「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

青果?盛夏?

2013年07月26日 | 福井でのすろーらいふ

7月の半ばに2週間ぶりに畑に行った時のこと。

2週間前に来た時はそれほどでもなかった雑草が、ここ最近暑い日が続いたせいか、ものすごい勢いで伸びて、どこが野菜の畝か雑草か、ぱっと見で区別がつかなくなっていたのには辟易しました。。。

そんな中でも、雑草と見間違えそうなクウシンサイ、

モロヘイヤは立派に育って収穫時期を迎えていました。

立っているだけでも暑い中、汗をかきながら畝の雑草を一部抜いたり、鎌で切って勢いを弱めたりしました。

その後、みんなの畑の共同作業では、さつまいもの伸びた茎が地面に張っているのをまくる作業をしました。

こうすることで、地面に着いているところから茎が伸びて、細い芋がたくさんできるのを防ぎ、太い茎に芋を実らせるのだそうです。

 

草取りとサツマイモの茎まくりの作業を終えた後は、丸々と太ったおいしそうな吉川ナスや巨大なズッキーニをいただきました。

 

結果的に、2時間ほど汗をかいた成果として、たくさんの野菜をいただきました。

いや~、青果、じゃなかった、盛夏って感じ。。。

 


そうだ、京都行こう!

2013年07月16日 | 福井近県の旅

先週末の3連休、福井と京都の近さを実感すべく「そうだ、京都行こう!」と京都に行ってみました。ただし、新幹線ではなく車ですが。。。

まずは朝6時半に家を出て、休憩入れても10時には京都・天龍寺に着きました。京都五山の第一位、臨済宗天龍寺派の大本山天龍寺は、国の特別史跡第一号、世界遺産にもなっている名勝です。あいにく本堂は修理中でしたが、せっかくなので有名な庭園に行ってみました。

入口をはいると、まずは石庭。石による風紋は水の流れ、風の流れなど、「宇宙」をあらわしているそうです。

石庭中央に立つ寝殿を通すと、建物の向こうの緑が、影に縁どられて一層鮮やかに見えました。まさにCMの映像のようです。

山を借景とした有名な回遊式庭園の前では、多くの観光客が足を止めていましたが、中でも中国からの観光客は、しきりに写真を撮っていました。

  

さすが世界遺産の庭園、植栽の苔にも造形美を感じました。

 

 

 


日本の滝100選・龍双が滝

2013年07月12日 | 福井のミミより情報

大野市から宝慶寺を過ぎて、山の中の細い県道をひたすら行くと、日本の滝100選にも選ばれた龍双が滝がいきなり道の右手に出現します。

高さ60mから水が岩肌を伝って流れおちるので、滝の周りには水飛沫が飛び散り、周辺より気温も低く感じられます。池田町の奥にある大本集落からさらに2kmほど山間に行ったところにあり、周辺には店も人家もありませんが、滝の前にはカメラを構えた人が十数人いました。確かに見ごたえのある滝ですし、何よりも県道から間近に眺められるのがサイコーです。

さらに、県道から滝つぼに降りていける階段があり、1分と足を入れていられないほど冷たい川の流れに入ることもできます。1歳半の息子は、冷たすぎて嫌がるかと思いきや、水が浅くたまった個所を歩くのがうれしいのか、滝のしぶきが気持ち良いのか、いつにないほど興奮していました。夏の涼をとるのに最適なスポットと言えそうです。

 

ちなみに、滝から大野の方へしばらくさかのぼった山間には、昔集落があったものの離村したことを記念した公園があり、なぜか立派な十二支像がサークル状に並んでいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冷たい水の流れに足を浸すことができます。


永平寺に次ぐ禅の道場、宝慶寺

2013年07月10日 | 福井のミミより情報

大野の山の中に、宝慶寺(ほうぎょうじ)という曹洞宗のお寺があります。

曹洞宗の開祖・道元禅師が永平寺を開いた後、その後継者が教団の陣容拡大に走ったのに反対した道元の愛弟子・寂円禅師が、道元に倣って坐禅を深めようと、ひっそりとした山の中に開いたものです。

今でも禅の道場となっており、山門には、「日本曹洞第一道場」という額縁がかかっている永平寺に対して、「日本曹洞第二道場」という額縁がかかっています。

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またお堂には、修行僧の一日を記した黒板が立てかけられてあり、まさにここが修行道場であることを感じさせます。

人里離れた山の中の寺で、門前に商店などはなく、深山幽谷という言葉がぴったりです。今、寺の前には一軒の古民家があり、寺の後ろには、数々の地蔵さんが並んでいます。

   

緑豊かな静かな禅寺は、修業とは言わなくても、物思いにふけるのにぴったりです。一乗谷朝倉氏遺跡や平泉寺白山神社と同様、派手なものはなくても、自然の中に眠る遥かな歴史ロマンを感じられます。

 


平泉寺白山神社

2013年07月09日 | 福井のミミより情報

奥越前の勝山市といえば恐竜が有名ですが、歴史上にその名を轟かせたものといえば、恐竜だけでなく、平泉寺白山神社もあります。

白山信仰を開いた泰澄大師が1300年前に開いたとされ、

美濃、加賀と並ぶ越前側の信仰の拠点として、鎌倉時代には数千の坊院が立ち並ぶ一大宗教都市だったと言われています。

しかし、戦国時代に一向一揆勢に焼き打ちされ、その栄華は灰塵に帰しました。今では、かつての広大な境内をほうふつとさせる広い敷地と一面を覆い尽くす美しい苔、緑の草むらの中に残る石畳がかつての繁栄を偲ばせます。

   

一乗谷朝倉氏遺跡や吉崎御坊もそうですが、「あまり知られておらず、一見何もないけれど、歴史上の一時期は栄華を誇った場所」というのが福井にはいくつかあり、再建されたものでは感じられない、本物に触れて歴史のロマンを感じるのが、福井の旅のだいご味ではないかと思います。

 

 


福井の大安禅寺にて

2013年07月06日 | 福井のミミより情報

福井市にある国の重要文化財で、福井藩松平家の菩提所である臨済宗の大安禅寺に、このところ何度か仕事でお邪魔しています。

今の時期アジサイが咲き誇る山の中腹にあり、木立に囲まれた厳かな雰囲気が漂うほか、立派な伽藍や見た目にも麗しい仏像の数々など、普通に訪れても立派なのですが、最近はありがたいことに、副住職さんから、お寺の歴史や寺宝の数々についての説明を聞く機会をいただいています。

その中でも、坐禅や法話に際して伺うお話で印象深かったことをシェアします。

・禅で大事なのは自分と向き合うこと。すなわち、自分の心を冷静に見つめるもう一人の自分に気づくこと。その意味で、坐禅の「坐」という字は、土の上に人が二人いると書く。

・そのためには心の掃除が必要。心の掃除をして心身を整えれば、笑顔と元気を保つことができ、他人への感謝の念も湧いてくる。

・人はみなオギャアと生まれていつかは死ぬ。即ち、この生命は「預かり物」。我を捨てて、親・家族をはじめとする他人との絆、感謝の念を忘れずに。

枯山水の庭のように、心がスッキリしますね。。。

素敵なご縁をいただき、ありがとうございます。

 

 

 


学力・体力テスト日本一!

2013年07月05日 | 福井の「なるほど」

「学力・体力テスト日本一!福井県の教育のヒミツ ネコの目で見守る子育て」という本を読んでいます。

 

文科省の全国学力テストの県別ランキング(2009年)で、福井県は、

小学校6年生-全国2位、中学3年生-全国1位

になっており、さらに、2008年の全国体力テスト県別ランキングでも、

小学5年生―全国1位、中学2年生―

となっています。本書は、その秘訣は何か、ということをテーマにしています。

 

同書によると、福井県では、国が全国学力テストを始める5年も前から、県独自の学力調査を開始し、それに基づいた弱点克服のための教師用教材リストなどもあるそうです。さらに、同様の体力テストも行われているとのこと。。。

うーん、さすが福井県・・・。

 

 

 


半夏生

2013年07月03日 | 福井の「なるほど」

昨日は夏至から11日目にあたる半夏生でした。

昔は農作業が一段落する日とされ、「ハレの日」であり、真夏に向けて勢力をつけるために、福井の大野藩では、丸焼きにしたサバを食べたそうです。そのせいもあり、今では、この日近くに、県内のスーパーでは焼きサバがたくさん売られています。

でも、これは福井でも山沿いだけど海沿いに飛び地があった大野藩だけで、福井市内の農家さんによると、焼きサバではなく、「あべかわもち」を食べる習慣があったそうです。

そういえば、田んぼが広がっていて米は豊富だし、今でも町中に「餅屋」という看板はよく見かけます。

これも福井の文化なんですね。

 

 


今日から7月・・・

2013年07月01日 | 福井でのすろーらいふ

今日から7月、あっという間に2013年も半分終わりました。

福井市街を見下ろす足羽山では、福井市の花、あじさいが満開です。

 

アジサイも梅雨も、関東出身の私には6月、というイメージがあったのですが、

こちらでは、どちらも6月半ば以降7月半ばくらいまでが本番ですね。

 

だいぶ入道雲も夏らしくなってきました。

でも、まだ朝夕は涼しいし、家に帰ってきてもそれほどビールが飲みたくなりません。

もうひと雨、ふた雨続いて、梅雨が明けて暑くなると、夏本番でしょうか。。。