「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

ぶどうの丘も緑に覆われました

2012年06月05日 | 山梨のぶどうの丘で

ぶどうの丘田畑の楽校 に参加してきました。

前回の4月末は、まだ新芽が出たばかりで、ぶどうの丘を遠目で見ても土色でしたが↓

今回はぶどうの蔓も伸びて房もできかけ、すっかり緑に覆われていました。風景が全然違いますね。

今回の作業は房づくり。ぶどうの房ができて来て、そろそろ開花…という時期ですが、ほうっておくとぶどうの房ができすぎてしまい、一つ一つに十分な栄養が行かなくなるため、余計な房を間引いて行く作業です。

まずは今年新しく伸びた芽のうち、40、50cm以上あるような長い目は2つ程度、それ以外のものは1つだけ、房を残します。

さらに、その房についても、形がよく、粒が大きくなるよう、先端の7cmほどを残して、後の粒は手でそぎ落としていきます。

我々消費者も、このような作業を知ることにより、お店に並んでいる果物に、どれだけ手間がかけられているか思いをはせ、感謝の念を持って「いただく」ことができるのだと思います。

 

 


牧丘のぶどうの様子

2012年06月04日 | 山梨のぶどうの丘で

緑の葉が一面に茂り、茶色だった丘は緑に覆われました。

房がモコモコと出てきています。今年出た枝に1個(長いのは2個)残して他の房自体を落とすとともに、それぞれの房についても、余計な段(緑色のつぼみのブツブツ)があれば、手でこそぎ取っていきます。

 

↑「みんなの畑」の一番角の木のようす。

 

 


今年度のぶどうの援農作業、始動

2012年04月30日 | 山梨のぶどうの丘で

NPO樹恩NETWORKがコーディネートしている、山梨市牧丘地区での「ぶどうの丘 田畑の楽校」が今年も始まりました。

高齢化などで手入れが行きとどかないぶどう畑が増える中、地元の農家さんのお手伝いをしようという活動のきっかけづくりとして、1泊2日でぶどうづくりを学ぶイベントです。今年は、より地域のことを知ってもらおうと、地元の古老から地域の歴史に関してお話を伺ったり、神社のお祭で神楽を見たり、という時間もありました。

  

今年のぶどうの生育状態は、寒い日が続いた分、芽は勢いよく出ているものの、

  

例年より2週間程度育成が遅れているらしく、標高600m前後の畑ではようやく芽ぶいて、新しい葉が顔を覗かせているところです。夏には緑色にあふれる丘の風景も、まだ土と昨年の枝ばかりが目立ちます。

  

芽の間引きをする「芽かき」まではまだもう少し、ということで、今回はぶどう畑の手入れを行いました。ぶどう棚の骨組みや芽を誘因するために張り巡らせた針金に、昨年伸びた蔓の巻きひげがこびりついて残っているのを、ペンチや「たちかんな」というハサミなどで取り除いていきます。これらの巻づるは、残っていると害虫などの住処になってしまうようです。2mほどの高さの骨組みに絡みついている蔓もあるので、骨組みの上に登り、鳶のように鉄骨の骨組み上を移動しながらの作業もありました。ぶどう棚の骨組みが細いので高さの割に結構怖く、気が抜けない作業でした。

    

この日は朝から快晴。丘の向こうに新緑の山々とゆきをいただいた富士山が見え、とても気分良く作業できました。ただ、日差しは夏の日差しでじりじりと焼かれ、油断して半そでを着ていたら、赤く焼けてしまいました。

 

帰りには、山梨市の特産品に認定されている、牧丘のぶどうを練りこんだぶどうパンもゲットしました。

 


穂坂のぶどう畑より

2012年04月01日 | 山梨のぶどうの丘で

 

3月下旬の畑の風景です。

梅が咲いていました。ぶどう畑のあちこちに、梅の木が何本か密集してあるので、きっと梅の実も採取するために作物として植えつけたんだと思います。

北風の八ヶ岳おろしが吹き付ける銀河鉄道公園が近くにあります。韮崎方面が谷になっていて、そこを夜、中央線が走り抜ける風景が、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の光景にたとえられているようです。昼間は、西側正面に南アルプスの鳳凰三山、甲斐駒ケ岳を望みます。

 

そして、もちろん、南側には、雪をかぶった富士山を望みます。3月下旬の割には、雪が溶けていると思いました。

このような美しい山々を望む土地で、温かい日差しと美味しい空気や水をいただいて育つぶどうは、きっと美味しいはずですね。


穂坂でぶどうの剪定

2012年03月27日 | 山梨のぶどうの丘で

穂坂甲州ぶどう栽培倶楽部の活動で、ぶどうの選定作業をしました。

まずは、昨年のマルスワイン工場でもいろいろと解説してくれた、ベテランの保坂さんの畑へ。甲州ブドウの栽培にかかる時間は、平均130-140時間らしいのですが、かなり広い面積をお一人で耕されているので、なるべく手間をかけないようにしているとのこと。そして、ここでは、一つの木大きく伸ばすのではなく、木を何本も植えて、その分一つの木はあまり大きくしないように剪定しているようです。

剪定の仕方を、丁寧に教えていただいたのですが、かなり難しかったです。分かったのは、枝と枝の混み具合や枝の太さだけではなく、芽の向き(幹の方を向いているか、外側をむいているか)とか、芽と芽の間隔、枝が出るのは幹の上方向か下方向か・・・、など、様々なことを考えて農家さんが一本一本剪定しているんだということ。「バランス良く」、「魚の骨のように」

と教わったので、そのつもりで自分なりに考えながらやってみましたが、いまいちこれで良かったのかどうかわからず、達成感よりも???をつのらせる結果となりました。。。

午後からは、短梢剪定をやっている別の畑へ。こちらは、一本の木の枝をまっすぐに誘引しており。剪定作業もやりやすいです。どの枝も、2つの芽を残して、3つ目の芽を切って行きます。これは単純作業ですが、その分、どんどんやれば「やり終えた」という充実感がありました。

とにかく、いろいろとぶどうの特性を踏まえて、様々な工夫を農家の方がされているんだということが分かりました。ここで剪定したブドウが、春から夏にかけてどう実をつけるのか、楽しみです。

 

 

 


ぶどうの剪定作業のあとは

2012年03月26日 | 山梨のぶどうの丘で

今日は、ぶどうの剪定作業を行いました。作業の詳細は明日また日記に書くとして、富士山や八ヶ岳、南アルプスを見ながらの作業は、気持ち良かったです。

その後、お疲れ様でした会をしよう、と言うことになり、甲府へ行き、駅前の小作にてお疲れ様でした会。軽く・・・と言いながら、

勝沼醸造の720ml赤白各一本

蒼龍酒造の500赤2本白1本

電車の中に移動して、

勝沼の濁りワイン氏白720ml1本

車内販売のモンデ酒造赤白350各一本

を4、5人で、空けました。。。

 

これって飲みすぎですかね^^;?


美味しいワインのために汗を流しませんか!?

2012年03月06日 | 山梨のぶどうの丘で

穂坂甲州ぶどう栽培倶楽部のイベントに参加し、昨年は、ぶどうの栽培、収穫、生産者の人の解説つきのワイナリーツアーに行ってみました。

(詳細は過去の日記をご参照ください。http://blog.goo.ne.jp/misho260_1973/s/%CA%E6%BA%E4)

知られざるぶどうとワインの産地・韮崎市穂坂地区のワイン好きを増やすために、都会の人にぶどうの栽培から慣れ親しんでもらおうと、地元の若い生産者の方が中心となって始めたこの企画、ワイン用ぶどう栽培や甲州ワインについて色々と見識が広がり、なかなか楽しいです。

前回のワイナリーツアーで(多少ワインを飲んだ勢いがあったからかもしれませんが)、一年を通して醸造用ブドウの栽培に関わってみたい!という参加者の声から実現する運びとなった、この時期ならではのぶどうの剪定作業が、3/25(日)に行われます。

http://www.hosaka-kajitsukyou.com/archives/144

参加者数もそれほど多くはないので、こじんまりとした雰囲気で、生産者方の触れ合いや、この時期ならではの、凛とした空気の中での農作業が体験できそうです。楽しみ♪

 


地域に入るのはいろいろと難しい

2012年02月28日 | 山梨のぶどうの丘で

2月中ごろの作業の際は、剪定作業を終えた夜、お酒を飲みながら、今年の作業の予定を皆で話し合いました。その場で改めて感じたのは、外部から来たボランティアの人たちが地域に入って、農作業を行うことの難しさです。

たとえば、初めての方も含め幅広い方に来てもらい、多くの方に作業を体験してもらうことは、活動のすそ野を広げるために重要です。しかし、ぶどうの作業が忙しい5,6,7月に、農家の方に大勢の人を世話してもらう余裕はありません。この時期は寝る間も惜しんで作業する時期。翌日早朝から作業する農家の方も多い中で、作業に来てくれた我々のためにと夜飲みに付き合ってくれるお父さんですが、周りの農家の方からは、「何をやっているのか・・・」と言われることもあるようです。

また、農家の方から言わせれば、9月に収穫をして終わりではなく、秋や冬も、翌年の収穫のための土づくり、剪定などの大切な作業があります。しっかりとした作物を作ろうと思えば、秋に一年のサイクルをスタートするのが望ましいとのこと。

しかし、「ぶどうの手入れをする農作業のボランティア」を運営する側からすれば、枯れ木の中で作業をする秋冬の作業は、やはり「ぶどうらしさ」が感じられません。初めての人が来て、青々とした丘の風景の中で作業を行い、初夏から秋の、ぶどうのみずみずしい生命力を感じてこそ、作業の楽しさや魅力が分かり、一年を通して作業に関わろうという人が増えます。そして、面白みがわかった人は、何回も来るうちに作業も上達することになります。

この辺は、高品質の作物を創ることを第一に考えるプロの農家と、「ぶどうづくり」というイベントの運営を考えていく側の違いかと思います。

ただ、高齢化等により耕作放棄地が広がってしまう中、美しいぶどうの丘の風景をなんとかしたいという思いはみな持っているので、いろいろと議論しつつ、取組みを前に進めようとしているわけです。

そのような話をじっくりと伺い、課題も含め、この地域に関わる人々の様々な思いを知ることで、また一歩、地域との関わりを深められた気がします。


ぶどう畑のお手伝い⑨

2012年02月21日 | 山梨のぶどうの丘で
久しぶりにぶどう畑の手入れのため、山梨市の牧丘に行きました。昨年9月の収穫祭以来、約5カ月ぶりです。(これまでの活動はこちらhttp://blog.goo.ne.jp/hatake_gakko/c/e94f3406ecdcaf56840122cf6642a388

冬のぶどうの丘は、すっかり木々の葉っぱが落ちて、寒々しい感じです。この時期は、四方八方に伸びたぶどうの木の枝を選定し、今年の夏に備えます。

今回の作業は、古くなったいくつかのぶどうの木を伐るとともに、そのまま残す木でも、枝を思いきって短くすることで、それぞれの枝に、「自分が枝の先頭だから伸びなきゃ」という気持ちにさせるためのもの。

ぶどう農家のお父さんが、チェーンソーで植え替える木の幹と周辺の太い枝を切っていくので、我々は切り跡の周辺にある、誘引用のワイヤーに絡みついた枝を払いとったり、伐り払ったりしていきます。

単純そうな作業なのですが、ぶどうは蔓を四方八方に伸ばしているため、残すべき木から伸びてきた枝を間違って切ってしまわないように、伐るべきものはこの枝でいいのかと、伐り跡から慎重に辿っていかない行けません。また、誘引ワイヤーを一緒に伐ってしまわないか、気をつける必要があります。

作業前               作業後

 

ちなみに、切った枝は、畑の隅でトタンをかぶせて簡単に焼き、炭にします。春以降、この炭を地面にすきこむことで、地面に有機分を与えるのはもちろん、湿気を調整したり、消毒・防虫害予防にもなるという効能があるそうです。

久々のぶどう畑での作業でしたが、時折雪がちらつく冬景色の中、空気が澄んでいるからこそよく大きく見える富士山や、雪化粧した周りの稜線を見ながら作業をするのは、気持ち良かったです!(足袋を履いた足が冷たかった!))

山梨のワイナリー&鳥モツ煮巡り

2011年11月07日 | 山梨のぶどうの丘で

マルスワインを見学した後、ご一緒したご夫婦のお勧めである、ドメーヌQというワイナリーに行ってみる。

聞き覚えのないワイナリーなのでこじんまりとしたところかと思ったら、結婚式をやるようなおしゃれな建物が立ち並んでいた。

試飲用ワインを手にしたまま工場見学をさせてもらうと、酵母を作っているタンクや、発酵を止めるための冷凍装置など、珍しいものが見られる。

  

ワイナリーのご主人も個性が強く、いろいろとウンチクを語りながら、次々と新しいボトルを開け、手酌で飲んでね、と飲み放題状態。

ここは、日本では栽培が難しいピノ・ノワールというぶどうを使ったしっかりとした味わいのワインや、デラウエアを熟成前に収穫し、7月末には早くも新酒と して売り出す「ヌーヌーボー」という香り高い軽め(アルコール8%)のワインなど、特徴のあるワインを作っているようだ。

もちろん、シャルドネのスパークリングとか、デザートワインのようなネオマスカットのスパークリングとか、味の方も美味しかったです。

最後は、石和温泉駅近くの鳥モツ煮の名店、奥藤川田第二分店で、そば定食。鳥モツ煮とそば飯がついて、さらにそばは「おかわり」自由。1枚の量が3~4口と少ないこともあり、5枚食べたました。とろろや、ナメコおろしも付いてくるので、味を変えて飽きずに楽しめます。さすがに夜中までお腹いっぱいでしたが・・・。