「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

ソーシャルビジネス

2009年05月25日 | Slow Life
立教大学で行われたソーシャルビジネスについてのセミナーに行った。ざっと400人近くの人が入っていて満席。こんなに関心を持つ人が多いとは、と驚いた。

以下は、心に残った点

・近代化で生活と経済は分離した(共通価値の崩壊、関係性の欠如)
・リスクをリスクで補い、コストを下げる
・市場のどのようなニーズ(欲求)をどのようにみたすか
・ビジネス=期待を背負ってリスクをとること
・感動を創り、共感を創る。
・常に主体性を持って変革し、価値を創出する
・現場を見て価値の源泉を考え、反応を見ながら行動を起こしていく
・昨日の満足は明日の満足につながらない
・自分の舞台を自分で作らないと踊れない
・凡人集めて非凡を為すのが夢
「環境のことをやる会社にいるから環境の仕事ができるわけではない。
 自らリソースを活用し、常にどうすべきかマネジメントしてこそ
 事を為せる」
・経営とは、悩み、不安に思い、周りとぶつかりながらも、
 情熱を持って前に進むことの繰り返し
・自らからシナリオを描いて出番を創り、全体をデザインするのが
 ソーシャルビジネスの醍醐味
・人間自分に正直に生きたら、周りに迷惑をかける。
 だが、その迷惑以上に仕事で価値を生むことが大事

・ないものねだりより、足元にあるものをどうするか考える
・町おこしをやるのではなく、必要なことをやってきただけ
・一人ひとりに役割を与える、個を磨き、認められるのが大事。
 その場を用意するコーディネーター・プロデューサーが大事
・環境と経済をつなぐことで環境=他人事を自分事化する
・まずはやってみる、一歩を踏み出す
・絶対あきらめない、どこかに別の出口を探す
・気持ちを込める…言葉に、表情に、文章に
・ステークホルダーが喜ぶ、ハッピーになることが大事

大雄山最乗寺

2009年05月20日 | 小さな旅

品川区の茶摘みツアーで、本来行くはずだった滝は足もとが悪くて危険ということもあり、急遽行き先を変更して最乗寺へ。

ここは、曹洞宗では 福井の永平寺、鶴見の総持寺に次ぐ格式を誇り、 神奈川県内でも、川崎大師、大山阿夫利神社と並ぶ三名刹と言われている。

広い境内は杉の大木に囲まれ鬱蒼としている。雨にぬれて境内は静謐に包まれ、本堂の中も誰もいない。100畳近い境内で、荘厳な伽藍を前に、しばしぼーっとすると、なんとなく心休まる感じ。

緑に包まれた雨の寺も悪くない。


梅ヶ島でのスローな取り組み

2009年05月17日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり
静岡市から安倍川沿いに45Kmほど上流に行った山あいの集落、梅ヶ島温泉の近くの茶園を訪ねた。

急な山肌に囲まれて川霧のたちこめるこの辺りは、良質のお茶の名産地。寒暖の差がお茶の味を豊かにし、しかも標高が高いので、無農薬でも香り高いお茶がとれる。

しかし、収穫時期が平地に比べて遅く、他産地の新茶が出回っている時期となるため、品質に見合う価格が付けられない。結果的に、山あいの集落での茶づくりは後継者も少なく、過疎・高齢化、茶畑の荒廃が進んでいる。

そんな中、この無農薬茶の良さを多くの人に知ってもらい、相応の値段で買い支えることにより、この地の文化ともいえる茶づくりを残そうという取組が地元で始動しつつある。

この辺りは、標高1000m前後の急な山肌を切り開いた茶畑と、畑に囲まれた1,2軒の家が山の尾根に点在し、「日本のマチュピチュ」ともいえる風景が広がる。

我々は、日本一高いという標高1000mの茶畑で一番茶を摘み取る体験をした後、その山の頂上の家に一人で住むおじいちゃんの畑を見学させてもらった。そこから見下ろす風景は、まさに「天空の茶畑」―この風景を見ながら自然とともにある暮らしをすれば、それだけで穏やかで清々しい人生が送れるのではないか、是非ともこの風景と文化を守りたい!と思ってしまう。

素晴らしい文化的景観とそれを育んできた生業を守るためにも、この地のスローな茶づくりを応援したい…。限定品ともいえるこのお茶、一度味わって「天空の茶園」の応援団になりませんか?

梅ヶ島スローツアー

2009年05月16日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり

今回の梅が島のツアーでは、心休まる風景に出会った。

まずは、つきなみだが、静岡といえば富士山。東名富士川SAから眺める富士山の姿はまさに秀麗。

そして、茶畑の中に古い民家が点在する里山の景観。

雨の新緑に彩られた山あいの民宿では、里山料理を堪能。シカ肉の刺身と網焼き、ヤマメの塩焼きと刺身、山菜とこんにゃくの煮物。

もちろん夜は温泉でほっこり。ヌルっとした手触りのここちよいお風呂あがりに、お酒が進みました。


日比谷公園はバラが満開!

2009年05月14日 | 小さな旅
今の職場は日比谷公園の目の前。
今朝はさわやかな気候だったので、早出の途中、普段は地下鉄に乗るところ、バラが満開の日比谷公園を歩きぬけて職場に行きました。

この時期の日比谷公園は、桜、チューリップが終わり、濃さを増す新緑と、ピンクや黄色など色とりどりのバラに彩られ、ほのかな香りが漂います。

普段は結構な人出でにぎわう昼休みの日比谷公園ですが、こういう朝の静かな公園もいいなあ。

畑~種まきから一ヶ月後

2009年05月10日 | Slow Life
久々に畑作業を再開してから一か月。種まきの時から比べると、ずいぶん畑も緑が多くなってきた。

蒔きなおした小松菜と大根は元気だが、明日葉、バジル、いんげん、おくらはさっぱり芽を出さない。小松菜と水菜も一部のみ。その結果、畑の一部のみ緑が繁茂するが、他の部分はまだ土に覆われたまま。

他の畑に比較するとなんともかっこ悪いが、うーん、これも自然の摂理の因果応報、精進あるのみか。

ベランダ先のプランタ・植木鉢菜園は、丸葉小松菜とゴーヤは順調に育っている。水菜と苗植えのミニトマトもまあまあだが、シソが今日から急におかしくなった。葉の周りや葉脈周辺が黒くなってしおれてしまう。なんでだろう。根腐れかなあ。

とまあ、思い通りにいかないところもあるけど、自らの思い通りにはならず、自然の摂理に従うことになるんだと、畑を通じて作物から諭されている気がします。

自然から切り離された生活を送る都会では、人間中心という傲慢な気になってしまうので、このような自然のスローな時間の流れと向き合って、時々謙虚になるのもいいかも。。

華麗なるカレーフェスティバル

2009年05月09日 | 小さな旅
海軍カレーで有名な横須賀で、カレーフェスティバルをやっていたので、ドライブがてら行ってみました。

地元横須賀のカレー9種類のうち、4つを選んで一皿に盛って味わう(\300)ことができるほか、全国のご当地カレーや三浦半島の物産展が、横須賀の三笠公園で一堂に会しています。

天気にも恵まれ、海の風を浴びながら、房総半島の遠景と記念艦三笠を前にして味わうカレーはなかなか美味しかったです。その後は、観音崎をドライブして海辺のボードウォークを散策し、のんびり帰路へ。

久々に地元近くでのイベントでしたが、足元の三浦半島地域を見直す良いふらり旅でした。

いつもと違った見方…

2009年05月08日 | Slow Life
今日は、夕方、雨上がりに東京でも虹が見えたらしい。
http://news.goo.ne.jp/photo/jiji/nation/jiji-8002298.html

職場でも、ビルの谷間に巨大な虹がくっきりと見えた。
普段の見慣れた風景も、ちょっとシチュエーションが違うと違った風景に見える。

写真は、浜離宮とお台場を結ぶ水上バスから眺めた東京の風景。いつもと違った都市の風景に見えない?

日常の風景も、いつもと違った見方をすると違って見える。そんな考え方も、毎日を新鮮に、活き活きと過ごすために大切なのかも。

信州・佐久へスローツアー!

2009年05月06日 | 小さな旅

佐久に住む友人を訪ねた。佐久は毎年行われるバルーンフェスタと鯉が有名らしく、行った時もちょうどバルーンフェスタが行われていた。

佐久から立科へ向かい、春日温泉の近くにある、職人館という町おこしのために地元の食材を使った農家レストランで昼食。古民家を改装した人気の食事処 (18年前からやっている「農家レストラン」のはしりと書いてあった。)らしく、多くのお客さんでにぎわっていた。コシのある信州そばがうまい!

その後、中山道の宿場町の雰囲気が残る望月宿・茂田井宿を散策。300年続く造り酒屋など、古い街並みが静かに残っており、とても良い雰囲気。そういえば、畑の中の道を走っていても、古いつくりの民家や蔵がそこかしこに残っており、何となく落ち着く。

夜は御牧ヶ原にあるカフェ「読書の森」のストローベイルハウスに泊まり、久々に友人たちと遅くまで話し込んだ。翌日は、ゆったりと温泉に入り、野菜の直売所でお土産を買って帰路に。やっぱり信州もいいなー。


都心の人込みで思うこと

2009年05月05日 | 小さな旅
GWの都心に出かけた。正月や盆などは、東京から地方に帰省する人が多いので、都心はがらんとしているが、そんなイメージで都心に出かけたら完全に期待を裏切られた。

まずは築地市場。祝日なのに珍しく開場するというので、閑散とした市場を想像していたが、実は半額セールなどの大きなイベントがあるようで、場内・場外とも大変な混雑。年末のアメ横みたいな人込みを通り抜け、場外で寿司を食うのにも一苦労だった。(まあ、寿司はうまかった。。。)

さらに、「みどりの日」ということで入場無料になった浜離宮からお台場にいく水上バス。甲板の上まで人がぎっしり。その勢いで、もちろんお台場もたいへんな人出。

お台場にあるフジテレビの球体展望室は眺めがよかったが、やはりどこもかしこも人影を見ているようで、一番印象的なのは、人っ子ひとりいない東京湾の風景だった。

車社会の沖縄では、渋滞とか言っても、500mくらいのろのろ走れば解消したのに…。東京はやはりふつうじゃないね。これだけいても、人間関係には飢えているみたいだし。