「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

シチュエーションを楽しむ讃岐うどん かるかや 

2011年09月29日 | スローフード/B級グルメ

今日は、外出ついでに池袋で途中下車して、讃岐うどんの名店「かるかや」へ。

ここは、何と言ってもシチュエーションがたまらない。駅に隣接する西武百貨店の屋上に、スナックの露天と同様に、手打ちうどんの色褪せた暖簾がかかるこじんまりとしたお店が「かるかや」。

ここで受け取って、屋上に並ぶベンチで、都会のビルの屋上風景を見ながらアウトドアうどんを楽しむ。このシチュエーションはなかなか味わえない。

うどんの味もあなどること勿れ。しっかり&もちもちとした手打ちうどんは、甘めの汁ともからんで美味しい。一日限定10食の「さぬきうどん」は、刻み昆布がたっぷりのっていて、珍しい。これで350円は大満足。ショッピングの合間のおやつにもいいかも。

仕事の合間に来ると、かなり気分転換になります。。。

 


九段・斑鳩

2011年09月28日 | スローフード/B級グルメ
最近は涼しくなり、しばらく讃岐うどんに流れていた麺類行脚を、ラーメンも復活させようかと企んでいます。

というわけで、今日のランチは、九段の人気ラーメン店。斑鳩。外出のついでに寄ってみたら、10人くらいしか並んでなかったので、珍しく並んでみた。お店は女性一人でも入れるおしゃれ系で落ち着いた雰囲気。

特製ラーメンのスープは、魚介系と豚骨鶏ガラ系のあわせだし。美味しいけど…私には少し脂っこい。昔は好きだったけど、最近脂っこいのが気になるのは単に歳をとったからだろうか。

チャーシューと煮卵は美味しいのですが、麺が歯ごたえがなく、期待していた割には少し残念でした。


甲州ワイン&ぶどう三昧!?

2011年09月25日 | 小さな旅

昨日は、ぶどうの手入れの後、気晴らしを兼ねて山梨でのんびり過ごしました。

甲府で電車を降りて、北口を歩くこと15分。県庁所在地の駅からほど近いのに、静かな住宅街や落ち着いた商店街、リーズナブルな定食屋や味のある焼鳥屋が並び、暮らしやすそうな町。

 

住宅街の一角に、見落としてしまいそうな銭湯、「喜久之湯」を発見。外観はもちろん、木札式の靴箱、籐かごや古びた広告が並ぶ脱衣場など、昭和にタイムスリップしたようなレトロな風呂屋。でもちゃんと天然温泉。水のように温いけどちゃんと源泉の浴槽もあるし、加温してかけ流しで入れるようにもなっている。レトロな雰囲気が妙に落ち着き、学生の頃通った近所の風呂屋をなぜか思い出す。世田谷区には、こんな風呂屋もう残ってないだろうな・・・。

さっぱりとしたところで、駅の南口へ。昨日ネットで県産ワインが飲める店としてチェックした、カウンター10席ほどのPIECEというワインバーに入り、まずは甲州ワインでのどの渇きを潤す。さっぱりとして美味しい。こんなに甲州ワインて美味しかったけ、というくらい。

残念ながら、県産のワインがいくつも選べる、という訳ではないが、こじんまりとしてCozyな店内は一人か二人でふらりと立ち寄るのにお勧め。つまみも、サラダ300円、アラカルト500円~で、おいしかったです。そして、「よければどうぞ」と、ぶどうまでサービスしてくれました。

右上から、甲州、ピッテロビアンコ、カッタクルガン、(左上が思い出せない・・・)、ピオーネ、ゴルビー。聞いたこともないのも含め、美味しく頂きました。

家に帰って、いただいたピオーネ、ピッテロビアンコ、メルロー(左から)を並べてみました。冷蔵庫入れてから気づいたけど・・・先週の巨峰もあったんだ。

ぶどう王国山梨、恐るべし。


ぶどう畑のお手伝い vol.8

2011年09月24日 | 山梨のぶどうの丘で

今日は、韮崎で、穂坂甲州ぶどう栽培クラブの2回目。本坊酒造(マルスワイン)のぶどう畑のお手入れ。

 (選果場で出荷を待つベリーA)

このぶどう畑には、シャルドネ、カベルネソーヴィニヨン、シラー等、数種類のぶどうが植えられ、坂の下の畑にはぶどうの木が水を吸いすぎないようビニールシートが地面に敷かれている。ぶどうの上には、雨除けのビニールと、獣除けのネットも。同じ品種でも、収穫時期や畑の高低、ビニールシートの有無で3種類のワインをそれぞれ別の樽に仕込み、いちばんいいようにブレンドするという念の入れよう。ワインって、手間がかかるんだ・・・。

   (左がカベルネ、右がシャルドネ)

ちなみに、ワイナリーの畑は、このようにヨーロッパ式の垣根で栽培しているところが多いようだが、ぶどう棚方式との違いを聞いてみたところ、最初に棚を張るのはたいへんだが、木を密植したり、低いところの作業が多かったりと、垣根方式はなかなか栽培が大変らしい。

          

今日の作業は、収穫直前のメルロー(↑)について、しわしわの粒や傷んでいる粒をハサミで取り除いていく作業。強い日差しに照らされながら、コンテナに腰掛けて一つ一つぶどうをチェックしていくのは、地道な作業です。でも、時々味見させてもらうと、粒は小さくてもとても甘い。醸造用と言っても、粒が小さくて食べにくくはあるけど、十分美味しいんですね。

 

快晴のぶどう畑からは、南アルプスや八ヶ岳、みずがき山、そして南には昨日初冠雪(!)した富士山を望め、スズムシの声を聞きながら黙々とぶどうと向き合うのは、とても気持ちが良かったです。

 

最後は、ご指導いただいている横森さんの農園で、ピオーネ(左下)とピッタデビアンコ(右下)もいただきました!

 

 

 


やはり芦川は素敵なところ

2011年09月24日 | 山梨・芦川にて

河口湖から、2年前に開通したばかりの若彦トンネルを抜けて、いよいよ笛吹市芦川町へ。古民家と石垣が残る、日本の原風景的な山里で、昨年直売所のおばちゃんたちと田舎体験ツアーをやってから、村の人の温かい笑顔と懐かしい風景に惹かれて、応援しています。

トンネルを抜けてすぐの直売所「おごっそう家」は、3連休の最終日の昼ということもあり、ものすごい混雑。名産のホウレン草も、店に並べるそばから飛ぶように売れて行きます。普段東京では野菜が高くて買えない我々も、おもわず2束購入。

名産のジャガイモをたっぷり使い、おばちゃんたちが試行錯誤の末に編み出したレシピでつくる、特製コロッケ「にんじゃくん(ニンジンとジャガイモを使っているから)」も、アツアツ・サクサクで抜群!

そして芦川の名産、ぷるんぷるんのコンニャクも美味しい!(試食用にある麺つゆ漬けが美味しいので、家でもやってみました。←これオススメ)

お昼時には行列ができる直売所の食事どころも、天ぷらそば、こんにゃくおでん(田楽)、シソジュースなど、田舎料理が味わえます。

今回は、直売所で、「村民運動会やってるよ。オモシロイよ。」と勧められたので、村のスポーツ広場へ向かってみました。

秋晴れの中、学校の校庭のような敷地に、村の4集落から2~300人ほどの老若男女があつまり、見るからにゆる~い雰囲気の中で運動会をやっています。保育園も小中学校も、単独では人数が少なくて運動会ができないので、このように村全体での運動会となっているそうです。普段は集落単位の集まりやお祭が多いこともあり、このような集落対抗、全村集合の機会はなかなかないとのこと。

のんびりとした雰囲気の中、ほほえましく、順位や勝ち負けよりも、みんなで参加し、ふれあり、楽しむことがメインなのが、チョット見ただけで分かります。こういう雰囲気の中で子育てしたら、(もちろん窮屈なことは多々あるにせよ)温かい人のつながりが感じられるだろうな。。。

ちなみに、あまりにも暑い日だったので、車を止めて道路わきの芦川の流れに足を浸しました。透明な水の冷たさや、木漏れ日とともに川の上流から来るさややかな涼風がで感じられ、心身ともにリフレッシュできました。このように、暮らす場所から一歩踏み出すだけで、自然の中に身を置いて気分をリセットできるのって、いいよなー。そんな暮らしが早くしたいと思った山里の一日でした。


山梨の美味しい旅

2011年09月24日 | 小さな旅

秋の山梨ドライブ。青空のもとを精進湖畔から河口湖へ。

途中、道の駅「なるさわ」は、朝8時半からスゴイ混雑。大型バスも泊まっているけど、みんな朝からなにをやってるんだろう???確かに、富士山博物館や温泉もあり、楽しめるスポットではあるけど、こんな朝早くからとは…。

対象的に、河口湖畔の静かなエリアにある道の駅「かつやま」は、こじんまり。道の駅の目の前に広がる湖畔の芝生が気持よい。子供や犬を遊ばせてのんびりするのに良さそう。

河口湖大橋に近づくにつれ、段々街並みも賑やかになるが、我々は町の中心から離れるように、大橋を渡ったたもとの「農の駅」JA物産館(http://www.tyokubaisyo.com/chiki/hokurikusinnetu/yamanasi/lightbox/ja-minorinoeki.html)へ。お目当ては、「アド街」でも紹介された、焼きトウモロコシ味のソフトクリーム。

お味の方は・・・期待以上に美味しかったです!コーンフレークの上にコーンアイス、更にその上に、焼きトウモロコシの粒が載っているというなかなか凝ったアイスですが、トウモロコシの粒がアイスクリームよりも甘い!!この時期は、恵味(めぐみ)という特に甘い品種のようなので、思わず朝どりらしいトウモロコシを、家に買って帰りました。(レンジでチンして食べたら美味しかった!)

その後は、北岸の大石公園近くにある、自家製自然酵母パンのお店Lake Bake(http://www.lakebake.com/)へ。見るからにおしゃれで、湖越しに富士山を望む絵になる佇まい。駐車場にも高級車が並び、近隣の別荘族が買いに来るのでしょうか・・・。ちょっとそういうお店は縁遠いかなー、パンの単価も安くないしなーと思いましたが、後ほど食べたらどれもおいしかったです。


原発と戦争

2011年09月23日 | Slow Life

秋の休日。久しぶりに都内をブラブラ。

午前中は、ドキュメンタリー映像「原発、ほんまかいな?」(http://parc-jp.org/video/sakuhin/genpatsu.html)の上映会。思った以上に関心が高いようで、50人以上の人が来ているようす。

ウラン採掘、原発作業(特に定期検査)に使い捨てのように雇われ、労災認定訴訟さえもおこせなかった原発労働者、最終処分の決まっていない放射性廃棄物、カネばかりかかって先行きの見えない再処理、そして終わりの見えない福島原発事故の処理など、改めてうんざりするほどの原発の問題が提示される。

誰だってこんなことを知ったら、「できれば原発のない暮らしを」と望むだろう。実際、ピークカットや需給調整でこの夏は何とか乗り切れたし、現在の発送電体制や、電気料金の仕組みの問題点も散々指摘されている。

それでも、政策決定者や経済界は、「原発がないと安定・低廉な電気供給ができない、そうすると経済成長ができない」、という理屈で元の鞘に収まろうとする。

そういう人たちに対して、どう「過激なヤツだ」と片づけられず、説得力を持って説明していくか・・・。そういう人たちを間近に見ているだけに、悩ましい今日この頃。

午後は、写真美術館で、江成常夫氏の写真展を見た。江成氏が追いかけてきたのは、太平洋や満州など、太平洋戦争の激戦地での、物言わない戦跡や遺骨が語りかけるもの。

江成氏によれば、「日本は、15年間の太平洋戦争という過ちと、戦後もその戦争に目を背けてきたという2重の過ちをおこした。高い自殺率等、現代日本の社会病理の根は、その辺りと無縁ではない」という。

それって、福島の原発事故に対しても言えるだろう。安全神話にあぐらをかき、大多数の人が原発の安全性に目を背けてきた結果大事故を招いたが、この事態から学び、行動しなければ、より悲惨な事態を引き起こすかもしれない。

 


山梨の旅  塩山~石和温泉~精進湖

2011年09月21日 | 小さな旅

ぶどうの作業の後は、塩山駅北口のカフェ・コロボックルで毎月第三日曜日に開かれるフリー・マーケット「ゴゴイチ」をブラブラ。

美味しそうなパン屋さんや、牛丼一杯300円(!)で売るおばちゃんをはじめ、15店舗くらいが出店していましたが、こじんまりとした雰囲気にほどほどのお客さんも集まり、良い交流の場になっているみたい。このようなコミュニティがあると、温かい雰囲気の中でなんとなく会話ができるので、知らない人や久々に会う人とも絆が深まり、いいですね。

そのあとは、石和温泉に移動し、駅から徒歩8分のニコニコレンタカーで車を借り、民家と畑の間の道を抜けて今夜の宿である精進湖へ。

国道358号線は思ったより山道がクネクネしていましたが、そんなに運転が厳しいわけでもなく、長いトンネルを抜けて精進湖畔へ。済みきった青い空に突然巨大な富士山が現れてびっくり!

そして、河口湖方面から来る道との合流点を曲がって、民宿や民家が集まる精進湖畔の集落へ。ここは、河口湖近くのにぎわいやおしゃれなペンションとかとは無縁の、昔ながらの民宿がこじんまりと集まっているエリア。樹海越しの富士山を望む以外は何もないけど、ひっそりと静かにのんびりするのにはいいところでしょう。民宿も、1泊2食で6000円とリーズナブル。

久しぶりに都会の蒸し暑さと喧騒から離れ、夜空いっぱいの星空を見上げました。

 


ぶどう畑のお手伝い⑦

2011年09月21日 | 山梨のぶどうの丘で

山梨市牧丘での今年のぶどう作業もいよいよ大詰め。今回は収穫祭です。

ぶどう棚には、大きく実ったぶどうがいっぱいなっています。今回は、農薬や雨をよけるために掛けられていた袋を外していく作業を行います。袋には、点線がついているので、そこを破ると簡単に外せるのですが、袋をかけるときの針金の掛け方次第で、スムーズに外せるやつもあれば手間取るやつもあり・・・自分が袋かけした時に、うまくできたかどうか心配になりました。

袋を一つ一つ外していくと、立派にできているやつもあれば、一部がカビや病気にやられているやつもあり、これらはその部分をハサミで取り除いていきます。売り場に並ぶ前に、いろんなお手入れの苦労があることを学びます。

 

中には、まだ色付きが不十分なぶどうも。こういうのは、雨除けのカサをかけて、もう少し日に当てて、色をつけます。色がつくと味も甘くなるんですね。

 

一日目の作業は雨の中行いましたが、雨が上がった後、丘の上から、甲府盆地の風景と山並みがきれいに見えました。

 

そして夜は収穫祭。賑やかに過ごしました。

二日目は、雨上がりの晴天で夏のような暑さの中、ぶどうの丘マラソンが行われ、仲間も5Km,10Kmのレースに出たので、作業の傍ら、みんなで横断幕を持ってマラソンの応援に行きました。

自分が沖縄でマラソンに出た時、沿道の声援に励まされたことを思い出し、熱を入れて応援しちゃいました。ちなみに、このマラソン、参加賞として、ぶどうが1箱もらえます。地域の特性が出ていて、いいですね。