「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

ダライ・ラマのメッセージ

2005年12月27日 | Slow Life
友人から、いただきました。ちょっとだけお裾分け。

Good Carma <一部略>

●「生き方」インストラクション
.大きな冒険を伴う大いなる愛と行いを大切にしなさい。
.失うものはあっても、与えられた教訓は失わないこと。
.―自身を敬い(Respect) ―相手を敬い (Respect)
―自分の行動全てに責任(Responsibility)を持ちなさい
.求めているものが手に入らなくても、
 実はそれが幸運である事もあるのです。
.間違いだと気付いたら、すぐに過ちを正す行動をとりなさい。
.変化に寛大であれ。しかしながら自分の価値を失うなかれ。
.正しく気高く生きなさい。年齢を重ね過去を振り返る時に、
 二度に渡って人生を楽しめるようになるでしょう。
.あなたの家庭にある愛に満ちた空間こそが、
 あなたの人生の基盤なのです。
.愛する人との間に相違が生じたら、今起きていることだけに対処すること。
決して、過去は持ち出さないこと。
.この地球に優しくあれ。
.互いが必要する以上に愛しあうところには、最高な関係が存在しています。
.手に入れるために諦めたことが自分の成功だと判断しなさい。

有機農業は人との有機的なつながり

2005年12月26日 | 農のある暮らし
クリスマスの日に埼玉県小川町に出かけ、
NGO関連の講座でご一緒した人々と再会した。

まずは、大豆の栽培~収穫・加工までを
体験する食農講座等でお世話になった田下農場に
久々にお邪魔してご挨拶。

その講座のときに、「有機農業は人との有機的なつながり」
との言葉を田下さんから伺ったのが印象的。

小川町で有機農業に取り組む人達がネットワークを作って
地域通貨やバイオガスプラントなどに取り組むことを
指しているのかと思っていたが、
久々の我々を温かく迎えてくれたり、
各地に送り出した研修生と情報交換を密にしていたりと、
地域風土とのつながりは勿論、いろんな方とのつながりを
大切にしていらっしゃる田下さんの姿勢とも重なっていると感じた。

その後、小川町に移住した知人の家で、
「仕事を創る、社会を変える」という講座等でご一緒した
方々と久々に集い、盛り上がった。

実際に自然食品店やリサイクルショップを立ち上げる人達がいたり、
小川町に移住して農的生活の傍ら宿泊滞在型の施設を造ることを夢見る
お二人がいたりと、ここ数年いろんな刺激をいただいてきたお仲間だ。

思えば、このような人とのつながりの中で、
忙しくもとても楽しく過ごし、かつ自分のやりたいことを
徐々に見つけて来れたのだと思う。

今日もまた、皆さんに倣って、
自分も夢に向かって動き出そうという刺激をいただく。

このような「有機的な人とのつながり」を
与えていただいたことに、深く感謝。

半農半X 実践編 in 小出農場

2005年12月25日 | 農のある暮らし
PARC自由学校のご縁で千葉県下総町の
有機無農薬農場、小出農園にお邪魔した。

「元気に育った野菜は美味しく、美しい」
 と栽培方法などについてご説明を受ける。
 超手抜きながら週末家庭菜園をやっていた身からすれば、
 そう言えるだけの野菜を作るには、土づくり・防虫等に
 たいへんな労力と時間が費やされていること、想像に難くない。

でも、小出さん達によれば、
「農業に時間をかければキリがないが、
 やりたいことが他にいくつもあるので、
 生活できる収入を得るだけ農業に従事し、
 残った時間で自分たちのやりたいことを通し社会に関わる」という。

現に旦那さんは、私も体験に訪れたアジア学院でお手伝いをしたり、
また奥さんも地域の子ども達の教育に関わったりと、
今なお自分たちのやりたいことを実践追求している。

これはまさに、私も大いに惹かれる、
「自給的な暮らしを紡ぎ出す一方で、自分の得意関心分野で社会に関わる
 半農半Xの生き方」と言える。

また、そのような充実感に裏付けられているからか、
てらいなく自分たちの取り組みを話す小出さん達は、
とても活き活きとしている。

半農半Xの実践例に触れることができ、
私も「半農半エコツーリズム」に向かって進まないと!
という思いを新たにした冬の一日。

アイヌの森を守り、風の歌を聴く

2005年12月13日 | エコ/グリーンツーリズム、地域づくり
ナマケモノ倶楽部のイベントで、持続可能な社会のために、
自分にできることを着実に行い、周りに少しづつ広げている二人の話を聞いた。

末裔としてアイヌの森を守る貝沢さんは、
スローな語り口だが、堀の深い穏やかな顔に強い意思を感じさせる。
ナショナルトラスト運動により森を所有して開発から守り、
2~300年かけて失われたアイヌの森を取り戻す活動をしている。

自然の一部としてその恵を少しづついただいてきたアイヌの目から見て、
我が物顔に自然を蹂躙する現代はどう映るのだろう。
一方、年に2-3回行われる二風谷の森を守るワークキャンプには、
全国から20~30名が集まるという。
自然と共生する先住民のライフスタイルを学びたいという人も多いのだ。

貝沢さん曰く、先人から学ぶための秘訣は、
「先入観を持たず、人として素直に付き合うこと」。

 函館で市民による風力発電を進めるピーター・ハウレットさんは、
20世紀の大人の責任として、21世紀の子供たちへ自然環境を残すことが
必要と立ち上がり、幼稚園の父兄で小さな風力発電機を取り付けた。
今では地域を巻き込んで、ヨーロッパに見られる、
市民の出資による風力発電所を立ち上げようとしている。

二人とも、自らの価値観を行動で体現し、
愉しみながら活動を続けることにより、
周囲の人を巻き込んで、少しづつ大きな動きに育てている。

まずは自分にできることを愉しみながら、少しづつ。。。

トージバで大豆収穫

2005年12月11日 | 農のある暮らし
大豆のオーナーになって種まきから収穫・加工まで行おうという
大豆レボリューション」の収穫祭に参加した。
これは、持続可能な社会への取り組みを行うNPOトージバのイベント。

房総によく見られる、丘陵に抱かれた里山の斜面に開けた畑で、
良く乾燥した小糸在来と大山在来の2種の大豆を畑から収穫し、束を作る。
その後、叩いたり足踏み脱穀機を使って脱穀作業。
小粒の豆をかき集めながら
山のように出る大豆がらを片付けるのは、かなり地道な作業。
さらに、足踏み脱穀機は見た目より踏み板が重く、足が疲れる・・・。

その後は玄米を餅つきし、エゴマとサツマイモの煮物、
冬瓜ともちきびのスープなど豪華なオーガニック料理を満喫。

参加者も、エコ/オーガニックな仕事や生き方を
模索・実践している方が集まっていた。
こういうイベントでは、ホントに「いろんな生き方があるなー」
と毎回感心させられる。

「愛の半分は理解すること、もう半分は理解したことを伝えること」
というメッセージもいただいた冬の一日。

農を中心に様々な企画や人々が集まる
このようなイベントが身近にあれば良いナ。

Orange Project

2005年12月03日 | 農のある暮らし
オレンジプロジェクトに参加した。
小田原の人手がかけられなくなったみかん畑を有志で手入れして、
収穫物をエコプロダクツフェアで販売して活動費に当てるというもの。

循環型のライフスタイルとコミュニティビジネスに興味のある私としては、
無農薬みかんの収穫はもちろん、
都会の有志による荒廃農地の再生、
市の農政課や大手新聞社を巻きこんだ活動などの点で
前から興味を持っていた。

相模湾の向こうに伊豆大島を望む絶景の斜面で
実をたわわに実らせたみかんの木々。
人が少しだけ手助けしたことで、
自然はこんなにも実を勝手につけるのかと感心する。

ある時は他の参加者の日頃の思いや日々の活動を聞きながら、
またあるときはひたすら黙々と、みかんを鋏で刈り取る。
青空の下、約20人ほどで4時間に渡り約2トンを収穫。

プロジェクト自体は、販売と収支、今後の継続性など
いよいよこれからという感じかもしれない。。
でも多くの参加者の表情からは充足感が感じられた。