ブルーシャムロック

此処はtomohiroのオリジナル小説サイトです。
小説主体ですので、小説に興味の無い
人は、退出下さい。

車の中で

2016-01-25 11:38:52 | 逆襲の藤隆
「知世。今日はどうだった?」
朝岡蓮次が知世に問いかける。
「えっ。」
知世は素っ頓狂な答えに戸惑ってみる。
「今日のプールで着たひまわり柄の水着だけれども、よく似合っていたから。
えっちな意味じゃなくてね。」
蓮次は涼しい顔をしてハンドルを握っている。
「うん。そうだね。私も 13 歳のスケベニンゲンじゃない蓮次くんじゃないなと思堂々とあのひまわり柄のワンピース水着を着てみた。」
知世も表情を変えなかった。
「うん。この前関東に来ていた、萌美ちゃんとの義理で着用しているのが
分かったから。」
蓮次は複雑そうな顔をして知世の声を聞いていた。知世は両性愛者なのか
そうなのか。もしそうだったら有村さんや萌美ちゃん、マゼンタさんへの
そっけない態度というか、一歩引いたビジネスライクな態度が色々気になる。
車は家路を急ぐ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 細かいことはどうでもいいじ... | トップ | 私のどこに力量が »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

逆襲の藤隆」カテゴリの最新記事