「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

トウモロコシと枝豆を収穫!

2010年07月28日 | 農のある暮らし
前橋の観光協会が「小さな旅」の冊子で募集していた、日帰りの収穫体験ツアーに参加した。

この企画、日本の里百選に選ばれた、赤城山のふもとに広がる室沢の棚田(といっても山麓に広大に広がる段々畑)で、トウモロコシと枝豆の収穫をし、その後近くの赤城神社やカリカリ梅元祖の工場を見学する、という日帰りツアー。

まずは暑い中、畑に移動してトウモロコシ収穫。畑の中で熟れたトウモロコシを生でかじるとあまーい!強烈な日差しも忘れるくらいです。熟れすぎてダメなやつもあるから、ということで予定より多めに収穫させてもらい、次は枝豆の畑へ。

プリッと太った枝豆がたわわになっています。これも実がびっしりとついている木を5本収穫させてもらい、さらにジャガイモも掘らせてもらいました。

その後は、畑の片隅で、とれたてのトウモロコシ、枝豆と、地粉で地元のお母さんたちが打ったうどんをいただきました。竹を自ら切って器を作って・・・田んぼを抜ける風に吹かれながらの昼食。サイコーです。

家に帰っても、当分トウモロコシと枝豆を食い続けられるくらいの収穫をいただいました。
苦労して畑を手入れして迎えてくださった地元の皆さま、美味しく頂きました。里の恵みと人の恵みに感謝です。

田んぼできずなづくり

2010年07月26日 | 農のある暮らし
友人が主催する「田んぼできずなづくり」プロジェクト(http://tanbode-kizunadukuri.net/)に
参加させてもらいました。場所は山梨県の身延の近く、富士川が刻む谷あいの田んぼです。

午前中は、近くで名産の「ゆば」づくり体験です。
豆乳を80度のお湯で湯煎してできた幕を棒ですくい上げて、
2,3分して乾いたら畳んで・・・という工程で湯葉が出来上がります。
できたてのユバをワサビ醤油で食べたら・・・うまい!パック入りで売っている清貧よりうまいです。

炎天下の午後からは、田んぼで草取り。田植え後3カ月経った稲は1m近くに育ち、田んぼに入れば稲がちくちくしますが、その稲と強い日差しに負けずに下を向いて草取り。汗が玉のように滴り落ちるつらい作業です。昔から、この作業が一番つらい、と農家が言ってきた作業を体験します。我慢比べのようにしばし皆無言になりますが、それでも大勢でにぎやかにやっているので気も紛れて、作業がはかどります。

次はお化けのように育ったピーマンなど、夏野菜の収穫。さらに、大豆畑の草取りなど、一日汗を流しました。暑いけど、田畑を渡る風のそう快感は何とも言えません。

猛暑日の援農

2010年07月23日 | 農のある暮らし
先週の日曜は、 山梨のブドウ農家でお手伝いしました。

今は、畑一面、青い実がたわわに実っています。
といっても、知らなかったのですが、放っておけばいっぱい生えてしまう房を適度に間引き、
一つの房につく粒も適当に間引き、ようやくいい塩梅になります。

今は、ちょうど、粒を間引く作業と、間引いたものに袋をかける作業、更に日差しが強い場所には、袋の上から紙を笠のようにかける笠かけという作業で忙しい時期でした。

予想はしていましたが、甲府盆地の縁にある牧丘でも、かなり暑いです。日中の気温は35度。ブドウ棚で日陰にはなっていますが、木漏れ日が差すし、基本的には熱い中立ちっぱなしの作業なので、じっとりと汗が出ます。まあ、無心に自然と向き合うほうが、都会のムワッとした暑さよりはよほどマシですが。

気づいたのは、ぶどうを生育する作業は思った以上に手間がかかるということ。一面のブドウ畑には、何千個、何万個という房がありますが、それを間引き、粒をそろえ、薬をつけ、袋をかけ、笠をかけ、袋を外し、収穫し、袋に詰め。。。と考えただけでも気が遠くなりそうな作業です。

でも、やはり、手間をかけると美味しいブドウが育つんだそうです。そして、きちんと手入れされたブドウ畑は、傍目にも美しいです。今年おばあちゃんが亡くなって、手を入れる人がいなくなったというブドウ畑も近くにありましたが、一目で手が入っていないことが分かり、見ただけで心がすさむ感じです。

自然に対して人が適度に手を入れるからこそ、自然の恵みが視覚でも味覚でもたのしめるんだということが、実感できました。しかし暑かった。。。

祝島

2010年07月19日 | Slow Life
原発問題で揺れる 山口県の祝島(いわいじま)を舞台にしたドキュメンタリー映画、「祝の島(ほうりのしま)」を見に行った。

鎌仲ひとみ監督の「ミツバチの羽音と地球の回転」に加えて、もう一人の女性監督が、一つの小さな島で、同じ時期に原発をテーマにしたドキュメンタリーを作成したということで、少しだけ話題になっていた。さらに、知人に勧められたこともあり、久々に「ポレポレ東中野」に足を運んだ。

映画では、島の美しい自然の風景や瀬戸内の夕日などと交え、自然と向き合い、先祖代々受け継いできた暮らしを淡々と営む島の人々(多くはおじい、おばあ)が映し出される。時折、のどかな風景と好対照をなす、原発に対する講義行動のシーンもある。

映画の中で、インタビューを受けた祝島のおじい、おばあが言う。
「現代の暮らしは、人間の身の丈以上のことを追い求めていないか。もっとシンプルに暮らせるはず」」
「先祖代々、暮らしの原点として守り続けてきた海を、次の世代を考慮して遺してあげたい。ただそれだけ。」
「何よりも辛いのは、原発推進派と反対派で、かつては一つにまとまっていた島の人を2分してしまったこと」

これって、辺野古も、六か所も、問題など、全国どこでも、共通することだと思います。現代の開発のメリットを享受する我々も、無関心ではいられないはず…。

映画ののちには、纐纈(はなぶさ)監督のあいさつもあり、多くの人にもっとこの問題を知ってもらいたい、というまっすぐな気持ちが伝わってきました。ぜひ、ご覧あれ。

安曇野の風景③

2010年07月16日 | 素晴らしき旅の記憶
安曇野に行った時の日記に戻ります。

有名な大王わさび農場に行きました。見渡す限り一面のワサビ田で、ワサビソフトはもちろん、ワサビ入りコロッケやワサビ煎餅など、数々のワサビグッズが売られています。

わさびは、水温13度に保たれてる清水が流れるところで生えるらしく、ワサビ田の水に足を浸せるところがあったので靴下を脱いで水に入ってみたら、冷たくて気持ちいい!と思ったのも束の間、すぐに足がかじかんでしまいました。こういうキンとした冷たさの中で、あのピリッと利くワサビが育つんですね。間近にワサビの生育状況を見ることもあまりないので、砂利の中にこんなに根を何本も伸ばして・・・というのが観察できておもしろい体験でした。

ちなみに、なんで「大王わさび農場」という偉そうな名前が付いているんだろうと思っていましたが、大陸系の大和朝廷に対し、地元民を守るために立ち上がった土着の王様で八面大王という方がいたんだそうな。

最終的には大和朝廷に征服されましたが、あまりにも強力だったので、生き返るのを恐れて八つ裂きにされて葬られたとのこと。なので、耳●、鼻●、首塚、など、体の部位にまつわる地名がこの辺は多いそう。

大王わさび農場周辺にも、体の一部が眠っているらしく、農場の一部に彼を祀った神社等もありました。安曇野一帯に、彼にちなんだ地名が残っていることから、余程慕われ、かつ影響力のあった人だったんでしょうね。そんな歴史に思いをはせて散策するのも楽しいものです

安曇野日記②

2010年07月11日 | 素晴らしき旅の記憶
6月に行った安曇野の日記の続きです。

6月半ばの安曇野は、首都圏より若干涼しい気候もあって、あやめ祭りをやっていました。穂高から自転車で30分ほど走って明科駅の近くの公園では、なぜかアルペンホルンの演奏も聞けました。高原の街、ということかな?

安曇野と言えば、北アルプスを背景にした道祖神と田園風景。道祖神はほかの地域にもあるけど、双体道祖神は特にこの地域に多いそうです。

また、6月のこの時期は、麦の収穫時期でもあります。田植え後の青くてさわやかな田園風景のならびに、黄金色の麦畑もあり、コントラストがキレイです。

いろんなのどかな風景が見られるのが、安曇野の魅力でしょうか。

倉敷は風情のある町

2010年07月07日 | 小さな旅
取からの帰り道、せっかくなので、倉敷で途中下車して町を歩いてみました。

徳川時代は天領として栄え、明治以降は倉敷紡績(クラボウ)のおひざ元だった町だけあって、
駅から10分ほど歩いた美観地区は、未だに瓦屋根、白壁、なまこ壁の街並みが川沿いに残っていて、それは風情があります。

近くの大原美術館はもちろん、一歩路地を入った細い商店街まで、昔の街並みを残したまま今も現役で商店として使われているなど、2,3時間歩いただけでしたが、とても興味深い町でした。

無機質なコンクリートと高いビルが並ぶ大都会より、余程落ち着いて街歩きが楽しめます。

また路地裏の醤油屋には、地元のとら醤油の看板があり、阪神ファンではないのですが、
おもわず地元特産の本醸造醤油を買ってしまいました。旅の楽しみの一つですね。

バウムクーヘンづくり!

2010年07月06日 | Slow Life
ってやったことありますか?
竹を切ってきて、ドラム缶に炭火をおこします。

ドラム缶に渡して竹を十分温めたら、
ホットケーキミックスを牛乳と卵で溶いたもの(少しゆるめ)を
竹にまんべんなく塗ります。

その後、ホットケーキミックスを塗った竹を炭の上に移し、
粉が垂れそうになったらくるりと竹を回します。
暫くこれを繰り返すと、竹の周りについたホットケーキミックスが固まり、
こんがりきつね色になってくるまでじっと我慢。

うっすらと焼き色がついたら、またホットケーキミックスを塗って、竹を回して・・・これを10回くらい繰り返すと、バームクーヘンの出来上がり!

結構地道で根気がいる作業です。
ポイントは、出来上がりが固くならないよう、
焼きすぎないことかな?

バウムクーヘンて、手作りすると大変なんだな、
こういう作業は、機械でやるのが間違いないな、
と実感した1時間半でした。。。

鳥取で里山体験!

2010年07月06日 | 小さな旅
人に誘われて、とある企業の森林保全活動に 鳥取県日南町まで行ってきました!

日南町は、 鳥取、岡山、広島、島根の県境にある人口6000人弱の山里です。
もちろん、このイベントを知るまでは聞いたこともありませんでした。
岡山から、これも初挑戦の特急「やくも」に乗って、中国山地を目指します。

約一時間ほどで、瀬戸内側と日本海側の真ん中あたりにある日南町に到着。
まずは、県、町、森林組合三社の力を借りて、木道の整備を行います。
雨にぬれたな斜面で、木道にする場所の藪を払い、杭を打ち込むのは結構つかれます。

ひと汗かいたところで温泉。広いところにのんびり。周りは見渡す限りの緑の森。
夕食後は、ホタルを見に行きました。町の人もこの時期は車で近付かないようにしているようで、
県道の途中には係の人が立ち、「ここからしばらくの通行はご遠慮ください」とやっています。
その先へと歩いて行くと、左右にほんのりとホタルの明かりが点滅しているのが見えます。

やがて、2秒ついて2秒消えるというゲンジボタルと、1秒間に2回光を放つという陸棲の姫ボタルが両側に見える場所に来ます。目を凝らすと、ホントの暗闇の中に、15-20個もの淡いホタルの光が点在し、幻想的な風景。。。

とても山里を満喫できました!