ブルーシャムロック

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6 月のキンナラ_03

2010-05-16 05:06:33 | 逆襲の藤隆
その夜、
はるかは、友輝に問いつめられてばっかりだった。
「どーだったか・・・。例のこと・・・。」
はるかは面倒くさがって
「別に、別に。」
の一点張りだった。
「俺はなんだか恥ずかしかったし、変な感じだった。」
友輝のでかい聲の回答。
「そう。私も同じよ。まあ、年を重ねればやるのかもしれない。」
はるかは、まじまじと弟を見た。
「俺が・・・。」
友輝は信じられないようだった。
「信じられないかもしれないけれども、また逹彌きゅんとそれを・・。」
はるかが言った。
「解った・・・。もう言うな・・・。」
友輝はあわてていた。
つけっぱなしにしていたRadio からNEWS がこぼれる。
「依然として長州を軍事占領している東北連邦軍は、撤退の兆しを見せません。
占領軍の小野寺司令官は・・・。」
ラジオを聞きながらはるかは考えていた。
「明日の朝、逹彌君と何を話そうかな・・。」
つづく
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