【折々の花だより】

”季節の花だより”
花たちとの出会いを楽しんでます

広布山 本満寺(こうふざん ほんまんじ)

2023-03-26 | 花だより
本山 本満寺
正式名称を 広宣流布山(こうせんるふざん) 本願満足寺といいます。
広宣流布(こうせんるふ)は、法華経の教えを広く宣(の)べて流布することで、略して広布(こうふ)ともいいます 。

京都市上京区今出川にあります。
3月24日出かけてきました。




(パンフレットより)


室町時代、応永17(1410)年に創建。
天文5(1536)年の宗派間の紛争(天文法難)により大阪堺へ避難するが、天文8(1539)年には現在の地に移建し、後奈良天皇の勅願寺となり栄えました。
宝暦元(1751)年に8代将軍徳川吉宗の病気平癒祈願し、大きく効果があったとされ、それ以来
将軍家の祈願所になりました。
本尊は十界大曼陀羅。
築地塀に囲まれた境内に本堂、方丈、鐘楼などの諸堂が整備され、それを囲むようにして4つの
塔頭寺院、境内奥に墓地があります。
境内墓地には山中鹿之助(尼子十勇士)の墓が、本堂脇には徳川家康の次男・秀康の正室、
蓮乗院石廟があります。


=三門=(重要文化財)


=妙見宮=


本満寺は京都市内の十二支の方角の寺院に祀られた妙見大菩薩「洛陽十二支妙見めぐり」の丑(北北東)にあたり、霊験あらたかな「出町の妙見さん」として開運・厄除・招福を祈願する多くの人々が訪れています。
「妙見さん」と呼ばれる妙見大菩薩は、北極星、北斗七星を神格化した菩薩であり、諸星の王として宇宙万物の運気を司どり支配される菩薩と言われています。


山門をくぐると方丈の前に・・・
=しだれ桜=

円山公園に咲く有名なしだれ桜「祇園枝垂れ」の姉妹桜で、京都でもかなり早く開花します。
樹齢90年。















妙見宮から見た、しだれ桜


=鐘楼=










本堂、南門方面へ。





=本堂=

 
    南東から。

    
<扁額>

「廣布山」日蓮遺文よりの写し。花押は日蓮。


=南門=



境内の様子
  











洛陽十二支妙見めぐり(らくようじゅうにしみょうけんめぐり)は、京都府京都市にある妙見大菩薩を祀る十二箇所の寺院からなる霊場。 京都御所・紫宸殿を中心に十二支の方角に祀られた妙見宮から構成されています。

子(北) 善行院 西陣の妙見宮
丑(北北東) 本満寺 本満寺の妙見宮本山
寅(東北東) 道入寺 修学院の妙見さん
卯(東) 霊鑑寺 鹿ケ谷の妙見さん
辰(東南東) 満願寺 岡崎の妙見さん
巳(南南東) 日體寺 清水の鎮宅妙見宮
午(南) 本教寺 伏見大手筋の妙見さん
未(南南西) 法華寺 未の方の妙見さん
申(西南西) 慈雲寺 島原の妙見さん
酉(西) 常寂光寺 小倉山の妙見宮
戌(西北西) 三宝寺 鳴滝の妙見宮
亥(北北西) 圓成寺 鷹峯の岩戸妙見宮


=御朱印=



雨上がりで曇天、散りかけていて少し残念でした。
説明文は公式サイトを参考にしました。

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