【折々の花だより】

”季節の花だより”
花たちとの出会いを楽しんでます

神童寺

2023-01-27 | デジカメ紀行
神童寺
京都府木津川市山城町神童寺不晴谷。
京都から伊勢に向かう伊賀街道ぞいにあります。

596年に聖徳太子が開いた寺と言われ、その当時は大観世音教寺と称していました。その後、寺号を神童寺と改め、山岳修験の道場として栄えました。
付近の山一帯に26坊があったとも言われ、奈良(大和)の吉野山に対して、北吉野山と号したとも言われています。その後兵火によって全山が焼失し、室町時代の1406年(応永13年)に本堂(重要文化財)は再建されました。

<山門>










1868年(明治元年)に興福寺(こうふくじ)の塔頭(たっちゅう)・一乗院(いちじょういん)から表門が移されたとも言われています。


山門の正面に室町時代に再建された「本堂」(重文)、右手に庫裏があり、本堂上の高台に収蔵庫という配置となっています。


<本堂>

本堂は桁行三間・梁間四間 寄棟造の本瓦葺。
室町時代の1406年(応永13年)に興福寺(こうふくじ)・官務懐乗が再建したと言われています。
山岳仏教である修験道(しゅげんどう)の本尊である蔵王権現像(ざおうごんげんぞう)、前鬼・後鬼の三尊像が祀られています。蔵王堂とも言われています。


本堂脇には鎌倉時代の「十三重石塔」が残されています



<鐘楼>


山内に桜とミツバツツジが植えられ、桜とミツバツツジ・本堂・地蔵堂・十三重塔・鐘楼などの光景が美しいと言われています。
ミツバツツジは明治時代に住職らが植えたとも言われ、鐘楼までの約70メートルがミツバツツジの散策コースになっています。





<収蔵庫>

1968年建立

護摩行を行うスペースもあります。
数多くの藤原期の仏像が残されており、阿弥陀如来坐像、愛染明王坐像、不動明王立像、毘沙門天立像、日光菩薩立像、月光菩薩立像の6体は、重要文化財に指定されています。

天に弓を射る天弓愛染明王坐像

(木津川市hpより)




収蔵庫の前から本堂を見下ろしたところ。山中に民家が続いています。


説明文は木津川市hp等を参考にしました。
写真は2022年4月16日に訪れた時のものです。

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