「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

城崎温泉へ

2014年09月28日 | 福井近県の旅

伊根を後にして、丹後半島をぐるっと一周して城崎へ。

途中、日本最古の浦島太郎伝説の残る浦島神社がありました。

 

雄略天皇の御世(西暦478年)に浦嶋子が常世の国に行き、淳和天皇の頃(西暦825年)に帰って来て、天皇がその話を聞いて大明神として祀ったのがこの神社だそうで、日本書紀などにも記述があるとのこと。浦島太郎は探乗る昔話ではないんですね…。神社の拝殿にも、稲わらで造った亀が奉納されていました。

日本海側の車どおりも多くない国道178号を2時間ほどドライブして城崎へ。東尋坊をほうふつとさせる柱状節理の岩がありました。

城崎の宿は源泉の近くでした。源泉の隣では売店で玉子が売られていて、12分ほど温泉の中に吊るすと温泉卵ができあがります。目の前の宿にチェックインしたら、温泉卵が作れます、というチケットをもらいました。(宿に行く前に卵を買わなくてよかった…)

 

城崎といえば外湯巡り。大峪川沿いに1.5キロほどに立ち並ぶ温泉街に7つの外湯があり、各旅館の浴衣を着た観光客がそぞろ歩きを楽しんでいます。日帰り入浴者は、それぞれの外湯で入浴料を払うのですが、宿泊する人は旅館からチケットを渡されて、そのチケット(入湯税350円/人)があれば何度でも入れるんですね。この街は早めに旅館に入ってゆっくり滞在するのがおススメですね。

こちらは、一番ゴージャスな御所の湯。

 

夜には川沿いの街灯に灯りがともり、水面に反射する光と、旅館の光と相俟っていい感じです。

  

歴史のある一の湯もライトアップ。

街歩きも楽しみの一つ。湯めぐりの人が多いので、当然ながらビールやアイスクリーム、お土産を買うお店がたくさん。嬉しいのは、地ビールの生ビールも飲めること。私もパブに入って城崎地ビールをテイクアウトしました。

 

また、昭和な感じの射的屋などもあり、昔を懐かしむ中高年?で大賑わいでした。

温泉風情が楽しめる町でした。

 


伊根の舟屋

2014年09月26日 | 福井近県の旅

重要伝統建築物保存地区に指定されている伊根地区に来ました。海に面した家屋の一階が船をしまう倉庫になっている舟屋が湾内に立ち並んでいます。こんなに海が家の近くに迫っていて、浸水被害などはないのかと思いましたが、伊根湾は、若狭湾の中でも深く入り込んだ湾で、さらに湾の入り口に島があることもあり、年間の水位の変化は50cm程度とのこと。

  

穏やかな海がすぐ近くにあるからか、関西から港にキャンプと釣りに来ていると思われる車も多くありました。中には、釣った魚でしょうか。車の後ろで干物を造るツワモノも・・・。

 

こじんまりとした集落を歩くと、狭い路地を挟んで古い建物が続き、良い雰囲気です。260年ほど続く落ち着いたつくりの造り酒屋もあり、古代米で造ったピンク色の日本酒が人気だそうです。

 

船着き場の近くに海をバックにした社があったり、家の軒先に怪しい海産物が吊るされていたり(笑)、気圧計が道端にあったり、道路をカニが横断していたり、海が暮らしの中にとても身近にあることが感じられました。

   

 

マンホールや橋の欄干にも舟屋の透かし彫りが…。

 

伊根湾を一周する遊覧船は、バスの団体客などで結構にぎわっており、30分おきにたくさんの人を乗せて出航していました。我々も乗りましたが、海から舟屋の風景を見るより、すぐ近くに来て人の手から食べ物をかっさらっていくカモメに息子は夢中でした。

 


徐福伝説の神社

2014年09月25日 | 福井近県の旅

中国の古代王朝・秦の始皇帝が不老長寿の薬を求めて各国へ遣いに出した一人が徐福。その徐福が上陸したという岩を祀る新井崎神社が、舟屋で有名な伊根の近くにあります。海に突き出た展望台があって散歩に良いということでしたので、行ってみました。

集落の外れで人気の少ない場所ですが、海に向かって立つ鳥居が立派です。

 

拝殿・境内もそれなりに整備され、信仰されている神社であることがわかります。

ごつごつした火山岩が海に落ち込む海岸線の眺めはダイナミック。山陰海岸ジオパークに続きます。この一角に徐福が上陸したという岩も。

付近には、日本の棚田百選に指定されている新井(にい)の棚田があります。一つ一つの田はとても小さく、効率も悪いはずなのに、やはり海に面した棚田に稲穂が輝く風景はいいですね。昔から続いてきたものを残そうと苦労されている地域の方の苦労に頭が下がります。


森のようちえん

2014年09月24日 | 福井でのすろーらいふ

昨日は、自然保護センターのイベント、森のようちえんに参加しました。奥越の六呂師高原で、森林インストラクターとして子供向けのプログラムを提供している「やまんば」さんと森を歩くイベントです。2歳の息子にとっては、自然体験プログラムデビュー!?です。

 

天気も良く、色づき始めた木々の木陰を歩くのは気持ちよかったです。クリが落ちていたり、ご飯に炊きこんじゃおうと「むかご」を拾ったりしながらのんびり散策しました。

息子は参加者の中でも一番のチビスケでしたが、いろんな人に見守っていただきながら、斜面を登ったり、落ちているフンをつついたりと、積極的になんでも取り組んでいました。とくに、5歳のおねえちゃんと気が合ったようで、二人で手をつないでずっと一緒に歩いていました。

午前中も散々遊んだ上に、午後に1時間以上の山歩きでは、さすがに後半疲れたようで、お姉ちゃんにも気遣ってもらいましたが、途中はさすがに「疲れた」と言ってパパに抱っこしてもらいました。それでもまた復活して、最後はみんなで一緒にゴールして遊びました。

久しぶりに森の中に入って体を動かすのは気持ちよかったです。また、息子もすぐにバテるのではとおもっていたので、自然の中でみんなで一緒に遊ぶとこんなに頑張るんだーと意外な発見をしました。

この調子でアウトドア体験を重ねていきたいものです。

ちなみに、さすがローカルな福井県。この活動に、すべての(といっても3つだけ)のTV曲が取材に来ていて、晩のニュースでさっそく流れていました。

http://www2.fbc.jp/news/news_13310369.html

http://www3.nhk.or.jp/lnews/fukui/3054691291.html

 

 


舞鶴から天橋立、丹後半島へ

2014年09月23日 | 福井近県の旅

9月の3連休、夏休みもほとんどとらなかったので、ふらりと旅に出ました。7月に全線開通した舞鶴若狭自動車道を通って、まずは福井のすぐ隣、舞鶴へ。

舞鶴では港や赤レンガパークに立ち寄る予定でしたが、トラブル発生でかなわず…。それでもまずは飯をと、人気の道の駅、お魚とれとれセンターへ。ここでは、市場の雰囲気の中、隣の食堂でご飯を買い込み、魚をさばいてもらったり、魚介を焼いてもらって食すことができます。こういう「漁港のにぎわい」が福井にも欲しいのですが・・。

 

魚や魚介惣菜の種類もそれなりに豊富で、かなりの賑わいです。夏が旬の岩ガキにも間に合いました!

天橋立は以前も行ったので、今回は、ルート上にある眺めの良い公園から、横に真一文字に見える天橋立を眺めました。こちらの公園、「元祖股覗きの地」と書いてあったので、お決まりのポーズもやってみました。(やはり縦一文字に見えた方が迫力がある・・・)

 

その後は40分ほどドライブして、若狭湾の西端に近い、伊根町へ。ここは、建物の一階部分が漁船を収納するスペースになっている舟屋が立ち並ぶ地区として重要伝統的建築物保存地区に指定されています。今夜はこの近くに泊まるので、まずは高台からの遠景をパチリ。

10分ほど離れた隣の集落にある静かな民宿「しばた荘」が今宵の宿。「簡易宿所」と看板に書いてあり、想像以上に鄙びた宿でしたが、海沿いの車もあまり通らない小さな集落。目の前の海からさっき揚げてきた魚が食卓に上ります。アオリイカ、イシダイ、ヤガラ、甘海老、カンパチの刺身のほか、煮魚やサワラの味噌漬け焼き、揚げ出しなど、美味しい料理がたくさん並びました。

 

翌朝、このあたりは東に若狭湾が開けているので、日本海なのに海から日の出が見られました。朝日を浴びながら浜沿いを散歩していると、漁から次々と漁船が帰ってきます。獲った魚を見せてもらっていると、その場で漁師さんが小さなアオリイカを手でさばいて、まだ透明でピクピクしているイカを食べさせてくれました。甘くて歯ごたえあって絶品!

  

静かな海沿いの町を満喫しました。

   


越前漆器の町・河和田にて、アートで町おこし

2014年09月23日 | 福井のミミより情報

畑のある鯖江市河和田地区は越前漆器の町。ちょっと路地を入ると、木地、塗り、など工程ごとに分業化された漆器職人さんの工房があります。その河和田地区で、10年前の災害時のボランティアがきっかけで町おこしアートに取り組む学生とのコラボレーションで、町中にアートを飾ったり、路地に出店を出したりして、路地をぶらりと歩いてもらおうというイベントが開かれました。

  

普段はなかなか入りづらい職人さんの工房が解放されていて、そこで掘り出し物が売られていたり、古民家を利用して学生がカフェを営んだり、ギャラリーが開設されていたり、路地ではフリーマーケットや出店が出ていたり…。町中にそこはかとなくアート作品も飾られ、天気も良いので結構な数の人も街歩きを楽しんでいて、なかなか良い雰囲気です。

  

路地の奥にあるその名も漆器神社では、4年に一度しか開帳されない漆塗りの格子天井を見ることができました。

 

瀬戸内国際芸術祭や越後の大地の芸術祭など、アート作品展を通した地域活性化が盛んですが、ここでもこじんまりとした街の中に学生と地元の人たちとの取り組みがコラボレーションしていて、また地元の人の話に聞き耳を立てていると、地元の祭りに学生が参加して大いに盛り上がるなど、地域コミュニティにも新たな風を吹き起こしてくれているようです。

通り沿いの民家を解放した臨時食堂で、地元の人によるうちたてのおろしそばを越前漆器で食べながら、そんな手ごたえを感じました。

 

ゴールは、漆の里会館。最近できた越前塗の小型山車には、東尋坊、一乗谷朝倉氏遺跡、呼鳥門、西山公園のレッサーパンダなど、観光名所が描かれています。これぞ職人技。

 

 

 


畑には夏の名残が…

2014年09月21日 | 福井でのすろーらいふ

そろそろ夏野菜を片付けて秋まきの野菜の植え付けをしようかと2週間ぶりに畑に行きました。

さすがに真夏と違い、前回来た時に雑草を片付けて以来、いくぶん畑がすっきりしています。もう夏の雑草に悩まされることはないと思うとホッとします。

しかし、やはりオクラは何本か巨大化していました。それでも食べられそうなオクラも5,6本ゲット。シソ、モロヘイヤ、ツルムラサキ、ゴーヤーなどを夏の名残として収穫。まだいくつか実をつけているものもあったので、結局これらの片づけは先延ばし、かぶと水菜の種を撒いてきました。

 


高浜の自然と歴史の美

2014年09月09日 | 福井のミミより情報

福井県の西の端、高浜町は、青い海と白い砂浜、青葉富士といわれる正三角形の青葉山があります。

 

こちらは名勝明鏡洞。

 

高浜原発もありますが、目の前は静かな内海。

 

福井県で一番古い、聖徳太子が7世紀に建立したという馬居寺もあり、古色蒼然、という言葉がぴったりです。

石仏群も。

 

若狭の特徴である神仏習合も見て取れます。

ランチは特産のふぐの天丼でした。

遠い出張もなかなかつかれますが、こんな風景に出会えたのは良かったです。

 


消防署デビュー!

2014年09月06日 | 福井のミミより情報

今日は、県民生協の「お父さんとあそぼう!」企画で、消防署の見学に行きました。

消防士の方が消防車や救急車の説明をしてくださり、救急車や消防車に乗ったりすることもできました。消防車って、水を吐き出すだけでなく、1500lの貯水槽があったり、いろんなホースが積んであるんですね。
 
消火器での消火訓練もあり、うちの息子も頑張って消火器を握り、パパの足に水をかけてました…。

最後ははしご車に乗り、地上15mの高さまで上げてもらいます。結構下を向くと足がすくむのですが…息子は怖がりもせず、えらい喜んでいました。
 
これはなかなか貴重な経験でした。普段なかなかできないだけに、大人もワクワクしますね。