ブルーシャムロック

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12月の曇りの日_04

2019-01-04 10:33:02 | 逆襲の藤隆
現在私の共同研究者は悩んでいる。
かつて憎んだ男を憎んでいないはず、許しているはずなのに、
彼を憎んで殺そうとしている勢力たちに力を貸していると。
彼の名前は出来杉英才という名前らしい。
彼は文武両道の秀才誉れ高い男で、ある女性と結婚したのだが、
歴史が許すならば、私の共同研究者と結婚する運命だったらしい。
しかし、共同研究者は出来杉英才と結婚したらしい。
以前の共同研究者であれば怒り狂ったかもしれないけれども、
「彼に自分の運命を握られるのは御免だ。」
とポツリつぶやいたのだった。
負け惜しみなのか勝利の言葉なのかはわからない。
彼はどこか遠くで誰かを見てきたから、
出来杉英才と女性の結婚を見届けたのだろう
つづく
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