「つながり」の旅 in Paris ~ 人と人、自然、地域との「つながり」 ~

人・自然・地域との「つながり」をテーマにした旅や暮らし(エコツーリズム、スローライフ等)について日々の想いを綴ります。

テラスで街を眺めて…

2021年05月31日 | パリに暮らして~in paris

通り沿いのカフェに腰掛け、道に面して座りながら一杯…というのはフランスの文化の一つのようなもので、ロックダウンで半年以上カフェやレストランがクローズしてすっか見なくなりましたが、5/19にようやくテラス営業が再開され、21時過ぎまで日も明るく、夏のような陽気になったこともあり、多くのカフェのテラスもにぎわっています。

もともとフランスでは、アパートのベランダにも多くの家にテーブルと椅子があり、それほど広くないベランダでも、ご夫婦で日向ぼっこしながらお茶をしたり、ランチをしたり、というのをよく見かけます。我が家でもやってみようかということになり…キャンプ用の椅子を買ってみました。

テーブルの食事を囲んで、とはいきませんが(キャンプ用のテーブルセットを日本に置いてきてしまったのを後悔…)、椅子に座って夕涼みしながら、空を見上げてビールを飲むのは、気分爽快です。

カフェのテラス席自体は、排気ガスや通行人が気になるので座ろうとは思いませんが、テラスやベランダで外の風に吹かれることを好む気持ちはよくわかります。


パリの廃線跡

2021年05月22日 | パリに暮らして~in paris
近所のガード脇に公園の表示があったので何かと思って気になってガードの上へ続く階段を上ってみたら...
 
 
パリ市を取り囲むように敷かれた鉄道「プチット・サンチュール(=小さなベルトの意味)」の配線跡が遊歩道になっていました。
1970年代まで、アンドレシトロエンの工場があった場所や、食肉工場があった場所(現在はいずれも公園として整備されています。)まで物資を運んでいた貨客鉄道だったようです。
  
レールのポイントも残っていたり、枕木を重ねたベンチがあったりと、鉄道のノスタルジーをそそります。

市街地の外側に帯状の緑が残っているので、動植物にとっても貴重な緑地となっている、というようなことを書いた看板が立っていたり、意外と散歩する人が多かったりして、しっかり今では市民の憩いの場のようです。

昔の駅のような建物も残っていました。身近なところにこんな散歩コースがあって意外でした。子供たちもレールの上を面白がって歩いたりして、結構1.5km子連れでも歩けそうです。
 
後で調べてみたら、こちらに、この鉄道廃線跡めぐりの記事がありました。↓
ちなみに、この5月の時期、街路樹の緑も濃くなり、公園では色とりどりの花が咲いています。
4月のような華やかさよりも、色の濃さが目立つようになった気がします。
 

久しぶりの外食、久しぶりのラーメン

2021年05月21日 | パリに暮らして~in paris
カフェやレストランのテラス席がオープンして3日目、お昼時は天気が良かったので、職場の近くで久々に外食をすることにしました。
 
ラーメンなどの汁ものはなかなかテイクアウトする気にもならなかったので、中華系のヌードルレストランでラーメンを頼むことにしました。
 
店内営業ができないので、店の前に数席、それから目の前の道路にはみ出して臨時のテラス席を5,6卓作っていました。

パーコーメン、9.9€(約1,300円)。日本のラーメンとは違いますが、太麺もパクチー入りのスープも、そしてなによりもスペアリブの煮込みがおいしい!
レストランやカフェが半年以上クローズしていたので、約7か月ぶりの外食、(インスタント以外の)ラーメンを食べるのも8か月ぶりかな。
 
帰り際のバスの車窓からも、寒くても肩を寄せ合ってテラス席でグラスを傾ける大勢のパリジャンがいました。
ようやくフランスらしい風景が戻ってきたと思います。
 

カフェ、再開

2021年05月19日 | パリに暮らして~in paris
今日、5/19は多くのフランスの市民が待ちわびていた日です。昨年10月末以来、新型コロナウイルスの感染状況悪化に伴い閉鎖されていた、映画館、美術館、そしてカフェやレストランのテラス席が、一定の制約のもととはいえ半年ぶりにオープンするので。
 
早速、朝の8時台から、近所のテラス席のあるカフェにはかなりのお客さんがいます。皆待ちわびていたのでしょう。半年前まで当たり前だったこの光景を見るのは久しぶりです。

店内営業はまだ禁止されているので、狭いテラスになるべく多くの席を並べています。特例的に、店の前の路上に臨時のテラス席を設けるのも認められているので、こんなところまで!?、というところにもテーブルと椅子を並べている店もあります。

夕方街に出ると、テラス席で一杯飲むお客さんでさらにカフェはにぎわっていました。門限も、今日から19時から21時まで繰り下げられたこともあり、20時半過ぎで肌寒い空の下でも、多くの人が嬉しそうにグラスを傾けていました。パリの風景が戻ってきたと感じます。テラス席とはいえ、かなり密じゃないか、という気もしますが。。。
夜のTVニュースでも、久々にカフェや映画館が再開、という話題が大きく取り上げられていました。
私も早く、久々のカフェ・ランチを楽しみたいです。

ストラスブール その②

2021年05月18日 | パリに暮らして~in paris
川に挟まれたストラスブール旧市街は中世の街並みやドイツ風の木組みの壁が多く残り、雰囲気があります。川沿いの散策も快適。
狭い路地に入るとかわいらしい木組みの壁が残っており、独特の雰囲気。

川の中州一帯のプティット・フランスと呼ばれるエリアは、昔から水運の中心や水力発電所となって栄えたところ。今では水の眺め越しに旧市街を見渡せる観光名所になっています。

訪れた時は藤が満開でした。川の中州の公園で子供たちも喜んで遊んでいました。

ストラスブール大聖堂の尖塔も遠くに望めます。

街中のお菓子屋もおしゃれ。


散歩と味を楽しんだストラスブールとコルマールの週末でした。

ストラスブール その①

2021年05月18日 | パリから足を伸ばして
ドイツと国境を接するアルザス地方の中心都市、ストラスブールに来ました。小学校の教科書に載っていた「最後の授業」の舞台となった地域で、何度もドイツとフランスで領有権争いが繰り返されてきた都市です。そのため、今でもドイツ風の木組みの壁が街並みに残るほか、ヨーロッパの平和は独仏の融和が礎になるという考え方から、EUの議会ほか様々なEU関係機関が置かれています。
 
こちらは、トラムで10分ほど町の中心から離れたところにある、EU議会の建物。緑の中に近未来的なガラス張りの建物が出現します。
一帯は、ヨーロッパ地区として、さまざまEUの機関が集まっていて、ブリュッセルと並ぶEUの中心地です。

ちなみに、この近くの広大な公園ではコウノトリの繁殖が行われているようで、街路樹の一本一本の上にはコウノトリが鎮座しています。
こんなに間近にコウノトリが見られるとはびっくり。

でも、なんといっても、ストラスブールで見逃せないのは大聖堂でしょう。
赤い砂岩の外観に圧倒されますが、中でも、教会建築としてはフランスで2番目、世界でも6番目の高さを誇るという尖塔が目を引きます。
中のステンドグラスや彫刻も息をのみます。
巨大なからくり時計もあります。12時半になると動き出すそうです。(これを見るための有料鑑賞チケットも発売されるようですが、訪れた時はコロナで美術館等はクローズされる期間だったからか、やっているのか不明でした。)
 
これまで多くの立派なカテドラルを見てきましたが、間違いなく5本の指に入る圧倒的な存在感(規模感、インパクト)です。

コルマール

2021年05月18日 | パリから足を伸ばして
自宅から10Kmという行動制限を伴うフランス政府のロックダウンが4週間ぶりに解除され、2、3か月ぶりに遠出の旅行に出ました。目指すはドイツに隣接するフランスの東部、アルザス地方。
 
まずは、ハウルの動く城、の舞台となった中世の雰囲気が残る街、コルマールに来ました。
こちらの中世の建物が、ジブリのアニメの背景のモデルの一部だそうです。雰囲気ありますね。旧市街も、こんな感じでかわいらしい街並みが続きます。
105個の頭部が窓枠や壁に装飾として施された、メゾン・ド・テット(「頭の家」)という建物もあります。
 
こちらのハートが並ぶお店はビストロのようで、行ったときはコロナの影響で店内営業ができないので、アルザス名物の「タルト・フランベ」という薄い生地のピザを持ち帰る人が並んでいました。これは、薄い生地に、フロマージュブランというヨーグルトのようなチーズを塗り、その上にベーコンやマッシュルームを載せたものですが、焼き立てで美味しかったです。

すぐ近くには、なめし皮職人街だったエリアが並び、中世のドイツ風の木組みの壁を残した家が立ち並び、独特の雰囲気。

5分ほど歩くと、プティット・ベニスという運河の風景を望む一帯に到着。このあたりのメルヘンチックな街並みも印象的。
旧市街から離れると、フランスチックな重厚な裁判所もあります。

駅自体もかわいらしい雰囲気。
夜はアルザス地方の中心都市・ストラスブールに電車で35分ほどかけて戻り、アルザスの名物料理を配達してもらいました。
真ん中上:肉とジャガイモをじっくり重ね焼きした「ベックオフ」
左下:塩漬け発行させたキャベツとジャガイモ、豚肉を白ワインで煮込み、腸詰を盛り合わせた「シュークルート」
右下:名前を忘れましたが、ジャガイモとチーズ、卵のグラタン風
どれも美味しかったです。

ノートルダム寺院

2021年05月08日 | パリに暮らして~in paris
パリのノートルダム大聖堂といえば、2019年4月の火災でその尖塔が焼け落ちてしまい、世界的なニュースになりましたね。1か月後にパリ転勤の辞令を受けるまでは他人事でしたが…。
 
先日、パリの中心部まで行く機会があったので、近くに行って様子を見てみました。セーヌ川から、Saint-Michel橋越しに見えますね。後ろに聳え立っていたはずの尖塔はありませんが。橋げたには、橋を作ったナポレオン3世の「N」が見えます。

手前の地方裁判所の建物も立派です。

こちらはパリで一番古い橋Pont-Neuf。でも名前の意味は「新しい橋」。

初夏の陽気だからか、カフェが開いていないからか、セーヌ川沿いではたくさんの人がお茶をしていました。
 
2024年のパリ五輪には、ノートルダム寺院の新たな塔が姿を見せるのでしょうか。残念ながらしばらく目にすることはなさそうですが。

パリで見つけた! ビワ

2021年05月07日 | パリに暮らして~in paris
5月に入り、何気なく近所のスーパーに入ったら、なんと!、ビワが売っていました。あまり見かけませんが、あるんですねー。6,7個入って2.3€(300円程)と、高くもありません。
スペイン産のようで、NEFLE (セイヨウカリン)と書いてあります。ビワはカリンの一種?まあ、食べてみたらみずみずしく、果肉もデカい種も、まさしくビワでした。
 
また、4月後半から、スイカ(PASTEQUE)もよく見かけます。

果物は、最近では、スモモやプルーン、桃も見かけるので、いろいろと食べたいと思います。

2021/05/07

2021年05月07日 | パリに暮らして~in paris
フランスのネギ(poire)といえば、極太でとても生では食えませんが、ネギのキッシュは代表的な料理のようで、スーパーの冷凍食品としても売られています。今回はそれを作ってみました。

スーパーで売っているパイ生地に、15分程度よーく炒めたネギを広げ、その上に卵を溶いたものと、ヤギのチーズを敷き詰めます。

これをオーブンで30分ほど焼くと、こんな感じ↓
なかなかボリューミーでフランスらしい料理が想像より簡単にできました!まあ、ネギたっぷりなので、子供たちにはあまり受けませんでしたが。
 
ちなみに、ヤギのチーズはニオイが強いイメージでしたが、教えてもらったこのチーズは、臭みがほとんどなく、クリームチーズのように食えました。

何事も試してみるもんですな。