようになりました。

その後、自分の畑に移動して、マルチを張って、枝豆の苗を植え、二十日大根の種をまきました。

こちらの畑は、比較的山間にあるので、周辺には「福井の美味しい水」に指定されている湧水がいくつかあり、これをペットボトルに汲んで帰るのが最近の定番。今日は、帰り道の途中にある刀祢清水でお水をいただきました。

さらに、気になっていた帰り道にある古民家そば屋「玄」でランチ。お庭にブランコがあり、鶏が飼われている雰囲気の良いところです。

そばは、地物の蕎麦の玄粒を挽いて手打ちしているためか、色が黒く太い田舎そばで、食べ応え有ります。自家製の鶏卵が使われているふわととの玉子丼とソースかつ丼のセット(天ぷら付!)も美味しくいただきました。

 


サツマイモの定植と食育体験

2014年05月17日 | 福井でのすろーらいふ

今日は生協の企画に参加して親子で農業&食育体験です。

中橋農園さんの畑では、イチゴがいい色になりつつありました。

今日は紫芋の苗を植えます。茎の節から根が出るように、2,3個の節が土の中に隠れるように、マルチを破いて手で植えていきます。

植えた後の苗に土をかぶせる作業は2歳の息子も夢中でやっていました。

その後は、ハウスの中の大きな青梗菜を収穫。これはさすがに子供の力では無理でしたので、お父さんが手伝いました。それでも子供は嬉しそう。

その後、ネギをツナとコーンで和えたサラダと、ネギと鶏肉の油いためをおひさまの下でいただきました。こちらのネギは甘くて、子供でも食べられます、とのこと。うちの息子にも、パンに挟んであげたら食べました!ふだんはネギなどなかなか食べないのですが、外でみんなで食べるというシチュエーションも、野菜のおいしさもあり、結構たべました。もちろん、大人もおいしくいただきました。

そのあとは、近くの農家レストランでお食事。食と農を体感した一日でした。

 


畑日和

2014年05月11日 | 福井でのすろーらいふ

この週末は畑日和でした。とあるコミュニティ農園の今年度初作業です。

朝晩は冷え込みましたが、日中は快晴でかなり汗ばむ陽気で、それでも真夏ほどの暑さはなく、風が吹けばさわやかさが感じられました。

この日のために、かぼちゃ、モロヘイヤ、つるむらさきの苗を買い、シソとおくらの種を買いました。(ゴーヤーの苗も買ったけど、これはベランダで緑のカーテンをつくります)畑が家から40分ほど離れているので、そんなにしょっちゅう行けませんが、とりあえず最初くらいはしっかりやり、なるべく手間をかけなくても育つものを植えないと・・・。

というわけで、ずーっと放置していた我々の畑に耕耘機をかけ、鍬でなんとなく畝をつくり、それぞれ苗を定植してみました。空芯菜やシソの種も適当に撒いてみました。久しぶりに土と戯れた気がします。2歳の息子も、頑張って水やりをしたり、シャベルをもって土いじりを手伝ってくれました。

来週はちゃんと芽が出たり、苗が根付いたりしているといいのですが。


砺波のチューリップ&すいせん

2014年05月10日 | 福井近県の旅

北陸の春のお祭りといえば、富山のチューリップ祭り。昨年行ってみたら、そこかしこのチューリップに圧倒されたので、今年も行ってみました。

今年は、いよいよ来年春に開業が迫った北陸新幹線のシートが会場内に展示され、行列ができていました。来年のコールデンウイークは、北陸新幹線で関東からも多くの人が来て、例年以上の賑わいになるでしょうね・・・。

チューリップ祭りですごいと思うのは、会場内だけでなく、会場の周りの圃場や駐車場から会場までの通路も、チューリップを中心とした花で彩られていること。来場者の気分も盛り上がります。

今年は2回目なので、30分ほど並んで、会場内の展望塔に上って、チューリップによる絵文字も眺めました。思ったよりシンプルなハート形でしたが・・・。

一見チューリップとは思えないようないろいろな色と形のお花があり、見飽きません。

 

さて、お腹がすいてきたところで、車で10分ほどの散居村ミュージアムへ。古民家で期間限定で提供される地元の伝承料理をいただきます。大門(おおかど)素麺や菜っ葉の味噌和えである「よごし」、にこごりのような「ゆべし」など、いろいろな郷土料理が食べられて1食500円。とってもお得で嬉しいです。

そのあとは、近くの夢の平スキー場で20万本のスイセンが咲いているということで行ってみました。まずはスキー場近くの散居村展望台で記念撮影。砺波平野に屋敷林に囲まれた農家が点在する「散居村」風景の撮影スポットです。

そして、息を切らせてスキー場の斜面を上ると、白や黄色のスイセンが辺りを埋め尽くしています。冬の越前海岸沿いのスイセン風景とはまた違い、遠くに富山湾や砺波平野、さらには立山連峰を望むスキー場斜面でのスイセンも、雄大な気分になれて楽しめました。

 

 

 


ゴールデンウィークの越前大野

2014年05月06日 | 小さな旅

ゴールデンウィークの好天のある日、大野市にドライブに行きました。

途中、珍しい川魚「イトヨ」が生息する「本願清水・イトヨの里公園」に来てみました。折からの強い日差しで、緑の芝生と湧き水の公園が涼しげに感じられます。

その後、一本の根元から二本の木が生えている「良縁の木」にほど近い「とみたや」にて、良縁そばセットなるものを注文しました。そばはおろしだれとつけだれのペア、おにぎりも色違いの野菜シートに1づずつ巻かれ、蕎麦湯ゼリーと蕎麦がきなど、なかなか洒落ています。

その後は、越美北線勝原駅すぐ隣にあるヤマモモの桃源郷へ。あいにく、ゴールデンウィーク後半にはもう花の見ごろは過ぎていましたが、最盛期を偲びとることができました。また、森林浴をするのにもってこいの場所でした。

 

 

 

 


四国巡礼の旅 その5

2014年05月06日 | Slow Life

バイキンマン号で松山駅に着いた後は、坊っちゃん列車を見ながら道後温泉へ。宿で休憩後、今回の旅の目的の一つ、石手寺へ向かいます。

 

 石手寺は、四国八十八か所の第51番霊場で、本堂、太師堂、薬師堂、鬼子母神など、一つのお寺にさまざまな要素が詰まっていて、どれも立派な寺が多い八十八か所の中でもかなりの充実度だと思われます。まずは本堂と大師堂をお参りした後、鬼子母神へ。こちらの石を持って帰ると子宝に恵まれるとのこと。前回石を持って帰ったら実際息子が生まれたので、今回は慣例に従い、その石に名前を書いてお返しし、別の平らな石を持参して代わりに納めました。この社の前は、そのように赤ちゃんの名前を書いた石で埋め尽くされています。それだけ切実な思いを持った方がたくさんいるんですね・・・。

 

ほかにも、本堂にカラフルなのれんがかかっていたり、遍路装束の方が大勢で般若心経を読経していたり、

  

三重塔にさりげなく原発反対の旨が書いてあったり・・・と、ちょっと気になる点がたくさんあります。

 

また、四国八十八箇所巡りの霊場の砂を全部集めた一角もありました。これを踏むことで八十八箇所すべてを回るのと同様の意義があるそうです。

さて、お参りの後は、道後温泉のメルパルクで瀬戸内海の魚料理をいただきました。日本海の魚とはまた違って美味しかったです。