「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

しごと塾さいはら

2011年08月21日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり

最近は週末ごとに 山梨に通っていますが、 山梨県のいちばん 東京寄りの上野原でも、最近、マチとムラとの交流、地域活性化の取り組みがなされていると聞いて気になっていました。そんな折、「しごと塾さいはら」のイベントの案内を頂いたので、この週末に行ってみました。

西原地区は、中央線上野原駅から車で40分くらい山奥に入ったところにある、人口750人くらいの山間の集落です。ここでは、近年、地域活性化のNPOも立ち上がり、移住してきた若者や、びりゅう館という、食事やそば打ち体験もできる観光交流館に勤める外部の方などとともに、名産のそばや田舎体験をウリに人に来てもらおうと頑張っているようです。

しごと塾さいはら」は、 都市と農村の交流を学ぶ人たちが、西原の取組みを聞きに訪れた際に、ここに継続的に関わりたいと昨年から自主的に立ち上げた会で、そばづくりや、じゃがいもづくりをしながら、地域の人たちとの交流をしているようです。

山の緑の間に、家と畑がコンパクトに広がる西原では、先週じゃがいもを掘ったという畑に溝を掘り、そばの実を15cm間隔で15粒くらいずつ、捲いていきました。結構山が近くまで迫っているので、イノシシやクマにやられる畑もあるようで、これが無事に育つかドキドキです。

お昼は、びりゅう館自慢の天ざるそば。季節の野菜の天ぷら、特産の刺身コンニャク、漬物もついて、850円はお得感たっぷり!すぐ隣の水車で朝挽いたという蕎麦も食べ甲斐がありました。

あいにくの雨で午後の散策はできなかったけど、その後も、地域の方のお話を伺ったり、地元産の野菜を頂いたりと、山里でのんびりしました。

しごと塾さいはら」は、このような活動を始めて1年ほどとのことですが、キーになる地元の方との関係も築けつつあるようで、今後の発展が楽しみです。

 

 

 

 


ぶどう畑のお手伝い⑥

2011年08月18日 | 山梨のぶどうの丘で

日曜日は、 山梨県 の韮崎市穂坂地区で醸造用ぶどうづくりのお手伝いに行ってきた。

これは、穂坂甲州ぶどう倶楽部のイベントで、高齢化でワインの原料となる甲州種の生産者が不足しつつある現状を鑑み、都市部の方にぶどうの栽培やワイン醸造の現場を体験し理解を深めてもらうことで、この地のぶどう・ワインづくりを元気にしたいというもの。

地場産業を活かしつつ外部の人に来てもらって地域を元気にしたいという趣旨にも共感できるし、これまで関わってきた 山梨市牧丘地区での生食用ぶどうの栽培との様々な違いについても知り、山梨のぶどう栽培、ワイン造り、地域活性化により関わりたいと思い、参加してみた。

ワインといえば勝沼周辺、ぶどうといえば甲府盆地と思っていたが、このあたりは南アルプスを望む茅ヶ岳の南西側の裾野に日当たりとの良い台地が広がり、ぶどうやリンゴの栽培が盛んなようだ。なだらかな斜面の畑からは、眺めが素晴らしい。

作業は、ぶどう栽培40年という農家の方に教えてもらいながら、ベリーAにカサをつけて行く作業。見た目を重視する生食用の単価が高いので、どうしてもそちらの作業を優先せざるを得ず、結果的に見た目はあまり重要視されない醸造用はなかなか手が回らなくなること、糖度が1度違うと買い取り価格がキロ当たり10円くらい違うこと、醸造メーカーの買い取り希望時期に応じて作業計画を立てていること等、興味深いお話を伺う。

作業をしていて感じたのは、ふだんやっている牧丘での生食用ぶどうは、粒抜き・袋かけなど、ホントに手間が掛けられているんだ、ということと、ぶどうが色づく時は、下から順に・・・とかではなく、一つの房の中でもまだらに粒が色づいていくということ(牧丘では袋がかかっているので分からなかった)。

栽培現場が分かると、ぶどうもワインも、より一層美味しく頂ける気がする。次回も南アルプスを望む畑で作業ができるのが楽しみ。

 

 


ぶどう畑のお手伝い⑤

2011年08月17日 | 山梨のぶどうの丘で

お盆の週末も、 山梨県の牧丘にぶどう畑のお手入れ(http://ameblo.jp/budounogakkou/)に行ってきました(忘れ物を取りに行くというついでもあり・・・)。

収穫される予定のぶどうはすっかり袋がかかり、薬や雨から実を守りつつ色づき、成長しています。今回の作業は、これらの実に栄養を集中させるべく、まだ残っている(もしくは房落としをしたあとに成長した)余分な房を切り落としていくものです。結構大きな実がたくさんついていて、ぶどうの生命力にびっくり・・・。

作業の後は温泉、そして今回は、お盆ということもあり、集落の夏祭りに参加させてもらいました。

集落の公民館とその前の広場(と言ってもほとんど道路)で、子供たちからおじいちゃん・おばあちゃんまで、50,60人が集まり、青年部と思われる30代くらいの方たちが中心となって、かき氷、金魚すくい、焼鳥、花火などが楽しめるようになっています。

完全に部外者である我々にも、どうぞどうぞ、とビールを勧めてくれたり、かき氷や金魚すくいは20円、焼鳥は50円など、採算よりも皆でワイワイ楽しめることを重視した作りになっています。

スイカの種飛ばし大会や、ほうき、洗濯バサミなどが当たる特産品抽選会(JAで配ってくれるアンパンマン柄のティシュが抽選券でした!)も、ほのぼのしています。

圧巻だったのが花火。スーパーで売っている花火程度かと思いましたが、花火の名産地市川大門で買ってきて、仕掛け花火やミニ打ち上げ花火の連射など、こじんまりとしているとはいえ、個人ではなかなかできない、手作り感が満載で思わず見入ってしまうものでした。

子供がいたら子供を連れてきて、地域の人たちと交流でき、夏の思い出ができる素敵なお祭りだなあ、こういう祭が残っている地域はいいなあ、としみじみ思いました。

 

 


ふりかえり

2011年08月12日 | Slow Life

時々、自分が何をやりたいのか、やろうとしているのか分からなくなる。

●仕事は自分で創るもの

●世の中に確立されていないことをやるのなら、誰かが走り出さないと道はできない

で、具体的には何をやるか。日々をどう過ごすか。

とりあえず、様々な現場に行き、地域のニーズやリソースをじっくり観察し、

自分のネットワークを活かしてできることを考え、発信することを続けるしかない。

●迷っても歩き続ける。

●うまくいくまで辞めない。そうすれば必ずうまくいく。