「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

しまのがっこう 沖永良部

2011年06月27日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり
かごしま・島交流の会が主催する、しまのがっこう・沖永良部に参加しました。

これは、島出身者と島好きが集まり、島について学びながら、島を元気にしようという会合のようです。

私は、地域活性化という点と、琉球文化とヤマト文化を色濃く残す奄美諸島に興味があり、参加しました。

参加したのは、沖永良部出身で東京に暮らす若者や年配者、島好きの人など、30人くらいで、地理や歴史、食べ物や風俗について学びました。

歴史の時間は、島に幽閉されているときに、敬天愛人の思想を残した西郷隆盛について学びました。明治維新期の偉人たちの中でも、坂本龍馬同様人気の高い西郷どんですが、その人気は、徹底した庶民目線や私信のなさに由来するようで、西郷さんの思想こそ今の時代に必要と教えを説くグループ(「敬天愛人フォーラム21」)もあるようです。

何と言っても印象深かったのは、老若男女の島出身者が語る「島への想い」と言えます。東京に出てきて数十年、という方も、このような集まりに出ていらして、島のことを語る時に万感の思いを米らているようですし、30代半ばとみられる若い方は、いつか島に帰って島を元気にしたい、というアツい思いをまっすぐに話してくれます。

黒糖焼酎をいただきながら、自分の生まれた地域への熱い思いを持つことと、そのような同郷人のネットワークがあることを羨ましく思いました。

横浜出身で故郷も近いし、同郷人もたくさん周りにいるはずなのに、自分が帰るべきコミュニティは何とも心もとないです。

むしろ、自分の努力で、そのような地域と人とのコミュニティを創りだしていきたいです。

電気をなるべく使わない生活 「アンペアダウン!」

2011年06月19日 | Slow Life
家のブレーカーを30A(アンペア)から20Aへ下げる
「アンペアダウン」がNHKニュースでも取り上げられる(友人宅でした!)など、節電ムードを背景に、広まりつつあるようです。

共同住宅なので最初は戸惑っていた我が家も、
退去時に復位すればいいかと割り切って、
昨日アンペア工事を受けました。
その際、日経新聞も取材に来られました。

以下、その様子を報告します。

・アンペア交換は5分ほどで終わり、東電の工事の方に、
 「最近アンペアを下げる方は増えてるんですか?」
 と聞いたところ、
 「震災以降、1クラス下げる方が増えていて、助かります」
 と言ってました。
 一瞬、商売あがったりじゃ・・・と思ったのですが、電力需給の厳しい折、
 本音なんだろうと納得しました。

・「テレビなどの待機電力はわずかですので、100W=1Aと考えて、
 レンジとかアイロンとか気をつけていただければ大丈夫です」、
 と教えてくれました。
 「電気がパットわかる本」、という「アンペアチェック」などが載っているパンフもくれました。

・「とりあえず1年はこのブレーカーを使ってほしいのですが、
 もしどうしても必要になれば
 無料で再交換することもできます」
 と親切に教えてくれました。

・日経新聞社会部の記者さんは、
 あまりにもブレーカー工事がすぐに終わったために、
 取り替え現場の立会には間に合わなかったのですが、
 「震災を機に、電気使用についてほか、何か変えた・考えたことはあるか」
 ということなどを丁寧に聞いていかれました。

 たまたま彼が妻と同じ厚木の田んぼが多い地区出身だったこともあり、
 「便利な都会生活の脆さを感じ、
  自然や人とのつながりを大切にしている地域での
 暮らしへの思いが一層強まった」
 という話をしたら、共感してくださっていました。
 気仙沼の田んぼ復興ボランティアの話などもしました。

・経済重視の日経さんでもこのようなことを
 取り上げてもらえると嬉しいですね、
 と伝えました。記事が載る際は連絡もらえるとのことです。

さあ、どんなふうに掲載されるか、楽しみですね。
皆さんもアンペアダウン、いかがでしょうか。

脱・原発アクション6.11 in 新宿

2011年06月11日 | 「つながりの旅」とは?
東日本大震災から3カ月後の今日は、全国100万人の脱・原発アクションデ―。
私も、ナマケモノ倶楽部の仲間と一緒に新宿の街を歩きました。

夕方新宿西口につくと、駅前をにぎやかにデモの一団が通り過ぎていきます。シュプレヒコールをするひとたちもいるけど、大半はプラカードを持ったり、なりモノを持ったりして、「自己主張をするパレード」のようです。

ナマケモノ倶楽部のメンバーも、幟、アンペアダウンマーク、パーランク―、カスタネット、愛犬(!)など、様々なグッズを手に持って、にぎやかに行進します。

警察官大勢に見守られながら(!)居並ぶ車の前を堂々と歩いて横断するのはなかなか気分がいいです。もっとも、さすがは新宿の街、通行人も多いのですが、何だろう、と思って興味深く(または冷たい目で)見る人もいれば、胡散臭そうに無視を決め込む人も多くいます。

ただ、TBSのネットニュースでも取り上げられていましたが、デモの参加者は4月以来着実に増えているし、運動も全国的に広がっています。新宿のデモも2万人が参加したらしいし。(http://www.alterna.co.jp/5893)

少しずつでも、このような動きが広まればいいなあ。

山梨のおススメスポットを発見

2011年06月06日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり
「ぶどうの丘」田畑の楽校に行った際、「また行きたい!」と思えるおススメスポットを発見したのでおすそ分けします。

まずは、援農作業のあとに汗を流しに行った市営の鼓川温泉
果樹園が広がる丘の裾野から、少し坂を上った高台にあり、
周りは白樺の林が、正面にはブドウ畑や山並みの緑が見え、開放感があります。

内湯と外湯一つずつですが、外湯は源泉かけ流し100%。しかも、温度がちょうどよく、ゆったりと長湯してしまいそう。泉質もヌルヌルとしてナトリウムが豊富な感じ。

湯上りには、こんにゃくや果実ジャム、1升瓶のブドウジュースなど、地元のお土産も買えます。

あと、帰り際に行った、塩山駅北口のNPOが営む談話室コロボックル。こじんまりとした住宅街のカフェですが、人が集まる空間の提供を通じたまちづくりや、耕作放棄地を利用した震災被災者への食料支援等、さまざまな活動の拠点となれば、と各種のイベントを行っています。

もちろん、喫茶店自体も居心地の良い空間と美味しいネルドリップのコーヒーを提供してくれます。

私のように、久しぶりにふらっと現れた参加者にも、「みんなの都合もあるだろうから、しょっちゅう来なくてもいいけど、何年かぶりにでもまた来てくれたらうれしいな」と温かく迎えてくれる農園のご主人と同じく、また訪れたいというところがみつかってちょっと嬉しいです。

ぶどう畑のお手伝い①

2011年06月05日 | 山梨のぶどうの丘で

この週末は、JUON NETWORKのぶどう畑のお手伝いに行きました。

この周辺は、盆地を望む丘の上に、果樹畑が一面に広がっていますが、やはり高齢化などで畑の手入れをできないところも多いようです。その中で、ぶどう農家さんの繁忙期を都市から有志が集って手伝うことによって、地域を元気にできないかというこの活動は、もう5年ほど続いているようです。

今回の作業は、これから花を咲かせようという沢山のつぼみがついた房から、余計な房やつぼみを間引く作業です。あちこち伸びたツルをたどって、長いツルには2つ、短いツルには1つの房が残るように他を間引き、さらに残した房も、先端の方のつぼみを残して、根もとの方を指やハサミで落としていきます。

どちらの房を残すべきか迷ったり、勢い余って残すべき部分を落としてしまったり(><;)ということも時々ありましたが、皆さんが親切に教えてくれたので、久々にぶどう畑に立った私も何とか要領がつかめました(多分)。

時には腰をかがめつつ、大抵の時間はずっと上を見上げているので、首が痛くなります。でも、盆地と山並み越しに富士山を眺め、カッコウの鳴き声を聞きながら緑の中で作業するのは、普段コンクリートのビルの中で働いている身には、とても気分がよいです。

加えて、他の参加者の皆さまと飲みながら、食べながらお話しするのも楽しく、人とのつながり、自然とのつながりを楽しく感じることができました。このような経験を積み重ねて、地域にもつながりを築いていくんだなあと思います。