「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

秋の競馬場

2021年11月07日 | パリから足を伸ばして
パリも11月になり、クリスマスデコレーションも見られるようになりました。
 
そんな秋の日、パリ郊外で行われる競馬のファミリーでというのに行ってみました。パリの西郊外、ブローニュの一角にあるオートイユ競馬場から見るブローニュの森は秋の装い。

競馬場の入場は、窓口で買うと10€、オンラインだと5ユーロで、12歳以下は無料でした。

目の前で障害レースが見られます。広いコースの反対側やコーナーはクリアビジョンに走行中の順位とともに映し出されます。
ファミリーデーなので、ポニーに無料で乗れるほか、メリーゴーラウンドなども遊具も無料で遊べます。


エッフェル塔も遠くに望めました。
 
子供たちは、ポニー乗馬やメリーゴーランドも2回ずつ乗り、初めて目のまで見る競馬も楽しかったようです。試しに買った馬券は当たらなかったけど…。
 

シャルトル大聖堂のプロジェクションマッピング

2021年11月03日 | パリから足を伸ばして

世界遺産のシャルトル大聖堂、夜はプロジェクションマッピングが見られます。

例年は4~10月の夏の間のみですが、夏は日が暮れるのが遅くて21時過ぎまで明るいので、20時半には眠くなる子供を連れては見に行けないのですが、2021年はコロナのためのロックダウンで6月まで開催できなかったこともあり、7月以降年末までの毎日開催されています。

ちょうど、10月末にサマータイムが終わって時計の針が1時間遅くなったこともあり、18時半には真っ暗になり、イルミネーションが始まりました。

カラフルにライトアップされるだけでなく、大聖堂建設からフランス革命、第二次大戦下のドイツによる占領から開放など、シャルトルの歴史がわかる映像が映し出されるなど、ストーリー性のある展開になっており、15分の映像は全く飽きません。

 

 

 

これはディズニーランドのプロジェクトマッピング以上に見ごたえがあります。しかも無料…

 

 

これは一見の価値があります。


絶景の街・ルクセンブルク⑤

2021年09月14日 | パリから足を伸ばして

ルクセンブルク2日目の朝は、絶景を求めて「ヨーロッパで最も眺めが良いテラス」と言われる高台に来ました。崖下の市街地と、左手に城壁、前方に古代の城跡を思わせる岩肌、その上に近代的なヨーロッパ地区のビル群を望めます。

↓これは、前日に見た「ボックの砲台」付近の絶壁と、その上に広がるヨーロッパ地区の近代的ビル群の遠景。断崖絶壁の上下に広がる市街地と、EU議会事務局があるEUの中心都市の一つというルクセンブルクの特徴が見て取れます。

崖上の旧市街地と崖に沿って広がる崖下の街並み。

 

緑に囲まれ、断崖の上に市街地があるので、崖上の市街地を結ぶ鉄道の橋も景観に映えます。

崖下の市街地から望む旧市街の街並み

ノインミュンスター修道院の尖塔と城塞都市ルクセンブルクの象徴ともいえる城壁。

風景が水面に反射して、絵葉書のようです。

ノインミュンスター修道院は、ナチスドイツの占領下、政治犯が収監されたという歴史もあるようです。

ルクセンブルクが古代からの城壁都市であることが下から見上げるとよくわかります。

古くからヨーロッパの交通の要衝にあり、それがために要塞化され、現代ではEUの礎となるEECの創設国家の一つであるルクセンブルク、こじんまりとしていますが、なかなか見ごたえのある街でした。

 


絶景の街・ルクセンブルク④

2021年09月13日 | パリから足を伸ばして

夜のルクセンブルグ旧市街、風情があります。

市街地の中心部にある国立劇場

 

劇場前の広場は、カフェやレストランのテラス席がにぎわっています。

20時半ころにはイルミネーションが灯ります。9月上旬ですが、イルミネーションが灯ると冬のようです。

こちらは市役所前広場からの夜の大聖堂

ホテルから、目の前の大聖堂を望むとこんな感じ。

  

朝焼けの大聖堂

市街地からバスで25分ほど離れた空港に着陸する飛行機が大聖堂の尖塔を横切るように飛んでいきました。


絶景の街・ルクセンブルク③

2021年09月10日 | パリから足を伸ばして

城塞都市・ルクセンブルクの発祥の地・ボックの砲台へ。ここは963年に砦が築かれ、その後17世紀まで何年にもわたって城壁が拡大・補強されてきた場所です。

 

このように城壁に穴として残る砲台跡。レプリカの砲身が置いてあるところもありますが、コロナで内部は見学できませんでした。

でも、崖の上にあるので絶景が楽しめます。崖下のノインミュンスター修道院と川下の市街地。

旧市街地から少し離れたボックの砲台から、旧市街地の方に戻る際、崖沿いの道を通ると、そこは「ヨーロッパで最も眺めの良いテラス」と言われる散歩道になっています。

振り返るとそそり立つ城壁とノインミュンスター修道院が…。

ノインミュンスター修道院の脇の橋が水面に反射しています。

ボックの砲台付近に見える昔の城壁を遠望。その奥に、欧州議会などがある近代的なヨーロッパ地区の高層ビルが見えます。

このように、中世からの城塞と近代的な都市、崖の上の市街地と落ち着いた崖下の街並み、レンガ造りの橋と緑という対比が楽しめるのがルクセンブルグの魅力でしょうか。


絶景の街・ルクセンブルク②

2021年09月08日 | パリから足を伸ばして

シックなルクセンブルク旧市街の街並みを抜けて早速絶景の名所へ。

公園から延びる通路を向かうと、旧市街とEU議会事務局があるヨーロッパ地区を結ぶ赤い橋を見渡せる展望台に来ます。

展望台の反対側は、このように崖下の市街地を望めます。

そしてこの展望台の先端部は、床がガラス張りで真下を見下ろせます。これはかなり冷や汗ものです。怖くて真下を直視できませんでした。

下から見上げるとこんな感じ。実は落差71mを垂直に降りるガラス張りのエレベーターなんです。断崖の上の旧市街と、川近くの市街地を結ぶエレベーターがガラス張りで、さらに展望台を兼ねており、ちょっとした観光名所になっています!

川の下の街も落ち着いて良い雰囲気です。

崖の上の旧市街地に戻ります。街の中心部にある大公宮殿では、毎日衛兵の交代式が行われています。観光案内所で今日は16時からと聞いていたので、その時間に行ってみると、すでに大勢の観光客が。

音楽隊の生演奏とともに、10分程度の交代式を目の前で見ることができました。

ちなみに、この後、旧市街でも最も古いといわれるサン・ミシェル教会に立ち寄ったら、ちょうど結婚式をやっていました。

午前中のカテドラルではパイプオルガンの生演奏会を、午後の教会では結婚式を垣間見ることができて、ラッキーでした。


絶景の街・ルクセンブルク①

2021年09月05日 | パリから足を伸ばして

パリからTGVで2時間でルクセンブルク中央駅へ。

 

2020年3月から、公共交通利用促進の為に無料となったトラムとバスに5分ほど乗り、世界遺産にも登録されている旧市街地へ。

街のシンボルともいえる、高い尖塔を持つノートルダム大聖堂と市役所

ノートルダム大聖堂前の入り口

 

内部には巨大なパイプオルガンが。ちょうど、土曜日の午前中でコンサートが行われており、見事なパイプオルガンの響きを聞くことができました。

 

ルクセンブルクは、川の湾曲した断崖絶壁の上に街ができていて、その断崖を利用した要塞都市でした。大聖堂前の道を渡った広場からは、街が深い谷に囲まれており、対岸の新市街と巨大な橋で結ばれることを実感します。

 


トゥールーズで運河と教会巡り

2021年09月02日 | パリから足を伸ばして

トゥールーズはガロンヌ川とミディ運河などの水運で栄えた街。暑いだったこともあり、水上から街を眺めることにしました。

街の中心にあるガロンヌ川沿いの遊覧船乗り場にて。

チケットを買った出港1時間前は誰もいませんでしたが、出港間際に行ったら川と運河めぐりの船は満席でした。

ガロンヌ川の橋は、洪水時に水を通過させて橋にあたる衝撃を弱めるため、上のような穴を橋桁に明けているそうです。

運河に入ると木陰でひんやり。水が干上がらないように影を作るため、そして土手を強固にするために、運河のそばには植樹がされたとか。

16世紀に作られたミディ運河は、ルイ14世の頃、ベルサイユ宮殿建設と並ぶ国家プロジェクトだったそうです。

 

3つの運河が出会うところで折り返し、ガロンヌ川沿いの乗船ポイントに戻ります。約1時間の船旅でした。

乗船ポイントのすぐ近くにある古い教会、中はカラフルな装飾です。

こちらは町の中心にある、サン・セルナン・バジリカ聖堂。8角形の塔が目立ちます。世界遺産の一つです。

スペインのサン・ティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼地として、大勢の巡礼者を迎える巨大な聖堂が作られたとか。

  

 

こちらはサンテティエンヌ大聖堂。

さすがフランス第4の大都会だからか、トゥールーズの街には、立派な教会がいくつもありました。

 


バラ色の街、トゥールーズ

2021年09月01日 | パリから足を伸ばして

トゥールーズは人口45万人のフランス第4の街。SNCFのトゥールーズ・マタビオ駅も風格があります。

街の中心にあるビクトル・ユーゴー市場へ来ました。美味しそうな惣菜や名産のトゥールーズ・ソーセージ、鴨のコンフィなどが並びます。

ソシソン(乾燥ソーセージ)をつまみにワインを飲ませるバーもあります。

こちらはチーズ専門店。フランスの地域ごとの特産チーズが分かりますね。なにしろ、1年の日数分、つまり365種類のチーズがあるといわれる国ですから…。

街の中心、キャピトル広場。市役所と劇場が一体となった見事な建物と、カフェのテラスで賑わう市役所前広場です。

市役所の建物正面は工事中でしたが、フランスでよくある化粧囲いがかかっています。

こちらは中庭に面した建物。この街は、岩石があまりとれないことと、土壁の家が多い中世に火事で街の広い範囲が焼けたために、赤レンガ造りの建物が多く、それが夕日に輝く様子から、バラ色の街、と呼ばれています。

 

市役所は土日も一般公開されていて、豪華な内部を見学することができます。

  

街を歩くと、やはりレンガ造りの建物が多く目につき、それもロンドンのような茶色のレンガではなく、赤レンガです。なので、「バラ色の街」と呼ばれるのも納得。そもそもトゥールーズは、16世紀にはパステルと呼ばれる染料の交易で栄えたまちだとか。

ホテルの窓から見下ろす夕暮れ時の街。同じフランスでもパリとは全く違う、テキサスやアリゾナのような南国を感じさせる乾いた空で、雲一つありません。

トワイライトタイムには、サン・セルナン・バジリカ聖堂の8角形の塔が浮かび上がります。